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8.

 白鳥佳澄がクラスメイトの一人になってからもう3週間が過ぎただろうか。2年生の各教室を結ぶ廊下には掲示板があるのだが、そこに中間テストの結果が張り出されていた。上から順にテストの総合点が高い者の名前が並んでいる。僕は自分の名前が8番目にあるのを見つける。

「遼、僕8位だったよ」

「相変わらずすげえな。俺は36」

遼も少し嬉しそうだ。1年の時から少し上がっているからだろう。

「お前に勉強教えてもらったおかげかもな」

「いや、全然そんなことないよ」

僕はかなりの頻度で彼の家にお邪魔させてもらい共に勉強したのだが特段遼に教えることは無かった。それでも一人では中々進まないテスト勉強がよく捗ったことが今回の順位に繋がったのかもしれない。

「それより白鳥さんの順位見ろよ」

遼に言われて掲示板を見る。先程自分の名前を探した時には20位くらいから上に向かって探していったので気が付かなかったが僕の名前の三つ上に彼女の名前があった。

「5位か、凄いね」

「顔も可愛いのに頭も良いのな」

周りの生徒も彼女の話をしているようだ。

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