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18;魔族と魔王候補

「龍達には伝達しておいたから、魔族と戦争は避けたいが、負けることは無いので問題ない、俺の友人なら歓迎するってさ」

感謝するルミナスを置いて、ハルト達はアンデッドの森を後にする



「でもさ、なんでルミナスさらわれたの?苛めるために?可笑しいと思う」


「ルミナスが覚醒したら、困ることをしっているからさ、次代の魔王候補だからな」

「え?そうなの?そんな風に見えないけど」


「もう50年もすれば、能力開花するから、今から自分たちの思う通りになるようにしておきたかったんだろう?バンパイヤが魔王になるのは初めてになるからな、政治的なもんだよ、次は現魔王関係者が廃除しにくる可能性がある、」


「え~ヤバい奴だったんだ、」

「力だけで言えばな、性格はそう変わらないさ、あれが魔王になれば平和になるかもな、でもあいつは望まないだろうな」

「そうね、このままでいてほしいわ」

死霊騎士といちゃつくルミナスを想像しながら、思いに更ける。


花音が手先で浄化魔法を光に変えて遊んでいる


「・・・・浄化するなよ・・・」

「しないわよ!あのままハルトに興味なくて、おっとりしたままでいたらね」

「・・・・・」


「でもこのままにしとくの?何か企んでいるでしょう?ハルト」

之奈が言う

「ハルトの事だから、現魔王を排除して自分がなるって言い出しそうだな」

「ええ~やだ!魔王城なんて不浄悪意の巣窟じゃん!住めないよ私」

花音がそんなことを言う


「俺はこれでも人間だぞ!流石に人間は魔王になれないかな?」


「で、誰を魔王に据えるの?」

之奈が言う

「お見通しか、召喚獣を魔王にする」


「おお!それ良いね!ハルトの召喚獣!今度は何を召喚するの?」


「死霊騎士の時は力を抑えて召喚したから100レベ位だが、今度は手加減無で世界最強のを召喚する」


「フェンリルはどう?

歴代魔王で唯一、人間や獣人達と良い関係を結んだって、歴史で習ったわ、2800年くらい前の話だけど」

花音が言う


「その魔王は転生者だ」

「ルシフ?貴方の管轄に成る前よね?」

花音が不思議そうに言う


「その魔王、自分の世界に力ずくで帰った時に、前の管理者が行方不明になった」

「そんなこと、何で知ってるの?」

「手助けしたの僕だから」


「!また、お前のせいか!」

拳を上げるハルト


「まて!悪気は無かったんだあの時は、帰りたい帰りたいって懇願してくる声が聞こえて、でも世界の重要人物だから、世界に囚われていて・・・・だから無理やり剥がした・・・そしたら世界が少し歪んだんだ」


「それで、前の管理者、帰れなくなったのか・・・・」


「その後、世界が歪んだまま不幸要素が蔓延して面白いことに!楽しかったな~<ドコッ!>」

ルシフは殴られて気絶した。


「本当にろくでもないやつねこいつ!・・・魔王を誰かに譲って、モブになってからなら、歪まなかったのにな、前の管理者は返す準備してた形跡があるらしいぞ」


「こいつのせいか・・・全て・・」

之奈は溶解液の球体を作るとその中にルシフを入れた


「ちょっとそれは・・・」

花音が嫌な顔をする、表面が解けていくルシフ、


「グエッギャー出して~」

気がついたルシフが球体の中で苦しみながら叫ぶ


べちゃっ

溶解液から下に落ちて、また白目むいて気絶するルシフ


「うわっ骨見えてるよ・・・でも自己治癒早いね・・・」

「もう一回やっとく?」

「「「もう止めてやれ」」」

さすがにルシフに同情する3人だった。



あきらの眷属のさらにその下僕に魔王城を探らせると、ちょうど浄化結界の中の破壊されたバンパイヤの城の話がされていた。



「こんなことも出来るのね、監視カメラみたい」

霊魂の魔物から送られてくる映像と声



「こいつら、かなりビビってわね」

之奈が言ううと

「まあ、自分らも近づけない場所って自分の力に自信があればあるほど恐怖だろな」

あきらが可愛そうな顔をする。


「準備出来たぞ」

「凄い細かい魔法陣、本気度が伺えるわね」

花音が感心していた


<召喚・フェンリル>


魔法陣から大きな狼が現れる


『マスターご命令を』


「凄い!レベル600!ちょっとやり過ぎじゃない?」

「花音、世界の支配者ならこれくらいないとダメじゃない?」

「世界の支配者って」

「そのつもりだろ?ハルト」


「まね、フェンリルに名前を”エルンスト・カジミール”」

『ありがとうございます、マスターの期待に応えられるよう精進致します』


「なんかね、ハルトの召喚獣ってなんでこんなに礼儀正しいの?」

「イメージは武士だからな」

「それに、魔法が全属性、光魔法使えるから、私の浄化魔法効かないし、それこそ世界最強の聖者じゃん」

「称号に<慈愛の父>って・・・魔族じゃないよこれは・・・・」


「慈愛で魔族を救ってもらい、世界の調整役をしてもらう、同盟を結んで平和をっと思ってるけど時間掛かるな、ま、俺らもレベル上がってそこそこ長寿になったから、時間はあるさ協力して世界平和目指そうぜ」


「そうね、とりあえず!魔王討伐しましょうか!?」


一向は魔王城を目指した。







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