表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/5

西郷サァ#3

ところで、だいぶ話がそれてしまいますが、、

日本史上、西郷隆盛ほど万人に愛された人がいるでしょうか。

味方はもちろん、敵にすら愛される。

(徳がある人)と言う極めて曖昧な表現を具現化すると、

西郷さんのような人になるのかもしれませんね。

自分も西郷さんのことが、好きで、もっと知りたくて、いろいろ見たり聞いたりしました。

しかし、矛盾してるようですが、西郷さんという人は知れば知るほど、

よく分からなくなってしまう困った人です(笑)

軍人なのか、革命家なのか、はたまた芸術家なのか。。

結局、西郷さんの魅力はよく言われるように、実際に会った人にしか分からないのかもしれません。

しかし、ありがたいことに、さまざまなエピソードが語られているため、

その温度をかろうじて感じることができます。

以下にいくつかエピソードあげておきますので、興味のある方はよかったら読んでみて下さい。




西郷は,食事について,塩加減の良し悪しなど一切触れず、

料理してくれた人を責めることはなかった。

ある日、仕事の都合で夜明け前に朝食を済ませ、

出かけなければならなかった。


後で起きた弟が朝食を食べると、みそ汁が「だし汁」だけで、

中に味噌も塩気もない。

まかないのおばあさんを責めると、


「あれ,これはすみません。今朝はだんなさんが早くお出かけで、暗くて、ついお味噌を入れるのを忘れてしまいました」

「兄さんはどうしてた」

「はい、だんな様は、これはうまいとおっしゃって、二杯も召し上がりました」 

                 (「大西郷の逸話(いつわ)」 西田実より)




維新後のある日,会議に出席するはずの西郷がいつまでたっても来ない。

そこで木戸孝允が使いを出して「すぐ出席を」と催促した。

その時西郷は,自宅で素っ裸になって,巨体に筆をとって一生懸命字を書いていた。

使いが「お早くどうぞ」と促すと,

「ああ今,着物がない。あの縁側の先に干した

 浴衣(ゆかた)が乾くまで待ってもらいたい。」

と答えた。

  

使いから西郷の返事を聞いた木戸は,仕方なく自分の着物を持たせる。

しばらくして,木戸の服を着た西郷がやって来た。

皆が西郷の遅刻を責めると,西郷は,


「木戸さんの着物はこれ,こんなに短い。」


と,大きな体をゆり動かし,笑みを浮かべながら答えたという。


そして,とうとう着物を木戸に返さず,いつもその短い着物を着用していた…       

                  (「大西郷の逸話」 西田実より)





追伸:先ほど、話別アクセス解析の存在を知りました。

ちなみに4話まで見てくれた人がなんと2人(笑)

その内の1人が自分だとして…どなたか存じませんがありがとうございます。

もしも、同じサイトに登録している方でしたら

ぜひ作品のコードを残しておいて下さい。私の方からも訪問させていただきますので。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ