第三球 実栄にて。
この次の回で普段編は終わり。
練習編へはいるよ!
「ぁぁ・・・。」
頭を抱える健。
「迷子になっちゃったぁ〜〜!!」
どんだけ子供なんですか。アナタ。
**さかのぼるほど10分**
「着いたぁ〜!」
雄太が嬉しそうにそこらじゅう走りまくる。
野球部は(マネージャーも)、巨大スーパー 実栄に来ていた。
目的は、野球部結成の記念と、打順決めであった。
すると、そんな目的忘れたように準が、「俺、お腹すいたぁ!」と
いって中へ走っていった。
「俺も行く!」と雄太と賢一、健介も続く。
「あ・・・まって・・・・。」
と高橋がとめたときにはもう遅かった。
「あ〜〜あ。これだからめんどかったんだよ。」
称はすでにつかれている。
「探しにいこぉ・・・。」
健のその一言で皆は、あるきだした。
きょろきょろとあたりをみわたす留美。
どうやら、留美は服が欲しいようだ。
「ちょっと、皆!先いってて!服見てくる!」
留美は、服屋へはしっていった。
その時、
どどどどどどどどどどどどどど!
あとすこしで始まるバーゲン目当てのおばちゃん達が
健たちの目の前を通りすぎた。
その最強おばちゃん軍団の波にあっさりのみこまれた
健は、バーゲン会場へ運ばれていった。
「ああぁっぁぁぁあ!」
そして現在にいたる。
「どうしよぉおぉお!!?」
パニック状態の健。
**雄太達方面**
「ねぇ、ゲーセンいかね!?」
雄太が提案する。
「バッティングゲームあるよ!」
「いーなそれ!!」
「メダルゲームあるかな!?」
準と賢一と健介も賛成だ。
そして四人は、ゲームセンターへ向かっていった。
**紺、称、高橋、まずさ方面**
「・・・・・なんであいつら。」疲れた様子で紺は言う。
「・・・・・。」
「だからめんどいんだって!まったく!」
「ふぅ、あの人たちの事ですから、ゲームセンターへ
いってますよ。」
高橋がなぐさめる。
「そうだな・・・・。」
**健方面**
「っででで電話!」
ピピピピ!準へ電話をする健。
「もしも〜し!健?」
「あ、うん。」
「おれら、ゲーセンいるんさ。来なよー。」
「わかった・・・。」
ツーツーツー・・・
「ゲーセン!・・・・ってどこ?」
なんとか、ゲームセンターについた健。
そこには、高橋らと合流した雄太の姿があった。
「ぉお〜い健!こっちこっち!」
雄太が呼び寄せる。
「今からな、みんなでプリクラ撮りたいんだけどな。」
「ぷり・・・?」
賢一が指差したさきには、こう書いてあった。
〔男性の方だけでは撮らないでください。女の子限定。〕
とかいてあった。
「!!おれにいい考えがある。」
とだけいって、雄太は走り出した。
雄太君どこいったんだろ・・・・。健はきょとんとしていた。
前紀 雄太
所属 阿ノ宮高校 1−C
性格 明るい。
誕生日 五月五日
血液型 O
背番号1 打順未定 ピッチャー
家族構成 母、父、兄