プロローグ《待ちうける恐怖と安心》
「んん、ふぁー...よく寝た。
今何時ー?て、ここどこおおお?!!?!!」
目を覚ますとそこは私の部屋ではなく
見知らぬ地
どこなんだろうか、ここは....
すると横から
「お、やっと起きたか
お前起きるの遅すぎ俺を待たせ過ぎ」
「へ、あわはこんぬ??!んつ?!」
私のもっているtabletが喋り出すとは思わずつい変な声を出してしまったではないか!!
「何喋ってるかわからねぇ...ブハッ
笑ってる場合じゃねぇ...でもブホッフハヒ」
「フハヒって何よ...てか、ここどこなの?あんた誰なの?ちょっとおおお」
「おま...昨日のこと忘れたのか?」
「昨日?...昨日、昨日。昨日は確か
えーと、」
━━━━━━
ピピッピピッ
朝だぞー起きないとコツんの刑だぞっ☆
いいのか?しちゃうぞっ☆ピコピコピコ...ゴツンっ!!
「つぅーっ...いったぁ...もう、ほんとこの目覚ましやだなにがコツんの刑だよこの野郎、思いっきりゴツンっていったぞ?!はぁ....。」
真守 里咲 17歳ごく普通な女子高生...とは違って高校中退したごく普通なニートです。まぁ、あまりつっこまないでください
私の日課は
PCにむかい仕事...ではなく
ホモを描くことキリリッ
そして、一日中ゴロゴロすることだ
「はぁ、このひとときが私の幸せハァハァ
将来私はBL漫画家になり!そして出版し!世の中の女子を1に腐2に腐3に腐、トリプル腐することなのよ!!!おっといけないよだれが....」
「里咲ー、里咲ーっり、さ!!」
「は、はい!!わわわ、お母さんが呼んでるううううなにー?!」
「里咲宛の贈り物届いてるわよー」
贈り物?なんだろう...まずこんな私にそんな贈り物を送ってくれる人がいるのだろうか
まさか、私の描いた漫画を見てくれているファンからの贈り物とか?!
ルンルン気分で階段をおりていく
おっくりものおっくりものー
なんだろーなー....
階段をおりてすぐに父と目が合った
「...ゴホン」
「おはようございます......」
父は私が高校を中退した日からあまり会話をしなくなった
まぁ、高校の話は今はあんまりしたくないかな
「あ、里咲ーついでに朝ごはん食べちゃいなさい?」
母がトーストをテーブルにおいた
「ん、朝ごはん二階で食べてもいい?ちゃんと食器洗うからさ」
「もう、しょーがないわねぇ。」
「ありがと!贈り物ってこの箱だよね?朝ごはんと一緒に二階に持ってくよーん」
階段をかけあがりニヤける
なにが、はいってるんだろーな。
結構重たい
「ちゃんと、食器洗いなさいよー?」
「ハーイ!」
なんだろうわくわくするーうひょっ
さっそく
机に向かい箱を開ける
「え、タブレット?」
私は目をまん丸く大きくあけながら
数秒フリーズ
そして大きく息を吐いてー、吸って
そのタブレットに触れた...とたんパッと電源がついた
「うお、びっくりした...最近のタブレットって触れたら電源がつくのねぇ」
「ぃ...そ...な」
「ん?」
「おい、そこの女」
「....」
またしても目をまん丸く大きく開き
続いて口まで大きく...
そして数秒フリーズ
息を吸って、吸って吸って吸って
「ふぁッ?!?!ゲホッゲホゲホゲッホオェエ」
「オェって...お前面白いなブハッ」
「だだだだだだだだだってええええ
た、タブレットが喋ったぁあ」
いや、待てこれは私の見ている夢であってこの少年はそのうちホモホモムード満載でカムバックひてきてゲホッ
そのうちイケメン青年が
【おいで、ハニー】とかいって
【あん♡ダーリン待って】ていう展開が待ち構えているはずだ!!!うん!!
「なにが待ち構えているはずだだって?」
「え、声漏れてた?いやー、ホモ展開というそのですねゴニョゴニョ」
「あるわけねぇーよあほが」
「え、ないの...?
じゃなくて、てことはこれって現実?え、夢...じゃないの?」
おもいっきりほっぺをつねってみた...うん、痛い。
やらなきゃよかった
「ちげーよ、そんでもって今日からお前と俺の命はリンクしてるからな?」
「へ?」
「お前、コノ端末に触れたよな?それが俺とお前が命をリンクさせますよっていうサインがわりになるんだ。
ちゃんと説明書にも書いてあっただろう?」
「へ、へぇー...そ...そうなんですか。
て、え?は、い??!てか...説明書どこよ。」
「この端末の下」
「タブレットのしたにあったら触れなきゃ読めないじゃない詐欺だぁぁあ」
「まぁ、細かいことは気にするな」
「気にするっつーの!そ、そんで?」
「つまり、だな
説明すると長くなるが聞くか?」
「きききききき、聞きます」
「まず
俺の自己紹介からだな
俺はクオン・ルカイア
ちなみに日本の名前はだな龍ケ崎 久遠,だ」
名前二つあるんだ(白目)
「そして
だなここから本題だ
なぜタブレットが配られたか
そしてこれからまちうけている
ゲームのルールを教えよう
ある組織がだな
この世にたくさん
生きていても無駄な人や
生きたくないとのぞむ人
を殺しちゃおうというプロジェクトをはじめ出したんだ
だがそれを
『面白くないね殺すなら普通に殺すんじゃなくて
もっと楽しもうよ
しかも、ニートだってまだ生きていたいって思う人もいるわけだしさ
なんかそれってさ可哀想…じゃない?
もっと命の選択をあげてもいいと思うんだよね』
とか言う奴がでてきたんだ
まぁそいつがこの端末を作ったやつだ
そしてこの端末の中の世界には敵がいるんだ...まぁ悪魔やらなんやらの敵だがな
そいつらに俺が殺されれば君も殺されるという
仕組みになっている
そしてこの端末を持たないまま
サイトでここのゲームを
はじめると死ぬ
よかったなタブレット持たずに
そのサイトを開いて遊ばなくて
そして
なぜここに俺がいるか
それは敵と戦うためだ
君が戦う訳じゃねぇよ?
俺が戦うの
ほらちょいと歩いてみ?」
私が一歩、歩いてみるとタブレットの中の少年も歩き出した
「俺がその敵まで行くには
お前の力が必要なんだこのまま
死にたくねぇだろ?」
「うん...まだ生きていたい」
「なら
戦うぞ
今日の夜ねむりについたらそこは戦場だ覚えとけよ?
ステージはさまざまショッピングモールであったり遊園地であったりお前は歩けばいいだけだ
そして
このゲームをやるプレーヤーはお前だけじゃないことを忘れんなよ?
人数を少なくしようと敵ではなく
プレーヤー同士で戦うときもあるし
みかたになってグループを作り一緒に敵を倒すこともできる
ステージごとにラスボスのところまで行き
ラスボスを倒せばゲームクリアだそして次のステージに行く
このゲームから抜け出すには最後のラスボスを倒さなきゃならねぇ
まぁ、簡単に言うリアルなRPGゲームだお店とかもあるしな
俺がお前の命預かったからには
俺はお前を守る、から安心しな」
「ありがとう ....つまり眠りにつくまでは何も怒らないんだよね?」
「あぁ。」
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