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私のニーソに恋をしなさい!   作者: 霄蜀
彼女と俺の出会い
1/1

0話 俺と彼女が出会ったとき。

 因みに僕は、ニーソもハイソも大好きです。

  くだらなーい、小説楽しんでいただけると、メシウマです。

 俺と、彼女... 十河ソガ花梅アヤメは多分、生まれ変わっても必ず敵同士の関係だと思う。

なぜならアイツは、犬と猿よりも、蛇とマングースよりも、ずっとずっと仲が悪い。

そりゃあもう、驚く程に。

 さっきから仲が悪いとしか言っていない気がするが、それは今の俺にとっちゃどうだっていいのだ。


 あいつとの出会いは、1週間前、そうまだ1週間前なのだ。


  ◎



 4月。そう、それは新入生がやってきて、俺らが高校2年になる季節。

 高校生活にはもうすっかり慣れて、本を読みながら授業を受けてもなんとなく内容が頭に入る。

これは俺の特技でもあるが、1年の頃はかなり大変だった。(友達が言うには聖徳太子だそうだ)

 今も、新米教師の 丹葉アカハ爽一郎ソウイチロウの話を、大事な部分だけ。

主に、今年からは女子の靴下が、ハイソとニーソの両方が着用可能になったことや、マット運動は男女混合でやるとか、主に重要な話が俺の頭をぐるぐる回っている。

 あ、ちなみに俺はハイソの方が好みだ。だって、あの太ももがしっかり出ているところが好きだ。

ニーソは、角度によってはまったくもって聖域を見れないところもあるのだ。残念。

 ニーソは邪道。


 そんなことはどうだっていい、てか俺の好みを公開してどうする。

 俺はそのまま『俺の青春はスカートの中に!』 と言うなんとも親近感が沸く題名の小説を見ていた。

主人公が突如女子生徒のスカートの中を見れる能力を獲得したというなんとも裏山な場面なのだ。

 いいなー、すんげぇ羨ましい。なにそれ、なんなのそのハイテクな能力。


 俺はそのまま爽ちゃん(勝手にあだ名をつけました)の話を大事な部分だけ耳に入れて、

ぽかぽかの日差しに当てられ、一番後ろの窓の席で睡眠学習に入る体制をとっていた。


 暖かいく、優しい時間はそこで終わりだった。


「えー、転入生を紹介する、十河ソガ花梅アヤメだ、自己紹介」


「はじめまして、花梅です....ハッキリ言うと男が苦手..いやッ!不潔だと思いますわッ!」


 その瞬間、この教室の気温が一気に氷点下までに下がったと思う。

 なんなんだこの女、ハ○ヒじゃないんだぞ?

花梅という女、見た目良し、脚良し、声良し、頭も良さげ。多分今の言葉がなかったら男子たちにモテモテなんだろう、‘今の言葉’が無ければ。


 「あー、花梅さんは、あいている席にどうぞ」


 えっ、ちょっとまって。 空いている席って俺の隣じゃね? 

 いや、マジで嫌なんですけど、あんな高飛車系お嬢様なんて俺の範囲外なんですけども。

本当に、俺の隣なの?俺の隣は先月から引きこもってる岡山さんじゃなくって? てか岡山って誰だよ。


 「お、男の隣じゃないですの!? 私、そこのおかっぱっ娘がいいですわ」


 おかっぱ娘って。 てか、見事に自分のことをわたくしって呼んでるよ。マジでお嬢様じゃねぇか。


 「まぁー、あいつは基本的にストライクゾーンの女性としか関わりを持たない。てゆうか、二次元限定だったはずだ。てかあいつはニーソ女子には興味がない、安心しろ」


 「今たったここで、不安度がすっごい上がりましたわッ!」


 俺の趣味を暴露すんじゃない、この野郎、あほんだら。


 「まぁ、とりあえず、そこに座れ」


 おれこそ願い下げだよ、あんな女。 誰がお前なんかを好き好んで俺の範囲に入れなければならないのだ。


 はぁ、俺はため息をつく。 あ、何かこれ格好良い。

 何なんだこの女は、いい点は、顔、声、頭(良く分らんが良さそう)だけだな。

欠点は、ニーソ。 そう、ニーソ。大事なことだから2回言います。

続きに、性格、初対面の俺でも分かるわ。こいつの精神は異常である。こんなに大勢の目の前で堂々と男が嫌い。と叫べる奴はなかなか居ないと俺は思う。うん。


 「はぁ... 何で私がこんな不潔なオタク糞野郎の隣なんですの?」


 おい。 色々ツッコミたい所があるが、今は無視しておこう。

 ‘オタク糞野郎’ だとぉ!? 俺はオタクじゃあないッ! 何を言っているんだッ!

とゆう言葉を飲み込んで、彼女...花梅さんの方を向いて、


 「よろしくねッ、花梅さん!」


 今までにない最高で最強で最凶な笑顔を彼女にくれてやった。


 これが彼女との出会いである。(笑)

 

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