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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

最後の晩餐

作者: のの

「今日が最後の晩餐なら何を食べたい?」

私は何の気なしに適当に聞いた質問だった。

うーん。と考え出したかと思えば友人は俯いて泣きだした。

私はそんな泣くに到る質問をした覚えはない。焦った私は教室から空き教室に連れ出した。手をとったら大人しく着いてきてくれた。

「一旦座ろっか。どうしたの?なにか私嫌なこと言っちゃった?ごめんね。」

友人の頭を撫でながら私がそう言うと友人は首を横に振り椅子に座った。

友人が黙りこくって5分ほど経ったが泣き続けていて話をしてくれる気配がないので少し暇になった私は自分が話すことにした。

「最後の晩餐なんて聞いてごめんね?死んで欲しいとか思って言ったわけじゃないからね。ただ雑談だったんよ。ごめんね」

私が話し終わると友人は小さくふふっと笑った。

「やっぱり。」

友人は小声でそう言ったかと思えば私を床に飛ばした。

「いたたた。どうしたの、けが、ない?大丈夫?」

何故私を床に飛ばしたか気になるが友人も私に倒れ込んでいたので心配が勝ち、そう聞くと友人は泣いた赤い目で満足そうに微笑んだ。

「うん、大丈夫、私、ほんとはね、死にたかったの、今日、死のうと思ってたの。」

友人は私の上に乗ったままそう言った。私はなんと答えればいいかわからなかった。すると友人は口を開いた

「そしたら、皐月が最後の晩餐を聞いてきたからびっくりしたの。」

友人がそこまで追い詰められていたことなんて一切知らなかった私はたじろぎすぎていた。

同時に変な事は言うもんじゃないなと反省した。

「ごめん。変な事聞いたね。どうして死にたいの?」

私は落ち着いてそう聞いた。

「私、女の子が好きなんだ。」

友人はそう言った。

「うん。」

私はそう相槌をうつと友人は黙ってしまった。

何か私まずいこと言ったか?まだ話に続きがあると思ったがこれが死にたい理由なのか?

沈黙に耐えきれず私は口を開いた。

「うん?女の子が好きだから死にたいの?」

私がそう聞くと友人はまた泣き出してしまった。

「わあわあ、ごめんね。まじでごめん。また私無神経だった?」

私が1人でわあわあしていると友人は首を横に振った。

「でも、皐月は私の彼女になってくれはしないでしょ。」

友人は頬に涙を流しながらそう言った。

「うーん。彼女が欲しいから死にたいの?」

「皐月は、簡単に言うけど、そんな簡単じゃないんだよ。」

「いや、今の時代なら大丈夫だよ。インターネットがあるから。出会えるよ。」

「世間が変に見るでしょう。」

「世間が気になるなら言わなかったらいい。言わなきゃわかんないからね。法に触れている訳でもないんだし、別に大丈夫だよ。」

「ねぇ、皐月、付き合ってよ。お願い、」

弱々しく友人はそう言った。

「私、結のこと恋愛対象として見たこと無かったけどお試しでいいなら付き合うけど、それでもいいの?ノリだよ?こんなの。」

「うん、」

「じゃあ付き合おっか。結可愛いんだからもっと良い人と付き合えると思うけど結が言ったんだからね。ごめんね、もう泣かなくても大丈夫でしょう?おいで。」

私はそう言い結を引き寄せた。

「だいすき。」

結は少し掠れた声でそう言った。

正直こんなつもりじゃなかったです。

なんかいつも思った通り書けないですね。

幽霊に誘われて死なないかなと思い1人で心霊スポットに行ったのですが何も無かったです。

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