永続転生記 主要登場人物 随時更新
色々とネタバレも有ります。
・坂月 菊理 (さかづき くくり)
身長155cm
魔法適正 全属性
魔法光の色 赤→極光(人によっては虹とも)
髪 黒
瞳 黒
本作品の主人公。基本的に菊理の視線で物語は進む。
名前は『人との縁が切れて困った事にならないように姫神に守られなさい』と母方の祖母に付けられた。
転生した世界の影響で性格にブレが有る。基本的には無口無愛想無表情。よく見ると表情は変わっているらしい。
周囲への興味関心が薄いが、自分にしか興味がないというナルシストでもない。人嫌いなだけ。転生の旅の過程で人嫌いが悪化。
どの世界でも、血の繋がった家族が与えられない為、毎回悩んでおり、家族と言うものに憧れがあった。得られない為、これも人嫌いの原因となっている。転生前から家族仲が悪かったらしい。
転生前の家族関係と転生の旅の途中の家族関係が原因で、片親繋がりの兄弟姉妹であっても『義理の兄弟姉妹』と認識するようになる。
ペドロ曰く『鬱病寸前』の状態で『よく自殺しなかったな』と感心されるほど。当の本人は『思い付きで遺書らしきものを書いたら、サイコなものが出来上がった為、自殺は踏み止まれた』と言ったらドン引きされる。
とある世界での出来事が原因で、自分の幸せを求めなくなった。
また、余り真面目にやっていない時の方が上手く行っているので、今後は少しはっちゃける事を決意。頭がおかしいと呼ばれないように気を付ける。
転生を何度か繰り返した後に、新たに『霊力』と言う、魔力とは違う力に目覚めた。設定過積載キャラになってしまったと嘆くが、色々と便利なので非常に悩んでいる。
とある世界で目的が果たせずに終わり、今後の人生に悩む。
容姿は自称平均。どこに転生しても顔立ちや髪と瞳の色はほぼ変わらない。
周囲からの評価は『平均より上で可愛い方だが幼く見える』と評され、猫のようとも言われ、同年代の女性を無差別に百人集めたら『十五位から二十位の間』に必ず入る程度には整った容姿をしている。
ただし、男性から五位圏内か、一位の女性と比べられる事が多く、更に媚びない性格なので罵られた経験も多かった。加えて、家族から慰められる事も無く、同母姉妹か異母姉妹と比べられて貶される事も多かった。これらの経験が原因で、己の容姿を平均的だと思っている。
保有する神性の影響で二十半ばを超えると老化が止まる。
服装も黒や紺などの保護色系や寒冷色系を好むが、とある人物曰くに『似合っていない』と言われ、とある別の人物からは『派手に着飾っている方が美人に見える』と言われる始末。それでもお気に入りは、簡易障壁にも成るケープ風な黒コート。袖口を反対側の肩にボタンで留めればマントにもなる。
元々パンツスタイル派だが、大腿部に武器を忍ばせる事が増えた結果、膝丈スカートを好むようになる。
モノづくりに関しては『量産品よりも、特注品』を好む。ただし、創っている最中に調子が出てくると、どこまでも突っ走るという業が出る。
ゲームと漫画ラノベを好むオタク。ただ、あれこれと手を出しているので、知識量は多い。元々、創る事は楽しいと思っていたので、天職を見てもがっかりしなかった。むしろ、好きなものが作れると喜ぶ。しかし、絵心と音楽の才能はなかった。転生の旅で楽器演奏と絵画の能力を得られたが、『出来る位に時間を得たんだな』と感慨深げにため息を吐いてしまう事も。
高い戦闘能力を誇るが、戦いの師匠曰く『武芸の才能はない。有るのは創り生み出す事だけ』らしい。その為気の遠くなるような戦闘経験を積んだ結果、現在に至る。
剣弓槍盾鉄扇と、大抵の武器は使用可能。銃火器も使用するが、火薬の調達状況によっては使用はしない。また、転生先の戦争状況を変えるような武器の譲渡は行わない。責任が取れないから。
味覚は鈍いが、甘いものが好き。料理の腕は転生前は普通だったが、転生の旅の最中で『食べたいものを食べる為に』腕を磨く。余裕が有ればレシピも公表する。
暇で時間と場所に余裕がある時は『ゲームや漫画で使用された魔法の再現』に研究と言う名目で勤しみ、いつか竜破斬を使いたいと妙な本音を駄々漏らす。ソース、ケチャップ、マヨネーズなどの調味料の作成に勤しむ。流石に味噌と醤油は作れなかった。
最近は基礎化粧品や髪や肌の手入れ用品も自作する。
とある世界で自分の状態について鑑定をしていた結果『被守護の加護(権力者)』と言う謎の加護(呪い?)を保有している事が発覚。
この加護は『保有しているものを保護し、時にストッパー的な役割を果たす人間を引き寄せる』と言うもの。これにより、王族と遭遇する機会が多い原因が判明。
加護を与えたのは本人曰く『恋愛脳女神』で、メタ的に言うのならば大当たりである。
恐ろしい事にその女神は『権力者だったらきちんと保護してくれるよね♪』と、因果と運命を歪めるレベルで権力者(主に王族)に好かれる加護(呪い)としてかけた。この加護の影響力は強く、川で流されていた男を拾ったら王子だった……そんな展開も発生する。
この呪いじみた加護の存在を知って菊理は頭を抱えた。
・ペドロ
身長208cm
髪 赤
瞳 茶
赤い髪に武人の様な体格の大男。褐色肌に髭面なので人によっては稀に熊に間違えられる。
転生前から現役の医者であったからか、医者である事にこだわる。
主要登場人物の中、最も遭遇しない男だが、単に他のメンバーを探さないのが原因。探すなら医者として活動していたいんだとか。
医者として活動し、暇が有れば医薬品の開発と研究に没頭する。どこの世界に転生してもぶれない男。
・ベネディクト
身長190cm
髪 銀
瞳 緑(翡翠色)
銀髪緑眼の中性的な容姿。
大酒飲み。かつて泥酔時に女装させられたので、泥酔するまでは飲まない。
車の運転技術はメンバー随一だが、スピード狂(もしくは暴走運転狂)の気が有るので車内はジェットコースターと化す。
ミレーユ曰く「首から上は美少女」。菊理曰く、「ブラック執事」
礼儀正しく、柔らかな物腰だが、良心はない。趣味は諜報と変装。
菊理曰く『口八丁で頭の回転も速く、交渉上手で、滅多な事ではボロは出さないのは、護衛の仕事で暗殺技術持ちである事を隠す為』何だとか。
・クラウス(二十歳)
身長186cm
髪 金
瞳 緑
朝昼晩三人前を平然と平らげる大食漢。気前のいい食べっぷりと輝く笑顔から食堂の看板娘やおばちゃんからの人気は高い。
見た目はいい美丈夫なのでかなりモテるが、付き合うもしくは結婚するなら『金髪巨乳天然な女性がいい』と笑顔で平然と言い放つ。それ以外の女性はお断り。好みではない女性と結婚するなら世界の果てまで逃げる事も辞さない。
ミレーユ曰く『金毛のホルスタイン以外に結婚相手がいなさそうね』
北欧出身だったからか、寒さに強い。
・ロン(十五歳)
身長180cm
髪 銀
瞳 青
正式名シャオロン。
一人称が僕。時々腹黒い。〇ャ〇ーズにスカウトされそうな、菊理曰く絶世の美形。ルシア曰く『男か女か分からん顔』らしい。
女性陣の中で菊理に最も懐いている。
ちなみに他の女性陣に懐かないのは、ギィード曰く『一周回ってまともな奴が菊理しかないのを本能的に感じ取った』から。
大家族の長男だったからか、兄や姉が欲しかったらしい。
菊理と会った時点で年の差が約二倍もあり、当時最年少だった為、皆の弟分と扱われる。
菊理が転生先で美形に遭遇しても相手の容姿に興味を持たないのは、ロンで見慣れているから。
・マルタ
身長166cm
髪 黒
瞳 青
本名マルゲリータ。マルタは洗礼名だが『憧れの聖女の洗礼名だから』とマルタ呼びを好む。
腰まである黒髪と青い瞳の女性。物腰柔らかで、丁寧な対応を心掛けている。
出会った当初は現役シスターだった事も有り、魔法を使用した後方支援をするように心掛けている。治癒魔法も使えるが使用率は少ない。
一見すると柔和にほほ笑む見目麗しい修道女だが、血の気が多く喧嘩っ早い。さり気なく毒を吐き、ボケ発言も多い。
手に持つ杖は拳の封印具扱いされている。活躍している出番は少ないが。
出会いとなったゲームでの天職が『重拳闘士』だったのは黒歴史。
趣味は料理。特技のボクシングは護身術にもなるからと両親から許可を貰って嗜んだ。
・ルシア
ミレーユの再従姉妹
身長154cm
髪 金
瞳 金
銀幕の美麗で華奢な少年、としか言いようのない容姿をしているが性別は女。そこらの男よりも男前で、何もせずとも並の騎士より絵になり、格好良いと言われる。スレンダーでパンツスタイルをこよなく愛する。胸部について指摘されると『余分なものが無くて素晴らしいだろう』と爽やかに言い返して剣で殴る。
健啖家でジャンクフードをこよなく愛し、作れる料理も肴なものが多い。
ミレーユとはメンチを切り合う仲。双子と勘違いされるほどによく似ている。それもそのはずで、転生前に『父方の祖母が、ミレーユの母方の祖母の生き別れの双子の姉妹だった』事が発覚。ミレーユと再従姉妹であった。
ちなみに祖母は大戦時、避難中に記憶をなくし、イギリスに流れ着いて結婚した、と言った経緯がありミレーユが再従姉妹である事は知らなかった。何の因果か、孫同士がネットゲームで知り合った。これが縁となり祖母同士が再会、ルシアの祖母は記憶を取り戻した。
・ミレーユ
ルシアの再従姉妹
身長165cm
髪 金
瞳 金
長い金髪と黄金色の瞳のグラマラスな体形の女性。
体の凹凸が有り、身長が十センチ程度伸びたルシアと言われれば納得出来る外見。本人にそれを言うとカットラスで殴られる。
ルシアとはメンチを切り合いキャットファイトまでする仲。
高笑いが似合う魔女系とも言われる程に魔法に関する技量も高く、魔法適正と技量はメンバー三番目に高い。剣よりも魔法の方が上手い。
炎属性の魔法をよく使うが、料理はサラダ以外作らせてはならない腕前。火を使うと高確率で失敗する。