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チューニの冒険  作者: 陶山雅司
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西谷での事件

 チューニが西谷近辺をうろついていると


 「キャー誰か助けて」


 と声がした


 見ると


 太った大男が女子高生の手を引っ張っていた


 チューニは近づいていき


 「やめろ」


 と言った


 そして大きな声で


 「皆さーん、犯罪者です」


 と言った


 だが


 周りの人は誰も立ち止まらない


 今は警察はいないのだ


 大男はチューニの胸ぐらをつかんだ


 「何だ、この野郎」


 が、次の瞬間


 大男の顔が引きつった


 「あんた、アクマ―デスの信者か」


 大男は言った


 「ああ」


 とチューニ


 「許しておいてやる」


 言いながら大男は下がった


 そしてくるりと背を向けて走っていった



 チューニのそばに女子高生が近づいてきた


 「ありがとうございます」


 と女子高生


 「あ、はい」


 とチューニ


 そして、アクマ―デスのペンダントを持って


 「これって、そんなにヤバいの」


 と聞いた


 「それ、相当ヤバいですよ」


 と女子高生は言った


 「君は怖くないの」


 とチューニは聞いた


 女子高生は色白で、髪が長くてかわいかった


 「助けてくれた恩人じゃないですか」


 と女子高生は言った


 「そうか」


 とチューニ


 そして女子高生に向かって


 「メタを手に入れる方法を知らないかな」


 と聞いた


 「私のはあげられません」


 と女子高生


 「いや、そういう意味じゃなくて」


 とチューニ


 「アクマ―デスの信者はメタを壊して回ってるんでしょ」


 と女子高生は言った


 「いや、連絡が取れなくて、困ってるんだ」


 とチューニ


 「連絡が取れたら、そのメタを壊すつもりなんでしょ」


 と女子高生


 「連絡できるのか」


 とチューニ


 「誰かのメタ番号を知ってるの」


 と女子高生


 「誰かのメタ番号を教えてくれ」


 とチューニ


 「もし教えなかったら、私をどうするつもり」


 と女子高生


 「助けたお返しに教えてくれ」


 とチューニ


 「助けたお返しに誰かのメタを売れと」


 と女子高生


 「誰でもいい、どんなヤバいやつでも」


 とチューニ


 「わかった、じゃあ、めっちゃヤバい人の教えるね」


 と女子高生


 チューニは教えてもらったメタ番号をペンダントに打った


 「もしもし」


 とチューニ


 「誰だ」


 と聞いたことのある声がした


 「チューニというものですが」


 とチューニ


 「何だ、チューニか」


 と声が言った


 「え、お父さん」


 とチューニ


 何と、出たのはチューニの父カビルだった


 



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