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チューニの冒険  作者: 陶山雅司
2/57

ショウ

 チューニとショウはファミレスに入った


 店員に案内された席に着く


 少し離れたところにいたおばさん集団が2人を見て


 「障碍者よ」「ずいぶん立派になったじゃない」


 と言い合った


 「とりあえず、ドリンクバーを二つください」


 とショウは店員に言った


 「かしこまりました」


 と店員


 「意味の話をしようよ」


 おばさんたちを意識したチューニが言った


 「うん、チューニは意味がないということに意味を感じているんだよね」


 とショウは言った


 「俺も本当は意味を感じたいんだけどね」


 とチューニ


 「コミュ力で俺に勝つんだろ」


 とショウ


 「勝つっていうのとは違うな、ショウには何も勝てないよ」


 とチューニは言った


 「理由もなく人の悪口言う人間ってなんでいるんだろうね、妬んでるのかな、暇なのかな」


 とショウが言った


 「ショウの方が今じゃ立派だからじゃね」


 とチューニはおばさんたちの方を見ながら言った


 「仕事のほうはどう」


 とチューニは聞いた


 「順調ですよ」


 とショウは言った


 「今度うちの会社で、障碍者用の福祉事業所をやるんだけど、僕はそこで


 障碍者のサポートをする仕事をすることになっている」


 とショウは言った


 「俺は仕事は無理」


 とチューニは言った


 「姪っ子が可愛いのが俺の生きがいだよ」


 とチューニは言った


 「いいじゃん」


 とショウ


 ショウはメニューを広げた


 「好きなもの頼んでいいよ、おごりますよ」


 とショウ


 「ありがとう、でもあんまり食欲ないんだ」


 とチューニは言った


 「僕はメチャメチャ食べるよ、これにしよう」


 とショウは言って店員を呼ぶボタンを押した





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