母親介護編
初投稿に近いです。誤字脱字などには気を付けてますがあると思いますので生暖かい目でご覧ください。
ある国のあるところの王族がおりました。
政略結婚にて早くに結婚した両親でしたが、政略結婚であったが故に互いの国の利益について、政治についてご両親は積極的に働かれており、なかなか子宝には恵まれませんでした。ですがようやく、高齢出産にて一人の女の子が生まれてきました。
娘は誰よりも純粋な心で真っ白に育って欲しいとの祈りを込めて白雪と名付けることにいたしました。
白雪はニックネームで姫の称号をつけられ、みんなからは白雪姫と呼ばれながら生活をしておりました。
白雪姫はすくすく成長していきました。白雪姫はご両親から有り余るお金と教育を受け、愛情を感じてご両親を愛して日々を過ごしておりました。周りの人々も白雪姫を大層、権力などを考えてかわいがっておりました。
しかし、白雪姫が10歳のときにお母さまがご病気で倒れられてしまいました。ご病気は末期にてもはや治療で完治する段階ではありませんでした。それでもその時の王様(旦那様)は白雪姫のお母さまのご存命を望まれ、点滴やら人工呼吸器などの延命治療に励みました。
その結果、白雪姫は愛するお母さまが弱りながら介護を必要とする状態なっているのを見続けてきました。王様の妻です。お后様は病院に入院されておりますが、権力やら立場やらがあって王様は病院で介護する人々にあれらやこれやらいろいろとクレームをつけておりました。そのクレームをたまたま聞いてしまった白雪姫は自分の家族が他の人に迷惑をかけるのはよくないと思い、率先してお母さまの介護を行うようになりました。しかし、王様の延命治療により苦しむお母さまはそうそうにはお亡くなりになりません。白雪姫は数年にもわたる介護生活を行ってきました。父親は白雪姫が介護に乗り出してきたためクレームを白雪姫に聞かれないようにいうため、白雪姫と距離をとって過ごしておりました。父親が距離をとっているとのことは薄々感じていた白雪姫でしたが、ここで自分が母親の介護から離れてしまえば父親はまた以前のように無理難題を吹っかけて、回りの人間を困らせると考えて母親の介護から離れることはできませんでした。母親の介護生活を支える一方で、母親から自分で考えて動ける力を身に付けなさいとの言葉、父親の無知であることなかれとの言葉から、勉学にも励んできておりました。
それから10年余り・・・
介護生活も終えた白雪姫はようやくお母様と勉学以外にも目を向ける余裕が生まれてきました。
お母さまもお亡くなりになり、親しい身内は父親である王様だけになりました。これからは父王とともに父が生活しているこの国の発展のため、貢献しようと考えておりました。そのため、父親に会いに行きました。
どういうことでしょうか?
自分がいない間に父親のそばに父親とほぼ同年代の女性がいるではないでしょうか。しかも笑顔で談笑しているではないか!自分がどれだけお母さまの介護で忙しかったのかこの父王はわかっているのでしょうか!怒りを爆発させるなら今だと思われます!と思い、二人の間に割り込もうと声をかけたところ、父王より先手を打たれてしまいました。
父王;「白雪姫よ、今度からこの女性が君の新しい母となるものだ、仲良くして欲しい」
白雪姫;「はい?」
父王;「なんとすぐに即答してくれるとはありがたい!」
後妻;「なんてできた娘でしょう!これから仲良くしてくださいな」
父王も後妻も明らかに?マークのついた「はい?」を肯定と受け止めやがったのです。
これから白雪姫の生活はどうなるのでしょうか?・・・続く
ここまで読んでくださりありがとうございます。
童話の白雪姫との関連がありませんね・・・。
また機会があれば投稿したいですね・・・