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チート転生2


男の方はどう見ても日本の高校生だ、おそらくこちらが異世界召喚された勇者であろう、何か剣構えてるし、一方の少女の方は金髪碧眼といった日本人離れしている、多分魔法でも使うのだろうなんか杖を構えてるし、と呑気に観察していたら勇者? が話しかけてきた。


「君がこの試練の塔の守護者かな? 君に勝てたら特別なスキルが手に入るんだよね?」


この男は一体何を言ってるのだろう? 俺がスキルだということを知らないのだろうか、そして戦うって言われても武器も何もないし・・・取り敢えず逃げるか、考え事をしていたら向こうは覚悟を決めた顔をして腰をおとし剣を構えた。


「為程、答える気はないという事か、それなら力ずくで聞くまで‼」


ヒュン


「へ?」


男と俺の距離は数メートルは離れていたが気がついたら目の前で剣を降り下ろしていた、逃げるために一歩下がらなかったら今頃真っ二つだったろう。


「チッ流石に一筋縄ではいかないか、リース援護を頼む!」

「わかった任せてハヤト、大いなるほむらよ彼の者を焼き付くせ‼ アブソリュートフレア!!」


リースと呼ばれた少女が呪文らしき言葉を唱えるとこちらに向かって凄まじい炎の渦が向かってきた。


(まずいまずいまずい‼ 何あれどう見ても異世界で最初に会う敵が放っていい技じゃないてしょ⁉ 確か俺は闇魔法が使えた筈だけど魔法ってどう使うの、そして剣技が使えても剣がないじゃん‼)


そんな事を考えてる最中に炎の渦の中に取り込まれてしまった。


「熱っこれ俺がスキルだから熱いで済んでるけど人間なら確実に焼け死んでるよね!」


そして炎の渦が止みこちらを見た二人は此方が無事なのを見て少し驚いた顔をしたものの直ぐに武器を構え直した。


「まさかリースの中級魔法を受けて傷1つないとは少し甘く見てたよ、此処からは全力でいかせて貰う! リース身体強化魔法を頼む!」

「わかってる、なんじの剣よ鎧よ真なる輝きを放て! ソウルブースト!」

「・・・わーお。」


最早、最初の時点で負けることが確定しているのに、更に強くなるのは予想外だった。


(この世界俺に優しく無さすぎでしょ。)






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