表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/18

2つ目

私は両親に何一つ似ていなかった


両親はスラリとして軽やかに動くのに対し、私の身体は重くゆっくりと動くことしかできなかった


そんな私を周りは気持ち悪がるか、イタズラに突っつくか、ひどいときは泣いて逃げることもあった


いつしか私は自分の世界に閉じこもるようになった


誰とも接することなく、殻の中にこもって過ごしたのだ


どのくらいの月日が経っただろうか


気付けば私のあの重たかった身体は、以前とは比べようもないほどに軽くなっていた


身体だけなくまるで心までもが身軽になったように私は外の世界を駆け出した


以前は私を見て笑いながらつついてくる子や気持ち悪がって離れていった子たちが、今では私を見て綺麗だと言って近づいてくるほどだ


中には私を捕まえようと躍起になる子もいる


あまりの変化に思わずこれは私が見ている夢ではないかと思った

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ