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わん

「なんでこんなことに」

後ろを振り返れば相手がこちらをものすごい速さで追いかけてくる

私は追いつかれないように必死に走るがスーツと手に持ったカバンのせいでうまく速度を出すことができない

走り続けている間にも相手との距離がみるみると縮まっていく

普段デスクワークばかりの私に走るのはつらく息も絶え絶えになり、足ももつれてきている

このままでは転倒してしまうか、すぐにでも追いつかれてしまう

もし、追いつかれてしまったらどうなるのか

きっと、ろくな抵抗も出来ずにされるがままになるだろう

あれほどの巨体だ、私の力では押さえつけられれば逃れることはおそらくできない

それに白くてモフモフな毛並み、一度味わってしまえばおそらく私はもう自ら逃れる気力も失ってしまうだろう



その日、私は遅刻した

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