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第1話 プロローグ

この話から、本編に入ります。

第1話 プロローグ

ーーーーーーーーーー


僕には何も無い。


夢も、希望も、家族も、友も、力も、知恵も、勇気も、狂気も、僕には無い。


僕には、夢が無い。将来の職業や生活、結婚や老後何でもいいと思っている。


僕には、希望が無い。金も、女も、酒も、タバコも、美食も何もかも、期待という物をし無い。


僕は、親の顔を知ら無い。母は僕を産んですぐに、僕を孤児院に捨てた。


僕は、友達がい無い。僕の容姿と性格の所為もあるだろう。

カラスの濡れ羽の様な艶やかな漆黒の髪に、何者も写さ無く、奈落の底の様で孤独の闇の様な双眸。

作られた様な顔立ちは、無表情と相まって少し近寄りがたい。

性格は、一言で言うなら無。喜怒哀楽がなく、無口で無関心。


僕には、力が無い。筋力が低い事も有るだろうが、努力をし無いため運動ができ無い。


僕には、知恵も無い。勉強はしているし、知識も覚えている。だが、知恵はそんな物ではおぎ萎え無い、知恵とは、人生の経験や人格の完成を伴って完成する物だ。


僕には、勇気が無い。誰かを助けようとか、誰かのためにとか、自分以外の為に行動する勇気が無い。


僕には、狂気が無い。人を殺したいとも、人を犯したいとも、人の物を取りたいとも、思わない。


何もない、何もかも。何も。何も。何も。何も。何も。何も。何も。何も。何も。

ないないないないないないないないないないないないないないないないないないなナイナイナイナイナイナイナイナイナイナイナイナイナイナイナイナイナイナイ。


その事を悲しいと思った事は無い。


だって、それが僕なんだから。


何も無い事が、当たり前だから。


悲しくも無い。嬉しくも無い。怒りも無い。楽しみも無い。


そんな僕は、今日も無意味に今日を生きる。


**********


「それでは、今日のホームルームを終わりにします。文化祭の準備をするのはいいですが、あまり遅くまで居残りし無いで下さいね」


担任の先生が、そんな事を言う。そして、教室にはクラスメイトが全員揃っている


今、僕が(主人公)通っている高校では、文化祭が行われている。この高校は、他の高校と少し違って、文化祭をするときには生徒の全員参加が義務付けられている。

その為、僕は特に手伝うでもなく。ただ、ぼーっとしている。僕には、何かをしようとゆう気が無い。


最近は、頑張って何かをなそうと、何かしようとしている。


—やっぱり、何かをしたほうがいいかな。


そんな事を思う。


「じゃあ、高校に入って初めての文化祭ですが、何かやりたい事のある人はいますか」


クラス委員長が、クラスメイトに文化祭でやりたい事を聞く。


「演劇とかわー」「いやいや、メイド喫茶っしょ」「え〜なんでそんな事しなきゃいけ無いの」「じゃあ何か言えばいいじゃん」


クラスプチ論争が巻き起こる。いつも僕は、この輪に入る事ができ無い。入ろうと努力はするし、入りたいと思う。でも、行動には移せない。


—-やっぱり、自分を変えるには、自分から行動しないといけないな。


席を立ち、みんなに向かって発言しようとする。と


「あの、いいかな。僕も発言し——-」


言葉は途中で止まった。なぜなら、教室の床が光始めたから。


—-なんだろうか、この光は。ははは、僕はとことんついて無いようだ。


教室は騒然としている。急に、床が光だした事で。廊下に逃げようとする者も、驚きすぎて椅子から落ちる者も、騒ぎ出す者もいる。


そして、その光は輝きを増した。


あっとゆう間に、光は教室中を照らし、クラスの人間を飲み込んだ。


数秒後、地球と呼ばれる世界の、日本と呼ばれる国にある。高校から、1クラスの生徒が全員行方不明になった。

いかがでしたか。


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