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無気力高校生の異世界救済  作者: SUZUKING
第二章 旅立ちと始まり
29/68

26 訓練~ここでもやっぱり修行です~

新しいタイトルを思い付いた。でも、まだ書けない……同じてつは踏まない

 ギルドから出ていき、優太は真っ直ぐに初級ダンジョン【賢者の洞窟】へと向かっていた。

 ダンジョンに向かう途中に、青髪の水中魔精族の青年が声を掛けていたような気がするが気のせいだろ……と優太は歩いていくのだった。


「うおおい! 無視すんなよ!」


 否、歩いていく筈だった。

 優太は仕方なく立ち止まると、声がした方向へと振り返る。


「……何のようだ、か、カユイ?」

「いやいや! カインだから! かすってすらいねぇから!」


 優太にツッコミ入れるカインに、優太はため息を付きながら用件を聞くのだった。


「それで、何のようだ?」

「はぁ、いやな、今からダンジョンに行くのか?」


 カインの言葉に、訝しげな視線を向けながら、「ああ」と頷く。

 そんな優太に、カインは「そうか」と呟く。


「それがどうしたんだ?」

「いや、【賢者の洞窟】にマリアさん達が居るから、この前の事を聞かれると思う……て言うのを伝えようと思っただけだ……」

「……どうせ頼まれたんだろ? まあ、分かった」


 優太の言葉に、カインはギクッと肩をすくませる。

 大方、然り気無く伝えるように頼まれたのだろう。

 優太はカインに了承の意を伝え、ダンジョンへと向かって行くのだった。




 ─────────────────────────────




 優太は今、初級ダンジョン【賢者の洞窟】の入り口に来ていた。

 しかし、ダンジョンの入り口の前で、ニコニコとこちらに手を振っている美女に、思わずため息が漏れる。


「あらぁ、こんな美人なお姉さんに手を振られてるのにため息?」

「いや、カインから話は聞いている。手短に頼むよマリアさん?」


 優太の言葉に、マリアは頷く。


「もう、カインったら……後でお仕置きが必要ねぇ……」

(何となく御愁傷様だな、カイン……)


 不意に後ろから聞こえた言葉に、優太は心から合掌をおくるのだった。




 ダンジョンの門を潜り抜け。しばらく歩くと、一人の女性がこちらに走り寄ってくる。


「お姉ちゃーん! 何処にいってたの? あっ、ユウタさん、こんにちは☆」(。ゝω・)ゞ

「リア、さっき話したでしょ? ユウタくんが来るから迎えに行ってくるって……」


 元気に駆けてきたリアに、マリアは少し呆れ気味にそれでいて優しくリアに話している。

 リアの挨拶に、「ああ」と返した優太は二人に本題を促す。


「それで……何か聞きたいことが有ったんじゃないのか?」

「ええ、ごめんなさい話し込んじゃって……とは言っても、簡単な質問するだけだからすぐ済むわよ」


 そう言うと、マリアはメモ用に羊皮紙と羽ペンを取り出して、優太に質問を開始する。


「まず最初に、ユウタくんはここでは何をしていたのかな?」

「実戦での魔法訓練だ」

「魔法訓練……なるほど、次にここで訓練していたときに、他に人の気配は有ったかしら?」


 優太はその質問に、しばらく考える素振りをを見せると、首を横に振る。


「いや、特に怪しい気配は無かった筈だ」

「そう……じゃあ、次で最後ね」


 マリアはそう言うと、一拍置いた後に質問をする。


「……倒した貴方に聞くわ……本当にハイゴブリンだった?」

「どういうことだ?」

「それがですね……本来、自然に出現した魔物なら、倒してもしばらく痕跡が残るはずなのですが……」

「今回のハイゴブリンは痕跡が見当たらないのよ……痕跡を残さない魔物も居るから一応ね」


 二人の言葉に、優太は首をかしげながら答える。


「おそらくハイゴブリンだと思う。と言っても遭遇したハイゴブリンはあれが初めてで倒したときも必死だったからな……」

「そう、分かったわ……時間を取ってしまってごめんなさい、もう行っても大丈夫よ、気を付けてね」


 そう言われ、優太はダンジョンの奥へと入って行った。

 それを見送ったマリアは「ふぅ」と息を付く。


「有力な情報は無かったわね……」

「そうだねー、今日はもう帰ろうかお姉ちゃん」ヽ(*´^`)ノ


 マリアはリアの言葉に頷くと、他の調査員を連れて街へと帰って行ったのだった。




 ダンジョンの奥に着いた優太は、道中の魔物を適当にあしらいここまでやって来たのだった。

 そして、空間魔法を込めた鞄から、マジックリングを取り出して両手に取り付けた。

 鞄に空間魔法を込めたのは、イベントリと言う魔法に偽装するためだ、ちなみに考えたのはリティだ。


「これでよしっと……手頃な敵で試し撃ちだな」


 そう呟くと、粒子魔法で辺りを策敵し始めた。

 今回、優太はマジックリングによる戦闘練習の為にダンジョンを訪れて居たのだ。


「スモールラビィが三匹か……丁度良いな」


 そう言うと、優太は静かにスモールラビィの元へと近付いていく。

 すると、そこには油断しきったスモールラビィが三匹居た。


「まずは、普通に撃ってみよう」


 優太は手をピストルの形にして、普通に魔力を撃ち出した。


 バンッ


 軽い発砲音がして、魔力の玉がスモールラビィに当たる。


 バシンッ『キュイ!?』


 しかし、一撃では仕留めれ無かった。なので、もう一撃。


『キュゥ……』

「普通に撃ったら二発か……」


 一連の動きで、スモールラビィがこちらに気付いたようだ。

 しかし、優太がやることは変わらない。


「次はデカくするか」


 また、優太は手をピストルの形にして、多めに魔力を込めて撃ち出す。


 バシュッ!


 さっきの玉より遅いが、それでも難なくスモールラビィに当たる。


 ドゴンッ『きゅううぅ!』


 今度は、一撃で仕留めれた。しかし……


「弾速が遅すぎるな、じゃあ最後は銃弾をイメージしてみよう」


 スモールラビィは得体の知れない、力に怯えているのか動けないでいる。

 しかし、優太はお構い無しで、手をピストルの形にして、魔力に回転を加えて撃ち出す、魔力量は最初と同じだ。


 バンッ!


 最初とほぼ同じ発砲音。

 しかし、違ったのはその威力だ。


 ズキュュン!『キュイ?』


 回転の掛かった魔力弾は、スモールラビィの眉間を貫通して、スモールラビィは完全に沈黙した。


「おお!」


 優太は思わず感嘆の声を上げる。

 と、ここで優太は、考える。

 今の攻撃はかなり魔力をセーフした、ならばどのくらい魔力がベストなのかと……

 それにはまず、自分のステータスを確認することにした。


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 矢野優太 16歳 Lv.10

 性別 男 種族 人族

 職業 魔導師 特殊職 転移者/救世主

 体力 :70

 攻撃力:40

 防御力:40

 持久力:50

 俊敏力:70

 魔力 :15000

 魔防 :15000

 固有能力 〈魔法創造〉

 スキル 言語理解(固定) 魔力増加特大 魔法鉄壁 真・瞑想 身体強化魔法 自然系統魔法初級 魔法創造・空間魔法 魔法創造・粒子魔法 魔法創造・魔道具改造 魔法創造・指魔法フィンガーマジックピストル

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


魔法創造・指魔法フィンガーマジックピストル……指先から圧縮し回転を掛けた弾丸型の魔弾を撃ち出す魔法。


 ステータスを確認してみたら、先ほどの魔法が新たにスキルとして発現していた。

 しかし、この段階で優太は気付いた、魔力量を上げるよりは違う形態を考えようと……


「まあ、まずは安直に指の数を増やしてみるか……」


 優太はそう言うと、新たな敵を探し始めた。

 すると、すぐにゴブリンを二匹見つけた。


「獲物はっけーん……」


 優太はそう呟くと、またもや静かに近づき、指二本を重ねてピストルの形にして魔力を込める。

 そして、魔力を込める段階で少し違和感を感じた。


(指二本に別々じゃなくて、指と指の間に魔力が通ってる?)


 優太はそのまま、魔力を撃ち出す。


 ドオォォン!


 強烈な音共に、回転して撃ち出される魔弾。

 それが、ゴブリンに着弾する。


 バンッ!『ぎゃっ』


 その魔弾が当たったゴブリンの頭は、跡形もなく吹き飛び、横に居たゴブリンは、跳び跳ねて逃げて行った。

 その光景を見た優太は、ため息を付きながら言うのだった。


「これは、頻繁に使うもんじゃないな……」


 そして、更なる敵を求めて歩き出すのだった。

新しいスキルは、割りとありふれた物です。異世界無双要素控えめに行きたいですねー割りと好きなんですけどね異世界無双……

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