妖狐との一夏 バットエンド
登場人物
名前 性別 セリフ数
爽朶 ♀ 18
クッパ ♀ 18
あき ♀ 13
神薙 ♂ 12
凛音 ♂ 21
⚠くまさんの台詞ありますが、読まなくていいです⚠
゜*.。.*゜ここから本編*.。.*゜
神薙「じゃあ、見に行くか?」
クッパ「そうやな、少しでも手掛かりがあった方が良いしなー」
あき「…うん…そうしよっか」
凛音「そうだね、気をつけて進もうかー」
クッパ「…(ゴクリ 足元よく見えんから怖いわ((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル」
神薙「だな。」
あき立ち止まる
凛音「あきさん、どうしたの?」
あき「………あ、あれ…」
クッパ「……血?」
ギシッ(床の軋む音
神薙「………なんか…いる…?」
クッパ「…っくまさん!?」
凛音「…血だらけだし…カッター持ってるよ…」
あき「…誰の血…?」
くまさん "ミ……シ"
神薙「…おい…なんか言ってないか?」
くまさん "ミ…ナ…ゴロ…シ"
凛音「…皆殺し…?」
クッパ「って事は僕達殺されるのかな…」
あき「え…こんなとこで死にたくないんだけど…!!」
爽朶「くくっ…中々大変な事になっておるのう。人の子よ。」
凛音「こ…こっくりさん…!!」
神薙「おい、こっくりさん!!助けろよ!元はといえばお前のせいでこんな目にあってるんだし!」
爽朶「嫌じゃ」
神薙「何でだよ」
爽朶「此奴の躰を返すと云う条件が汝等がやっている『みんなかくれんぼ』じゃろう?我が助けてしまっては、その条件が果たせないのでは無いのかえ?」
凛音「わからなくもないけどさ…」
あき「…私達死にそうになってるんだよ!!ちょっとぐらい助けてくれても良いんじゃないの!!」
爽朶「それは自業自得じゃろうて。汝等が面白がって此方の世界へ足を踏み入れた。ただそれだけの事じゃ」
あき「…そんなっ…!」
クッパ「じゃあ、どうやったら助けてくれますか?」
爽朶「うーむ、そうじゃのう?汝等のうち一人が躰を我に差し出すと云うのなら助けてやらん事もないがのう?この躰ももう持たんじゃろうからな」
凛音「…じゃあ…僕が…」
クッパ「りんりんダメだよー」
凛音「でも…ご主人が…!!」
クッパ「ここでりんりんが死んで、にゃんにゃんが助かってもにゃんにゃん喜ばないと思うよ」
神薙「そうだな。じゃあここはこっくりさんの手は借りない方向で」
爽朶「…ほう?ではどのようにして切り抜けるのか見させてもらおうかのう」
くまさん "コロ…ス"
あき「…ど…どうしよう…近づいてくる…」
凛音「取り敢えず逃げよう…!」
あき「逃げるって何処に…」
神薙「あっ…!塩水!」
クッパ「…塩水?」
神薙「これ終わらせる為には塩水を口に入れて、くまさんに吹きかければいいんだろ!」
クッパ「じゃあ、はじめちゃん行ってきて!」
神薙「何でだよ!?皆で行くべきだろ!」
クッパ「か弱い女子にやらせるのは…ねえ…?」
神薙「…わかったよ。やればいいんだろ!」
くまさん "コ…ロス…(包丁を神薙に向け投げる"
クッパ「えっ…ちょっ…はじめちゃん待っ…!!!!!」
ザシュッ(斬られる音
神薙「……え…………?」
あき「……っ…!!!!!!! …うっ…げほっ…(口元を押さえてよろける」
凛音「……………なぎなぎ…?」
あき「神薙さん…!っ…!神薙さんっ…!!」
爽朶「…ふむ。思いの外呆気無く倒れたのう…くくっ」
クッパ「こっくりさん…人が死んだのに…」
爽朶「我には関係の無い人間じゃからのう。くくっ…愉快愉快」
あき「…っ…!こんっの…!!!(殴りかかろうとする」
爽朶「我に気に掛けている暇が在るのなら、あの人形に気を配った方が良いのでは無いか?」
くまさん"コ…ロス…"
くまさん、あきの目の前にいる
あき「っ!!! …あ…あぁ…た、助け…!!!!」
クッパ「あき!!!!!」
グサッグサッグサッグサッグサッグサッグサッグサッ
あき「…うっ…ぐっ…痛っ……… 痛い…痛い…よ……………っ…」
クッパ「こっくりさん…!!!!もう…やめよう!!!」
凛音「そうだよ!このままじゃみんな死んじゃう!」
爽朶「む?それでは此奴の躰は諦めるという事で良いのか?」
凛音「…っ…!それ…はっ…」
爽朶「…諦めるのは無理そうじゃな。それでは精々殺されぬように足掻くのじゃな」
クッパ「…っ…!…はは…っ…」
凛音「!?クッパさん…?」
クッパ「…何かもう…生き残れる気がしなくなってきた。…りんりんバイバイ」
凛音「…っ…クッパさん!!!待って!!!!」
ザクッ(刺される音
クッパ「刺されるのって…やっぱ…痛いや…」
凛音「………っ…!!!!!クッパ…さんっ…」
爽朶「自ら死を望む…か。まあも其れも一つの手じゃな。御主はどうするのじゃ?」
凛音「僕は…じっくり嬲って殺されてきまっす☆」
爽朶「…………御主、そういう性癖なのじゃな…………」
凛音「うぅ…こっくりさんにまで引かれた…」
爽朶「……此れで引かぬ方が異常じゃがな。…(咳払い という事でじゃ、嬲られたいのならば勝手にすれば良い。此奴の躰は今此処で捨てるでな」
凛音「え…?ご主人開放してくれるの…?」
爽朶「…まあそうじゃな、魂の開放とでも云うておくかのう。ポルター、あとは頼むぞ。我は新しい依代を探してくる。」
くまさん"ワ…カッタ…"
爽朶「…それでは…暫しの別れじゃ。 グッ(喉元に短刀を突き立てる …っ…がはっ… やはり…即死…とはいかんか…がふっ…」
凛音「え…?ご主人………………?」
爽朶「…誰も…肉体を…っ…開放するなぞ…言っておらんでは…ごほっ…ないか…」
凛音「えっ…ちょっ…じゃあ皆…犬死じゃないか!」
爽朶「…精々…悔やんで…死ぬが良い…はっ…人の…子よっ…うっ…」
くまさん"ソレ…ジャア…遊ビ…マショ?"
凛音「ひっ…ちょっ…たんまっ……………くんなっ…くんなよおおおおおおおおお」
゜*.。.*゜ここまで*.。.