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ビバ☆ロック  作者: Rainbow project
「俺たちの青春の傍らにはいつもロックがあったんだ。」
6/15

第六話[勇気]

―次の日・・・


キーンコーンカーンコーン・・・


生徒 「・・・おい、来たぞ」


生徒 「おー」


ミカたちはいつも以上に周りの生徒の視線を感じた。


ミカ 「・・・。」


なるべく周りを見ずに、鞄を机の上に置いて着席した。


ミカ (平常心、平常心。いつも通りにしたほうがいいよね。)





ドンっ!!


ミカ 「!」


生徒 「ねぇー昨日のことなんだけどさぁ」


一人の生徒が、前の机に座って足を目の前に置いた。




ミカ 「な・・・何かな・・・」


翔 「おい、俺の席なんだけど」


生徒 「お前たち本当にやばいんじゃね?」


翔 「は?」


生徒 「昨日の事、もう忘れたの?人のことケガさせといてさー」


生徒 「うっわありえねー」


翔 「誰が怪我したって?」


生徒 「昨日ので何人か保健室送りにしたんだろーが!!」


生徒 「アタシも怪我したぁ~どうしてくれんのー??」


翔 「あ?」


ジョニー 「むしろ保健室に行ったのはミカのほうだが?」


生徒 「学校中で問題になってんだよ。おまえら退学になるかもな」


ミカ 「えっ・・・!?」


ツバサ 「ちょっと待って。みんなは、周りで見ながら騒いでただけだよね??」


光 「そうだYO~!実際は翔とジョニーだけのケンカだったはずだ~!」


ミカ (本当はケガしてないのに、この人たち、ケガしたフリしてるだけなんじゃ・・・)




生徒 「ま、あくまでも警告だ。これ以上調子乗ると本当に退学になるかもしれないから、

気をつけろよ!」


生徒 「あははーこの間来たばっかりなのに、もう退学とかウケんだけどー!!」


生徒 「しかも先輩使うとか甘えてるよね~」





翔 「おい!!」


ミカ 「翔!!・・・放っておこう。相手にしないほうがマシだよ」


生徒 「お、なんか強くなったんじゃね」


生徒 「つーかむしろ逃げてるだけっしょ」


翔 「・・・。」




ミカは黙って、暇つぶし用の小説を開いて、本を読む姿勢をとった。


先生が来て、ホームルームを始めるまでは、こうして耐えるしかない。


時が経てば、放課後になる。



ミカ (・・・でも、それで根本的な問題は解決するの?)








―放課後・・・


マリナ先輩 「ミカちゃん!お疲れ様!」


ミカ 「あ・・・先輩!お疲れ様です!」


マリナ先輩 「よかったらみんなで帰らない?お兄ちゃんもいるし♪」


ミカ 「あ・・・はい!」


翔 「いやーしかし今日もアイツらしつこかったなー」


ミカ 「うん・・・」


タクヤ 「またか??懲りないな・・・」


ツバサ 「昨日のことでさらに騒がしくなっちゃったよー」


ジョニー 「・・・本当にすまない、俺と翔があんなに騒ぎ立てなければ・・・」


ミカ 「ううん、もう無視しよう?」


マリナ先輩 「・・・ねぇ、ミカちゃんって部活やってないよね?」


ミカ 「あ、はい。」


マリナ先輩 「じゃ、チア部に入らない?」


ミカ 「・・・え!?」


マリナ先輩 「チアリーディング!!」


ミカ 「えーーー!!」


タクヤ 「おい、いきなりかよ!ミカがチアなんて・・・」


マリナ先輩 「私だって昨日、いきなりのお願いをOKしたけど?」


ミカ 「そ・・・それはそうですけど・・・でも、チア部ってうちの高校で一番怖そうな

イメージなんですけど・・・」


マリナ先輩 「だから入るのよ☆」


翔 「先輩!いくらなんでもそれは・・・徐々にいかないとヤバイっすよ!」


ツバサ 「そーだよ!余計に嫌になっちゃうんじゃ・・・?」


ミカ 「・・・それに、バンドもあるし・・・」


マリナ先輩 「あら、私だってそうだけど?」


ミカ 「・・・え、先輩、チア部なんですか?」


マリナ先輩 「うん。両立するつもりだけどね!」


ミカ 「・・・え!!チア部って忙しいですよね!?毎日練習してる気が・・・」


光 「むしろ今日は放課後練習ないのかYO」


マリナ先輩 「今日は部長会議だからね」


ミカ 「チア・・・」


マリナ先輩 「いきなり入部はさすがにきついと思うから、とりあえず見学に来ない?今、ちょうど新入部員が多い時期だし」


ミカ 「見学なら・・・まぁ・・・」


マリナ先輩 「よし!じゃあ決まりね☆」


ミカ 「それっていつなんですか?」


マリナ先輩 「見学??明日☆」


ミカ 「明日―!!??い、いきなりすぎます!」


マリナ先輩 「いつかは行くんだから♪それに、いつまでも逃げてちゃいけないでしょ?」


ミカ (・・・お見通しですね・・・)








―家


翔 「じゃ、今日も練習~!」


ツバサ 「翔、ここなんだけどさ~」


翔 「ん?」


ミカ (はぁ・・・気が重い・・・)


ミカは鉛筆を片手に、膝を抱えて楽譜と向き合っていた。






タクヤ 「・・・おい、本当に大丈夫なのか?」


マリナ先輩 「・・・ま、信じてみなさいって。」


タクヤ 「アイツは本当に人見知りなんだぞ、ましてやチアなんて!」


マリナ先輩 「でも、やってみなきゃ分からないでしょ?」


タクヤ 「・・・まぁ・・・頼むぞ、本当に」


マリナ先輩 「うん!」


タクヤは、マリナのやけに張り切った顔を見て、逆に不安になるのだった。

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