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ビバ☆ロック  作者: Rainbow project
「俺たちの青春の傍らにはいつもロックがあったんだ。」
5/15

第五話 [新たな出会い]

―次の日・・・


ミカは今日もメンバーの朝食を作っていた。


ミカ (・・・よし、できた!)


ツバサ 「ふぁ~あ。あ、ミカおはよー」


ミカ 「ツバサ!おはよう~。朝ごはんできたよ」


ツバサ 「ありがとう!なんかミカってお母さんみたいだなぁ。」


ミカ 「ふふ、そう??」


ツバサ 「うん!今日は学校だから、みんなを起こしてくるね」







― 十分後・・・


光 「おはYO~!」


翔 「・・・。」


ジョニー 「・・・。」


ツバサ 「どうしたのにらみ合っちゃって?」


翔 「・・・。」


ジョニー 「・・・。」


光 「この二人なんかおかしいYO」


ミカ 「・・・と、とりあえず食べて!」


みんな 「いただきま~す」










―学校


キーンコーンカーンコーン・・・


ミカ 「うっ・・・やっぱり不安が・・・」


光 「大丈夫!俺たちがいるYO」


ガラガラ・・・


ミカ 「おは・・・よ・・・」


しーん・・・




生徒 「来たよー」


生徒 「『おはよー』だって」


生徒 「声出てなくてウケるんだけど(笑)」



翔 「・・・おい、お前ら挨拶くらいしろよ」


生徒 「・・・は?」


ミカ 「翔、いいから」


ミカは小声で言った。




ジョニー 「おい行くぞ」


翔 「お前らナメてんのか!?」


生徒 「なんだよ!このクラス全員ミカのこと嫌いなんだよっ!」


翔 「聞き捨てならねーな!!」


生徒 「あ??」


ジョニー 「おい翔やめろ!!」


翔 「ジョニーは黙ってろ!」


ジョニー 「朝から争うな!!ミカの気持ちにもなってみろ!!」


翔 「お前にミカの何が分かるんだよ!?」


生徒 「あれー?」


生徒 「仲間割れですかー??(笑)」


ジョニー 「そんなに感情的になって・・・ミカが困るだろう!?」


翔 「でもそんなんじゃイジメが解決しねぇ!!」


ジョニー 「いい加減にしろ!」


翔 「そっちこそ!!」



ドンっ!

ザワザワ・・・



生徒 「えーーやばくなーい?」


生徒 「やれやれー♪!!」


ザワザワ・・・


ミカ 「二人ともやめ・・・」


ドン!


ミカ 「っ!」


ミカは騒がしい生徒たちによって押し出された。




ミカ 「いたっ・・・」


ツバサ 「ミカ、大丈夫!?」


ミカ 「う、うん・・・大丈夫」




バンっ!!!

ガラガラ・・・


先輩 「もーーーうるさーい!!」


しーん・・・






先輩 「アンタたち朝から騒がしい!!うちの学年のフロアまで声が響き渡ってるわよ」


― 一つ上の学年の先輩だろうか。教室に入った途端、一気に教室が静まった。

サイドポニーテールをした、優等生的な雰囲気の女子だ。




先輩 「あ!ちょっと!」


タッタッタ・・・



先輩 「うわーケガしてる!」


翔 「!?」


ミカ 「だ、大丈夫です・・・」


先輩 「早くおいで!」




ガラガラ・・・



生徒 「おい翔、大事な人お前のせいでケガさせちゃったじゃんかー」


生徒 「仲間割れとかアホじゃないのー?」


アハハハハ・・・





翔 「ちっ・・・」


光 「ムカつく奴らだYO」







―廊下


ミカ 「すいません先輩・・・」


先輩 「いいのよ別に。それより早く保健室に行かなくちゃ。」


ミカ 「はい・・・」


先輩 「小林・・・ミカちゃんだよね?」


ミカ 「えっ。」


先輩 「あれ、違った?」


ミカ 「合ってます。」


先輩 「よかった。あなたよく見かけるから名前知ってるのよ。私は2年の海堂真梨奈。

よろしく。」


ミカ 「お願いします・・・。」


マリナ先輩 「あ、保健室ここね。覚えておくといいよ。」


ミカ 「ありがとうございます」






ガラガラ・・・


ミカ 「失礼します。」


保健室の先生 「あら、ひどいケガ!」


マリナ先輩 「そうでしょう先生!」


ミカ 「ちょっとぶつけただけですし・・・よくあることですから」


マリナ先輩 「・・・。」


保健室の先生 「はいちょっと我慢してー」


ミカ 「ん・・・」


保健室の先生はテキパキと処置をしてくれた。





保健室の先生 「よし、終わり!」


ミカ 「ありがとうございました。」


保健室の先生 「我慢しないで、また何かあったら来なさい」


マリナ先輩 「そ。それでいーの!」


ミカ 「はい。失礼します」


ガラガラ・・・




ミカ 「先輩、ありがとうございました」


マリナ先輩 「いいのよ。」


ミカ 「私1年のA組です。もしよかったら声かけてください。」


マリナ先輩 「分かった。じゃ、私は教室に戻るから。バイバイ!」










―帰り道


ミカ 「はぁ・・・」


ツバサ 「疲れたね。今日は特に大変な1日だったし。」


ミカ 「うん・・・。あ、マリナ先輩だ」


ツバサ 「あ、朝助けてくれた人かー」


マリナ先輩 「あら、ミカちゃん!」


ミカ 「お疲れ様です。」


マリナ先輩 「あなたも。・・・お友達?」


ツバサ 「あっ、はい!クラスメートでミカと同じバンドメンバーの倉橋翼です!」


マリナ先輩 「バンド??二人ってバンド組んでるの??」


ミカ 「はい!私は新人ですけど」


ツバサ 「本当はあと3人いるんですけどね」


マリナ先輩 「・・・それってもしかしてさっきケンカしてた人たち?」


ツバサ 「はい・・・一人が仲介したんですが先に帰っちゃったんです」


ミカ 「・・・。」


マリナ先輩 「そっか、同じクラスでバンド組んでるのね!」


ミカ 「正確に言うと私がバンドに入ってから、他の人たちが私のクラスに来てくれたんです」


マリナ先輩 「えっ!そんな展開ある!?」


ミカ (全くです・・・)








― 十分後・・・


ミカ 「ここがバンド活動している、私たちの家です」



マリナ先輩 「ずいぶんと大きいのねぇ」


ツバサ 「もしよかったら寄っていってください!」


マリナ先輩 「え、いいの!?」


ツバサ 「はい!ちょっと今ピリピリしてるかもしれないけど!」


マリナ先輩 「えっ(苦笑)」


ミカ 「あはは・・・さ、どうぞ!」




マリナは二人に案内されて、建物の中に入った。




光 「お帰り~」


ミカ 「光!さっきはゴメンね」


光 「ミカは何も悪くないYO!俺こそ、翔とジョニーを止められなかった」


ツバサ 「・・・。」


光 「あっ先輩、いらっしゃい~」


ツバサ 「ドラムの黒崎光です!」


マリナ先輩 「どうも。お邪魔するね」


ミカ 「お茶持ってきます」





ミカはキッチンへ向かった。その時、上から誰かが降りてくる気配を感じた。




―それは翔とジョニーだった。



翔 (・・・うわ、タイミング悪っ)


ジョニー (・・・。)




ミカ 「あっ。二人とも・・・」


ジョニー 「手伝うよ」


ミカ 「えっ・・・ありがとう」




翔はちらっとキッチンを見ると、そのままリビングに向かった。




マリナ先輩 「あっ、さっきの!」


翔 「あ・・・!」


ツバサ 「青山翔でーす」


マリナ先輩 「お邪魔してます」


翔 「ど、どうも」


ミカ 「みんなーお茶持って来たよー」


光 「おお、ジョニーも」


ジョニー 「・・・。」


マリナ先輩 「これで全員??」


ミカ 「いえ、あと一人。私の兄なんですけど・・・」


タクヤ 「ただいまー」


ミカ 「ちょうど帰ってきたみたい!」


マリナ先輩 「・・・あっ!!小林君!!」



タクヤ 「あ、マリナ!!」


ミカ 「えっ!?知り合いなの??」


タクヤ 「知り合いも何も、クラスメートだよ!」


光 「そうだったのかYO」



マリナ先輩 「『小林』って苗字、珍しくないから分からなかったけど・・・兄弟二人よく

見るとやっぱり似てるわね」


タクヤ 「はは、そうかな?マリナは俺の転校初日から仲良くしてくれてるんだ。学級委員もやってるしな。」


ミカ 「そぅだったんだー!お兄ちゃんがいつもお世話になってます(笑)」


マリナ先輩 「ふふ、こちらこそ。・・・で、二人は仲直りしたの?」




翔 「いえ・・・」


タクヤ 「なんだ、まだケンカしてたのか」


ミカ 「・・・。」


マリナ先輩 「今朝は二人のケンカが原因で、あんなに騒がしくなっちゃったんでしょう?

・・・で、最終的にはミカちゃんもケガ。」


タクヤ 「そうなのか!?ミカ大丈夫か?」


ミカ 「マリナ先輩に助けてもらったから、大丈夫だよ」


マリナ先輩 「それぞれ想いや考えがあるのは分かるけど、ただぶつけただけじゃこうやってケンカになって、最終的には周りの人を巻き込むの。分かってる?」


翔&ジョニー 「はい・・・」




ミカ 「・・・。」


マリナ先輩 「バンドやってるって聞いたけど、これからの活動のためにも和解しといたほうがいいんじゃないの?」


翔 「・・・ごめん」


ジョニー 「ごめん」


光 「よかったNA~」


タクヤ 「ったく、ガキかよ」


ツバサ 「でも、元の原因は恋愛だから僕は大人っぽいって思うなー。」


ミカ 「ツ、ツバサっ(汗)」


光 「とりあえずお茶飲もうYO~」


みんな 「いただきまーす!」











― 十分後・・・


マリナ先輩 「・・・そう、ミカちゃんはいじめられてるけど自分を変えたくてバンドに入ったのね?」


ミカ 「はい。」


翔 「ミカはボーカルなんですよ」


ツバサ 「歌、すっごく上手いんだよ♪」


マリナ先輩 「そうなのねー!ミカちゃんも頑張ってるのね」


ミカ 「いえ・・・私は何も。翔たちに会えてなかったら、きっと今頃家で独り泣いてたかもしれないし・・・みんなに頼ってばかりです」


マリナ先輩 「ミカちゃん・・・」


ミカ 「・・・あっ!!そうだ、もしよかったら先輩も一緒にバンド、どうですか?」


マリナ先輩 「えっ!?」


翔 「おお!それはいいな!」


マリナ先輩 「わ、私もバンドに!?」


ジョニー 「いいかもな。ミカも、男ばかりの生活よりは頼れるお姉さんがいたほうがいいだろうし」


ミカ 「なにか楽器弾けますか??」


マリナ先輩 「うーん・・・一応、サックスならできるよ!」


ツバサ 「すごい!!ジャズとかで使う奴でしょう?かっこいー☆」


翔 「バンドでサックスが入ったら、さらにいい感じの音の響きになりそうだな!」


ミカ 「うんうん!先輩、どうですか?楽しいですよきっと!」


マリナ先輩 「・・・うん、楽しそうね!私も入っていいならやってみようかな!」


みんな 「おおー!!!」


みんなは思わず拍手した。





ミカ 「やった!嬉しい!!いきなりなのにありがとうございます!」


マリナ先輩 「いえいえ(笑)ミカちゃんの事もサポートしていきたいしね!」


翔 「心強いぜ!」


タクヤ 「ありがとうマリナ!!」


マリナ先輩 「うん!これからの事とか、どうしていくべきか皆でちゃんと話し合いましょうね!あと、メンバーのこととか色々教えてね?」


光 「もちろんだYO!」


翔はちらりとミカの顔を見た。






翔 (ミカがこんなに笑顔になるの、初めて見た・・・。ジョニーとのケンカの解決とか、先輩の加入とか色々嬉しかったんだろうな)


光 「今夜はパーリナーーーイ!!☆」


ツバサ 「いえーーーい!!!」





翔は少しホッとして、皆とともに新しいバンドのスタートを祝った。



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