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ビバ☆ロック  作者: Rainbow project
「俺たちの青春の傍らにはいつもロックがあったんだ。」
3/15

第三話 [衝撃]

― 次の日・・・

 

ミカ (あ、今日は土曜日だからお休みか。でも、みんなの朝食作ろっと。)


トントン・・・


ミカは慣れた手つきで野菜を切る。





翔 「ふあぁ~っ。お、ミカ。」


ミカ 「あ、翔さん。おはよう」


翔 「おはよう・・・毎日飯作ってくれてありがとな。助かるぜ。」


ミカ 「いや・・・私にできるのはこのくらいだから・・・。家族が別の家にいるんだ。」


翔 「え?ひとり暮らし・・・ってことか?」


ミカ 「うん。だから家事は得意なの。」


翔 「な、何で独りなんだ!?寂しくないのか?」


ミカ 「うん・・・寂しいよ」


翔 「・・・。」


ミカ 「でも、だからこそみんなに会えてよかった」


翔 「ミカ・・・。」


ミカ 「ごめん、朝からこんな話。暗いよね」


翔 「いや・・・俺たちも一緒にいるから。」


ミカ 「うん。ありがと」





― 三十分後・・・


みんな 「ごちそうさま~」


ツバサ 「僕がお皿洗うから、ミカは曲作り頑張ってね☆」


ミカ 「ありがと!頑張るね!」


ジョニー 「俺は散歩してくるな。」


光 「俺も外行ってくるYO!」


翔 「おう。行ってらっしゃい」




― 一時間後・・・



翔 「どう?調子は。」


ミカ 「うん、いい感じだよー!」



翔 「じゃあ、休憩しようぜ」


ミカ 「うん」


翔 「どこか出かけようか?」


ミカ (え・・・!?出かけるって、もしかして二人で・・・??)


翔 「・・・嫌か?」


ミカ 「え?・・・あ、ううん!行こう!」


翔 「良かった。」


ミカ 「じゃあ、その・・・準備してくるね」


翔 「ん。」





― ミカの部屋


ミカ (まさか二人で出かけるなんて・・・!これってもしかして・・・デート?・・・いや、そんなこと考えてないで準備しなくちゃ!何着ればいいんだろう!?)




― 十分後・・・


翔 「ミカ、ゲーセン行こうぜ」


ミカ 「ゲーセン?私あんまり行ったことないから分からないかも」


翔 「マジか。まぁ行けば分かるさ」


ミカ 「う、うん」





― ゲームセンター


翔 「よし。着いた~」


クレーンゲームの音。メダルのジャラジャラ鳴る音。店員さんがカランカランとベルを鳴らす音。

とても騒がしい。ミカは圧倒された。




ミカ 「わぁ・・・」


翔 「お、これ取れそうじゃね?」



チャリーン・・・

ガガガ・・・ピロロ・・・




ミカ 「おっ!?」


ポテっ


翔はクレーンゲームでギターのクッションを取った。




ミカ 「すごいー!」


翔 「へへ。記念にやるよ」


ミカ 「いいの?」


翔 「ああ。ほら。」


ミカ 「ありがとう・・・!」


ミカはドキドキした。



翔 「さ~て、次は何しようかな・・・」


ミカ 「あ・・・」


翔 「ん?」


ミカ 「なんか、高校生がたくさんいるね」


翔 「そんなに珍しくないぜ。結構みんなここで遊んでるし、それに俺たちだって高校生だろ?」


ミカ 「そうだよね」



なにやらガラの悪そうな高校生がこちらを見ている。




高校生 「おーい。お姉さん、俺たちと遊ばないー?」


翔 「・・・。」


ミカ 「え、あの・・・」


翔 「ミカ、無視しろ無視」


ミカ 「うん・・・」


高校生 「おい、来いよ」



グイっ



ミカ 「わっ」


翔 「おい。てめぇなにしてんだよ」


高校生 「何って・・・ナンパだけど?」


翔 「あ?俺が見えねぇのか?」


高校生 「お前カンケーあんの?何なの?彼氏?」


店員 「あのーほかのお客様のご迷惑になるので、やめていただけませんか?」


高校生 「うるせぇな。どうでもいいんだよ他の奴なんか。俺は今こいつと話してんだ」


ミカ 「あの!!そんなこと・・・言っちゃダメです!」


高校生 「あ?」


ミカ 「他の人たち・・・みんなおびえてます・・・やめましょう?」


高校生 「いいから来いよ、ほら!」



ドカっ!!!



高校生 「ってー・・・」


翔 「ミカ、逃げるぞ!」


ミカ 「え!?」


翔 「早く!」


翔はミカの手をとって駆け出した。







―三十分後・・・


ジョニー 「はぁ!?何だその高校生。」


ツバサ 「そんなことがあったなんて・・・」


光 「ミカ大丈夫?」


ミカ 「うん、大丈夫だよ。ケガもないし」


ツバサ 「よかった~。ちょっと部屋で休んできたら?」


ミカ 「うん、そうするね」




― ミカの部屋・・・


ミカ (はー・・・疲れた。すごく怖かったけど、翔さんが守ってくれて本当に良かった。それに、なんか翔さんカッコよかったな・・・)


翔 「ミカ!」


ミカ 「わっ!」


翔 「なんだよ~ノックしたぜっ。」


ミカ 「ご、ごめん!聞こえなかった」


翔 「お茶持ってきたから、飲んで。」


ミカ 「あ、ありがと」


翔 「大丈夫か?ガラの悪い高校生たちだったな。」


ミカ 「うん・・・ごめんね」


翔 「なんで謝るの?」


ミカ 「なんか、いつも守ってもらっちゃって・・・」


翔 「んなの当たり前だ。ミカは同じバンドの仲間だし、守ると決めたからな。」


ミカ 「うん・・・」


翔 「ミカさ、なんで俺がお前をバンドに入れたか分かる?なんでここに連れてきたのか」


ミカ 「えっ・・・?」


翔 「なんで守りたいと思ったのか」


ミカ 「私が・・・『変わりたい』って言ったから・・・?それで入れてくれたんじゃないの?」


翔 「それもあるけどな・・・お前のことが好きだから。」


ミカ  「・・・え???」



コンコン



ツバサ 「翔いる??ちょっと来てほしいんだけど」


翔 「あ、おう。今行くよ。」


ミカ 「・・・。」


翔 「ごめん、じゃ」


ミカ 「えっ」



ガチャン


ミカ (今・・・す・・・『好き』って言った・・・!?)


ミカは予想外の展開にドキドキしている。


ミカ 「も、もう寝よう!そんなはずがない!忘れよ・・・」





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