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ビバ☆ロック  作者: Rainbow project
「俺たちの青春の傍らにはいつもロックがあったんだ。」
2/15

第二話 [挑戦]

―次の日・・・



ミカ 「みんな・・・起きて・・・」


ジョニー 「おお、ミカ。・・・ってこんな時間かよ!?やべぇ」


ミカ 「はい。朝ごはん」


光 「ええ!?マジか!」


翔 「俺たちの分まで・・・悪いな。でもお前飯作んの上手いな」


ツバサ 「とにかく食べよう!」


みんな 「いただきま〜す!」






―学校・・・



生徒 「ミッカちゃーん!」


生徒 「イメチェンじゃん!?ふん・・・」


ミカ 「・・・。」


先生 「はーい、席つけ!」


みんな 「は〜い」


先生 「えーじゃあホームルーム始めるぞ。今日から事情によりクラス変更になった生徒が4人いる。」


みんな 「え〜っ!?」


生徒 「そんなことできんのかよ!?」


生徒 「誰なのー?せんせー」




先生 「お〜い、来てくれ4人とも。」


翔 「うい〜っす。」


ジョニー 「はいよ」


ツバサ 「おはよーございます☆」


光 「いやっほー!」


ミカ (えええええ!?)




生徒 「おいおい・・・あいつらって隣のクラスのリーゼント集団じゃん・・・」


生徒 「うわマジかよ・・・なんでこのクラスに・・・?」



ザワザワ・・・





翔 「先生、俺たち小林さんの隣ね。」


ミカ 「えっ・・・。」


先生 「えっ!4人ともか?」


翔 「とーぜんだろ☆」





クラスの生徒は全員振り返って、一番後ろのミカのほうを向いた。




ミカ 「・・・。」


生徒 「なんでミカの隣なの?」


生徒 「あいつの隣とか(笑)やめとけってマジで〜」


先生 「こら、人を馬鹿にするんじゃない。」


翔 「じゃ、そういうことで。」


先生 「・・・って、君たちも勝手に・・・」


ジョニー 「へぇ?先生。いいんだね?」


先生 「・・・。」


ミカ 「・・・?」





翔たちは机を動かし始めて、ミカの席を取り囲むようにして座った。





ミカ 「どうして・・・」


ジョニー 「お前いじめられてるんだろ?」


ツバサ 「僕たちがガッチリ守るからさ」


ミカ 「えっ・・・」


先生 「はー・・・。仕方ない。時間もないし一時間目始めるぞー」





―休み時間・・・



生徒 「おいミカ。いつまで座ってんじゃねぇよ。のろまだな。」



アッハッハッハ・・・



翔 「おい、座ってるだけで何が悪いんだよ?」


生徒 「はあ?あんたらね、このクラスに来たからって調子乗ってんじゃないよ。」


ジョニー 「お前らいい加減にしろ。ケガしたくなければな」


生徒 「何あいつら・・・行こ」



タッタッタ・・・




ミカ 「・・・。」


翔 「おい、大丈夫か?」


ミカ 「ごめんね・・・」


ツバサ 「え?」


ミカ 「私、何もできなかった・・・。」


光 「何言ってんだよ。俺たちがいる!」


ミカ 「うん・・・」






―放課後・・・



ミカ 「あの・・・バンドの練習は普段、放課後にやってるの?」


翔 「ああ、そうだよ」


ツバサ 「今日も、もちろんやるよ♪」


ミカ 「じゃあ、私も歌の練習がしたい。」


翔 「ああ。ミカも一緒にやろう」


光 「う〜!楽しみだYO!」






―帰宅・・・


翔 「よし。じゃあ改めて、それぞれのパートを紹介するぜ!まずはギター、俺とツバサの2人でやってるんだ。そしてジョニーがベースだ!」


ツバサ 「うん!」


ジョニー 「いくぜ!」



♪〜〜♪♪〜〜♪〜〜♪〜




ミカ 「うわぁ・・・!」


ジョニー 「んぁ、いいか?」


ミカ 「良い!すごく良い!!」


翔 「そして光はドラム!」




♪♪♪〜♪〜



ミカ 「おお〜!」


光 「ラップもできるYO☆!」


ミカ 「そうなんだ、すごいねー!」


翔 「じゃあミカ、歌ってみて」


ミカ 「ん〜でも何を歌えば・・・?」


翔 「何でもいいんだよ」


ミカ 「・・・うん」



ミカは少し間をおいてから、すっと息を吸って歌い始めた。



♪〜♪〜〜〜〜♪♪〜〜




翔 「こっ・・・これは・・・!?」


光 「ええええ」


ミカ 「あ・・・す、すみません!私こんな声しか出なくて・・・音痴だし声も低いし・・・」


ツバサ 「違うんだ、ミカ」


ジョニー 「お前・・・すごいな!」


ミカ 「・・・へ??」


翔 「お前の歌声はすごいっ!」


ミカ 「え、ちょっと・・・何言ってるんですか!?」


翔 「これで俺たちは安泰だな!」


ツバサ 「わ〜い!!」


ミカ 「え、あの・・・」




ミカは動揺している。




ミカ 「・・・あの、曲はあるんですか?」


翔 「カバーもしてるが、俺たちはなるべく自分たちで曲を作ってるぜ!」


ジョニー 「でもなかなかいい曲ができないんだよなぁ・・・」


ミカ 「あ、あの・・・」


ジョニー 「ん?」


ミカ 「私に曲を作らせて下さいっ!!」


ツバサ 「え・・・」


翔 「いいんじゃねぇの?もうバンドの一員だもんな。」


ジョニー 「やってみるか?」


ミカ 「お願いします」


光 「いい挑戦だ!俺たちも協力するYO」


翔 「じゃパートごとに練習!」



♪〜〜♪♪〜




翔 「ミカ、曲作りなんだが・・・」


ミカ 「あの・・・前から聞きたかったんですけど・・・」


翔 「ん?何だ?」


ミカ 「みなさんは・・・その、ヤンキーなんですか?」


翔 「ああ、元な。」


ミカ 「ええっ」


翔 「でも、もう昔のことだ」


ミカ 「ははは・・・」


翔 「音楽が好きだったんだ。特にロック。バンドを組んで、とりあえず青春してた。俺たちの青春の傍らにはいつもロックがあったんだ。あいつらと一緒に過ごして、新たな夢も見た。」


ミカ 「夢・・・ですか」


翔 「ミカにも夢ってあるだろ?」


ミカ 「でも・・・考えたこと無いです。」


翔 「そっか・・・。」


ミカ 「現状を変えていかないと。って、思ってはいるんです。でも、私なんか・・・何もできないって思うと・・・夢なんて、希望なんて持てません・・・ただひたすら、焦るばかりで・・・」




翔 「でも急ぐことは無いんじゃないか?」


ミカ 「え?」


翔 「一個一個やってこうぜ。ミカがバンドに入るってだけでも、大きな進歩だと思うぜ?」


ミカ 「そうですよね・・・!」


翔 「あとさ、敬語じゃなくていいよ?」


ミカ 「あ!!うん。」


ジョニー 「翔、ちょっと合わせてみたいんだけど来てくれ。」


翔 「お、分かった。」



バタン・・・






ミカ (あー・・・行っちゃった。曲作り、まず最初に何からやればいいかな・・・?)


― 一時間半後・・・



翔 「ミカ、どうだ?」


ミカ 「zzz・・・」


翔 「あ、寝てる」


翔はクスっと笑った。




ミカ 「ん・・・」


翔 「お、起きたか」


ミカ 「・・・あ!す、すみません!曲のこと、色々考えてたら眠くなってしまって・・・」


翔 「今日はもう終わりにしよう」


ミカ 「え、でも・・・」


翔 「大丈夫!まだ始めたばかりだ、ゆっくり作っていこーぜ!」



翔はミカの肩をポンと叩いた。




ミカ 「っ・・・!」


翔 「?」


ミカ 「あ、ゴメン。わ、私ゆゆゆ夕食のしたくするにぇ!」


翔 「え?」


バタバタ・・・


翔 (あれ、俺警戒されてる・・・?)





―ミカの部屋


ミカ 「ふぅ・・・。」


ミカは電気をつけて、ベッドに倒れた。


ミカ (・・・なんで私ドキっとしてるの!?ちょっと肩に手置いただけじゃん!も、もう寝よう・・・)









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