表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
とある貴族の人形遣い (仮)  作者: 涼坂 九羅
1章 転生と人形遣い
2/37

2話 ドール

 説明口調多め


 読み難かったらゴメンなさい

 おはようございます!

 夢の異世界転生を果たした、現世での名前は『レイジ』です。


 えっ!?

 前世での名前はなんて言うのかって?

 別になんでも良いじゃないですか、平凡でありきたりな名前でしたよ。

 まぁ、名付けてくれた親には感謝してましたけどね(キリッ)


 それにしても…

 分かってはいたけど、赤ん坊の期間って長いですねぇ〜

 実は産まれてから1年以上が経過してます…


 二足歩行はまだ無理ですが、ハイハイのスキルを取得しました!!

 最近は、俺って発育遅いのかな?

 なんて、赤ん坊にあるまじき不安を抱えています、普通の赤ん坊がどのくらいの時期に歩ける様になるのか知らないのです、自分だけ遅い様な気がします…


 よく世話を焼いてくれる『アリサ』について語りますね。

 

 彼女は凄い働き者です。

 家の中には彼女以外に大勢のメイドさんが居ますが、彼女が一番働いている様に見えます。

 家が大きいみたいなので、他のメイドさん達も忙しく働いているのでしょうが、面倒を見てくれるアリサが一番働いている様に見えてしまいます。


 アリサは美人さんです。

 髪型は肩ぐらいまで伸ばした、黒髪。

 年齢は16歳くらいかな、生前の俺とそう年が変わらないくらいだろうな…

 日本人と唯一違うのは赤い瞳か…

 その瞳が彼女の美しさを際立たせている。


 最初こそ、

 コイツ下っ端じゃねぇーの?

 とか、失礼なことを思っていましたが。

 最近、メイドの中ではそこそこ偉いことが判明しました。


 何やら、他のメイドに指示を飛ばしていたのです。

 自身も箒を片手に部屋を出て行った、彼女の代わりに部屋に入ったメイドさん達が、何やら剣やら槍やら持っていらっしゃたが…その時は意味が分からなかった…


 意味が解ったのはアリサ達が帰って来てからです。

 部屋に戻った彼女はメイドを一人抱えていた、そのメイドは体中汚れて、泥まみれだった…

 そして、ピクリとも動かない…嫌な予感がした…


 俺を守っていたメイド達が、泥まみれのメイドを受け取り、部屋から出て行く…

 

 彼女は大丈夫なのだろうか?…心配だ…


 部屋に残ったアリサが近付いて来て、俺の頭を撫でて微笑んでくれる。


「安心して下さいマスター

 悪い魔物は私が倒しました、彼女はその戦闘で深手を負ってしまいましたが直に治ります、ご安心を」


 魔物?

 そう言えば、ファンタジーな世界だからな魔物くらい居るだろう。


 えっ?

 その魔物、アリサが倒したの?

 皆に指示飛ばしていたのは、もしかして魔物を倒すため?


 えっと・・・、アリサさんってもしかして強い人?


 その後も何度かそういう事件があり、

 アリサがその度に出向いていたので、もうアリサが何らかの方法で魔物を倒しているのは確定事項だな…


 俺は幼いながら、大きくなったらアリサに弟子入りしようと決めた…



 ハイハイのスキルを取得したのは良いが…

 アリサが自由にさせてくれません…


 自分で言うのもアレですが、アリサは俺にデレデレです。

 一日中、付きっきりです。

 若干、クールキャラを演じているみたいなのですが…

 その内側にある暖かみというか、ときどき慌てた時に出る素の口調とか可愛いです♪


 それはいいんですが・・・

 自由時間が無いです。


 部屋の中では自由なのだが…

 部屋の外には出たこと無いですね。

 流石に産まれてこのかた部屋の中ではないけど、家の外には出たことないどろうなぁ…


 出たい…

 家から出会い…

 せめて、部屋から出たい…


 アリサを出し抜く方法を模索しました。

 ソコで俺が思いついたのは、夜に寝た振りすることです。


 そして今夜、ソレを実行します……


 寝たふり開始………


……はっ!?

 スミマセン、本当に寝てました。

 お陰で良い時間です、真夜中ですよ、流石のアリサも寝てる筈…


「おや、起きたのですかマスター?

 少々、作業の音が五月蝿かったでしょうか…

 申し訳ございません」


 アリサは起きていた。

 何やら編み物をしている、魔法ではなく手作業だ…

 ソレは人形に見えた…


 アリサはニコリと笑みを浮かべる。


「マスターは人形が好きなご様子なので、今度、手作りの物をプレゼントさせて頂きます

 マスターは普通の子と違う『天の落とし子』様なので、このような物でご満足頂けるか解りませんが」


 確かに人形は少々歪だが、俺は彼女の気持ちが凄く嬉しかった。

 心の中で、ありがとう、と呟く。

 そうしたら…


「どう致しまして、マスター

 感謝して頂けるのなら、早く喋れる様になって下さいね?

 私に教えて差し上げれることなら、なんでも教えて差し上げますから」


 !?


 えっ?

 言葉…ていうか心が通じてないか?

 どういうことだ?

 何このテレパス…

 訳が解らない…魔法クオリティか…


「魔法ではありません

 私は、マスターの魔力により『永続契約』した『ドール』ではありませんか…心など通じて当然です、魂で繋がっているのですから…


 とはいえ、まだ、マスターがこの世に慣れていらっしゃらない時分の話ですから記憶に無いのは当たり前ですね、すみません…

 

…そうですね、マスターは他のお子様より極めて早く自我をお持ちなのでお話させて頂きます


 最初は本当に驚いたのですよ?

 マスターの自我には驚かされています、まさかこんなに早くお話できるとは思いませんでした

 流石はマスターです、『天の落とし子』は伊達ではありませんね」


 何言ってるのかサッパリだが、とりあえず彼女と心が通じているかとだけ理解出来た…


 つーか、『ドール』ってなんなんだ?

『永続契約』ってなによ? 『天の落とし子』もハテナワードだ…


「はい、そうですね、その3つは私とマスターを語る上で欠かせません

 まず、『天の落とし子』から説明させて頂きます」


 端から見れば、『大丈夫かこのメイドさん?』な、光景だと思う

 まぁ、今は真夜中でし、俺の部屋だし誰も来ないけどね…


「天の落とし子とは、産まれながらにして圧倒的な能力を保有する人間を差します

 ある者は、怪力。ある者は、魔力量。ある者は、ユニークスキル…


 そう言った物を持って産まれて来る者達は、例外無く世界を動かします

 そんな彼等を畏怖と尊敬の念を込めて、天の落とし子と人は呼んでいます」


 俺は、その中の一人…みたいなこと言ってなかったか?


「はい、マスターは圧倒的な魔力量と、あるスキルを身につけ産まれて来た『落とし子様』です」


 あれか?

 某野球ゲームの育成編で出て来る『天才肌』みたいなものか?


「ヤキュウ…?

 時々、マスターは訳の解らない単語を使いますね…

 アリサは、マスターの将来が不安です」


 …心が通じていると言っても、俺の知っている物を全部理解出来る訳では無いのだな…


「当たり前です、私とて生後1年とちょっとなのですよ?

 知らないことの方が多いです…」


 まて、…生後1年ちょっとだと…、お前、どう見ても15、6じゃねーか!!


「失礼ですね…

 起動してから1年ちょっと、製造されてから2年以内の新品ですよ?」


 ん?

 話が噛み合ないな…

 新品?…

 なんのことだ?


 これはアレか?

『ドール』とかいう単語が関係しているのか?


「そういえば、我々『ドール』の説明がまだでしたね

『ドール』とは自我を持った人形の総称で、本来『ドール』とは、『偽りの魂』を持った人形のことですね


 私もその一体…

 希代の人形遣いと呼ばれた、マスターのお爺さま…大旦那様の最高傑作が私です」


 OK

 ストップ!

 そんな話、突然されても意味が分かる訳…


グニュ…


「・・・」


 あ、アリサさんの…アリサさんの首が…回ってらっしゃる…


 声が出ない、

 まぁ、仕方ないよなトラウマ光景だもん…

 大人でもこの光景見れば、泣き出すに違いない…


 アリサさんは、俺の内心を知って知らずか、首が後ろを向いたまま続ける。


「そして大旦那様が頭首を勤め、マスターの産まれた家が『人形遣い』の名門にして、『7大貴族』の1つ


『月村家』なのでございます…


 月村家には代々、産まれて直ぐの早い段階で、その後の人生をサポートする『ドール』との『永続契約』を結ぶ習わしがあり、

 この度、マスターの専属ドール兼メイドを仰せつかったのは

 大旦那様の最高傑作たる私、『影山アリサ』となりました

 誠に嬉しい限りです


 不束者では御座いますが、どうか末永くお願い申し上げます」


 そんなこんなでアリサさんの、お話が終わった。


「あっ!

 因みに、この屋敷に居るメイド中、80%が私と同じドールです

 今度、紹介しますね」


 アレだよな、今まで人間だと思っていた人が、人間じゃないと知ると…

 

 スッゲーショックだわ…

 

 寝込んでいい?


 

 



 



 1歳ちょっとの赤ん坊と、真剣に話をする美人のメイドさん・・・


 うん、シュールだ・・・

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ