表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

35/61

いったい俺はなにを見ているんだ?

 謎スキル――「$$$$%$」


 どう読むかもわからないそのスキルは、やはり効果も謎そのものだった。


 発動したその瞬間……見覚えのない場所に飛ばされたのである。


「これは……夢か?」


 周囲を見渡すうち、俺は徐々にそう思い始めていた。


 まるで音のない世界。

 まるで見覚えのない世界。


 どこか幻想的なその雰囲気からは、あまり現実味を感じることができなかった。しかもどういうわけか、《懐かしい気分》さえ浮かんでくるような……


「はっ……はっ……!」


 と。

 ふいに男の声が聞こえてきて、俺は片眉をあげた。


 なんだろう……

 剣の素振りをしているようだが……どことなく父親と面影が似ているな。


「あ、あのー……」


 声をかけてみるも、反応はない。

 無視している……というわけでもなさそうだな。そもそもからして、俺の存在にさえ気づいていない気がする。


「ほっほ。いつも精が出るな」


「陛下……」


 また別の人物が現れたようだな。

 部屋の扉を開けて、なにやら豪華そうな服を身にまとった男が登場して――


 ――って、ん?


 待てよ。

 この人、どこかで見たことあるような……


「ま……まさか……!!」


 もちろん、実際に会ったことはない。というか、本来は会えないはずだ。


 ――初代国王、クルーガー・ディ・レベルオン。

 もう何千前年も前に亡くなったはずの、歴史上の偉人なのだから。


「マ……マジかよ……」


 教養のない俺だが、さすがに初代国王くらいはわかる。


 たしかレベルオン王国が周辺諸国から《独立》を果たせたのも、クルーガーの手腕があったからこそ。


 大胆すぎるほどの行動力に、緻密な計算に基づいた話術……


 当時《剣聖》と呼ばれていた人物とともに戦場を駆け抜け、隣国からの侵略をことごとく跳ね除けたという。


 っていうことは、この剣を素振りをしている男が、その《剣聖》だということだろうか……?


 そんな思索を巡らせていると、初代国王クルーガーが、にやりと笑って告げた。


「パルア・ヴァレスタインよ。たまには思いっきりくつろいではみんか? 余が良き女を紹介してやろうぞ」


「いえ……結構です。というか陛下、ゆうべはどなたとお楽しみだったんですかな?」


「ぎく。き……気づいておった?」


「当然でしょう。陛下の考えは読みやすい」


 ――おい。

 おいおいおいおい。


 いま、初代国王はなんと言った?


 パルア・ヴァレスタイン・・・・・・・


 偶然か必然か、俺の家名とまったく同じなんだが――


☆★ 大切なお願いです!! ★☆


ここまでお読みくださり、ありがとうございます! 


少しでも面白い、次が気になると思っていただけたのなら、


ぜひ【評価】と【ブックマーク登録】をお願い致します……m(_ _)m


久しぶりに日間ランキングに載れたので、この勢いを削ぐことなく、面白い物語を書いていきたいと思います。


【評価】も【ブックマーク登録】も、たった数秒の操作で終わります。


評価はこのページの下(広告の下)にある「☆☆☆☆☆」の箇所を押していただければ行えます。


今後の更新のモチベーションにもなりますので、ぜひ【評価】と【ブックマーク登録】をお願い致します……!m(_ _)m



よろしくお願いします……!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


▼【※超速報※】 こちらの小説が【 2022年10月7日 】に発売されます! 下記の画像が表紙絵となります!▼ 明日10/7、本作が発売します! 超面白い内容となっていますので、ぜひお手に取りくださいませれ(ノシ 'ω')ノシ バンバン ↓下記が表紙絵です! クリックで商品紹介ページに飛べます! i000000
― 新着の感想 ―
[良い点] 読みやすいです [一言] 面白かったです頑張って下さい応援してます
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ