表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

34/61

なんだここは

 今日はルリスとのデートで一日が終わった。


 アイスを食べたり、観光名所を回ったり……実に楽しい時間を過ごしたものだ。


 そして陽も沈み、そろそろ解散しようかというタイミングで、ルリスが衝撃的な発言を放ってきたのだ。


「――でもアルバート、どこに泊まるの?」


 ……と。


 そう。

 そうなのである。


 まさかフェミア街に住むわけにはいかないし、宿で生活するのも抵抗がある。多くの金貨を持っているとはいえ、こちとら貧乏生活が身についてしまっているからな。


 宿泊だけでお金を使うなんて……考えただけでゾッとする。


 ――というわけで。

 俺はなんと、ルリスとともに王城を訪れていた。


 ここではルリスも変装する必要がないし……堂々と姿を晒しているルリスと、俺は手を繋いで歩いているのである。


「あの殿方……いったいどなたかしら……?」

「たしかバルフレイ様にさえ勝利した《勇者》様だとか……」

「まあ……。お顔も格好いいし、タイプかも……」


 王城を歩いている最中、そんなヒソヒソ話がひっきりなしに聞こえてきたんだよな。


 片や王女に、片や勇者。

 注目を浴びるのもわからないではないが。


「じゃあアルバート、とりあえず一緒の部屋で寝よっか♪」


「寝るかっ!!」


 さすがにそれだけは思いっきり否定しておくことにした。



     ★



 ――夜十時。


「……ね、寝付けない……」


 高級ベッドの上で寝返りを打ちながら、俺はひとり、そう呟いていた。


 ふかふかなベッド。おしゃれな部屋。寒くも暑くもなく、快適に調整されている室温。


 たしかに心地よい部屋には変わりないのだが……どことなく、落ち着かないんだよな。


 昨日の今日で色々あったのもあるし、この短期間で、俺の人生は大きく変わっていったからな。


 ここで落ち着いていられるほど……俺は人間ができていない。


 ――そうだ。あれ・・、使ってみるか?


 ふと思い立った俺は、ひとまずベッドから降りることにした。肌ざわりのいいカーペットが衝撃を受け止めてくれるので、これまた心地の良い感触が襲ってくる。




――――



【全自動レベルアップ】によってアルバートのレベルが急速に上がりました。


 レベル:487


 攻撃力:35963

 防御力:34092

 魔法攻撃力:45675

 魔法防御力:41934

 速さ:63093


 神域覚醒まで:あと513


 使用可能なスキル一覧


  ・【鑑定】

  ・【闇属性魔法】

  ・$$$$%$


――――




 ――そう。


 このスキル一覧の最後にある――「$$$$%$」という表記。


 実は昨日から気になっていたんだが、結局、詳しいことはわからずじまいなんだよな。


【鑑定】も【闇属性魔法】も有用なスキルではあったわけだし、きっと危険なものではないと思うんだが……


「いっちょ、試してみるかな」


 スキル発動。$$$$%$――


 心のなかでそう唱えた、その瞬間……


「うっ…………」


 ふいに視界が眩いばかりの光に包まれた。


 目の前が、真っ暗になる。

 なにも見えなくなる……


  ★


 そして気づいたとき、俺はまったく別の場所にいた。


 ――ここは、どこだ……?


 豪華な調度品の数々。天井に敷き詰められたシャンデリア。壁面に掛けられている、見るも高級そうな絵画。


 王城……ではないな。

 どこかの屋敷だと思われるが、これはどこかで見たことあるような……?

☆★ 大切なお願いです!! ★☆


ここまでお読みくださり、ありがとうございます! 


少しでも面白い、次が気になると思っていただけたのなら、


ぜひ【評価】と【ブックマーク登録】をお願い致します……m(_ _)m


久しぶりに日間ランキングに載れたので、この勢いを削ぐことなく、面白い物語を書いていきたいと思います。


【評価】も【ブックマーク登録】も、たった数秒の操作で終わります。


評価はこのページの下(広告の下)にある「☆☆☆☆☆」の箇所を押していただければ行えます。


今後の更新のモチベーションにもなりますので、ぜひ【評価】と【ブックマーク登録】をお願い致します……!m(_ _)m



よろしくお願いします……!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


▼【※超速報※】 こちらの小説が【 2022年10月7日 】に発売されます! 下記の画像が表紙絵となります!▼ 明日10/7、本作が発売します! 超面白い内容となっていますので、ぜひお手に取りくださいませれ(ノシ 'ω')ノシ バンバン ↓下記が表紙絵です! クリックで商品紹介ページに飛べます! i000000
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ