表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/20

2009.07/30 0910

昨夜の約束から約10時間。

人の心の移り変わりとは激しいものであると実感する。


昨夜、離れる約束をして家路についたとき、自分の中には前向きな気持ちしかなかった。

まるで、達成感にも似た感覚で、実に曇りない空の様な気持ちだった。

例えるなら、彼女への気持ちが完全に消えてしまって、解き放たれた様な感じだった。


今朝、起きた時は何も感じなかった。

ふと我にかえって考えても、離れる約束をした事で、自分の中で完全に整理がついてしまった様に思えた。


しかし、電車に乗ると突然、元の気持ちが戻ってきた。

彼女に会いたい。話をしたい。メールだけでもしていたい。

そんな気持ちと同時に一カ月後に自分が選ばれない恐怖に襲われた。

思わず、満員電車の中で泣き出しそうになってしまった。


今の自分は彼女無しでは生きられない。

そんな大げさかも知れない事を書くが、実際にこの一カ月も相当苦しい時間になると思う。


答えが出るのを待つしかないのは分かってる。

何もできないのも分かってる。

ただ、一目でいい。

彼女に会いたい。


そんな事を思っていると、ふと思う。

彼女を好きなのは分かる。

しかし、もう一カ月も経った。

それにも関わらず、どうして自分はこんなにも彼女を想い続ける事ができるのだろうか。

性交渉の一回でもあれば、その欲求から執着するのは分かる。

しかし、彼女と自分は一緒にいた時間こそ多く、話した事が多いだけで、互いの肉欲に依存してるわけでも、他の何かに依存してるわけでもない。

それこそ、自分は早ければ一週間程度で、本来はこういう気持ちは消えてしまう。


ただ好きなだけ。ただ大事なだけ。

でも、想い続けた事はここまでない。


今まで、ブログや手紙などで様々な事を考えては書き残した。

しかし、その中で好きな理由を何度書いても、納得できるのはその時だけで、いつも今の様に彼女を好きな理由を考えてしまう。


彼女を好きな理由。

それは最初から分からなかった。初めて頭でなく、心で好きになった人。

だからこそ、自分にはこの気持ちに経験が無い。

経験があれば答えを出せるのだろうか、何が彼女をここまで求めるのか微かにも分からないのが始末が悪い。


彼女は自分が彼女を本当に愛しているのを知っている。

しかし、どうしてそこまで自らに執着するのかを疑問に思っている。

今まで、脳が出した答えを何度も伝えてきた。

それらで、彼女の中でも何か納得したのか、最近はその事を話したりはしなかった。

この謎を解明して、彼女に本当は伝えたい。

そしたら、その時は、もっと彼女を愛せるのだろうか...


どちらにしても、今は答えが出ない。

また、何か見つけたらここに書いておこう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ