2009.07/28 0325
眠れない夜(2009.07/28 03:25)
虚無感からか眠れない時間が続く。
彼女とあまりにも長い時間を電話で話すために、自分は彼女にIPフォンアプリケーションのスカイプの導入をお願いした。
眠れない時間を紛らわすために、パソコンに電源をいれる。
スカイプはパソコンログイン時に自動起動状態のままになっていた。
状態を切り替えようと昼間も思ったが、それを忘れていたのを思い出して、ついでにオフにしようと起動完了を待っていた。
起動が完了して、ウインドウを開くと彼女はログインしていた。
時間は2時過ぎ。
どう考えても普段なら起きてる時間じゃない。
自分は慌ててログイン状態を隠してしまった。
何も話さず、何もメールもしないでいる約束だったのに、あまりにも酷すぎる。
彼との会話のためにログインしていたのか、それは定かではない。
こちらがログイン状態を隠して、10分ほどで彼女はログアウトした。
ただの偶然なのか、待っていたのか分からない。
ただ、完全な虚無感がまた元の感情に戻ってしまったのを感じた。
話をしたい。
だけど、そうしてはいけない。
ログアウト状態のアイコンをひたすら眺めてた。
彼女の最終ログイン時間は7月28日 午前2時2分。
何を考え、どうすればいい。
どうして、こんな状態にならなくてはいけないのか分からない。
眠れない時間が続く。
すると、またも雨が降ってきた。
雨の音が部屋に響いて、ただ切なくて悲しくなっていった。
いっそ誰かに殺してほしい。
こんな状態を、いつまで過ごし続けなければいけないのだろうか。
こんな状態を、自分は本当に整理できる様になるのだろうか。
こんな事を彼女も本当は思っているのだろうか。
思っていてほしいとは思っても、こんな事を思ってほしくないとも思える。
彼女は彼を選んだならば、こんな事を思うべきじゃない。
自分は霊感はないと信じたい。
しかし、見える程でなくても、何かをたまに感じる時がある。
昨夜、眠るとき。
仰向けでベッドに倒れて瞳を閉じると、彼女が自分の顔を引き寄せる感覚を感じた。
さっきまでは感じなかったはずなのに、ベッドに戻ると今も彼女を微かに感じる。
この感覚が何を意味するのかは分からない。
あまりにも同じ過ぎる自分と彼女だからこそ、双子が感じる感覚の様に何かを感じるとでも言うのだろうか。
もしもそうなら、そんなの感じたくない。
もしも、離れる事を決意したせいで、一層求めてしまったら、互いが離れる決意をした意味がなくなってしまう。
昨夜、彼女は家から自宅に帰る際に「いってきます」と言った。
そうしようと決めたから。
離れる事も「一旦だ」と互いに話した。
今すぐにでも「おかえり」と言いたい。
今すぐにでも、その一旦を終わらせたい。
完全に自分は馬鹿だと思う。
彼女を幸せにできるのは自分であると思うのに、彼女もそうであると思うのに、離れてしまうなんて。
雨の音が少し小さくなった。
今すぐ寝ても、数時間後には起きて仕事に行かなければいけない。
そしたら彼女はそこにいる。
彼女と目が合うなら、笑顔でいたい。
だけど、話はすべきじゃない。
全くもって、昨日までとは違う異常な関係が続いてるだけに思えてならない。