2009.08/05 2006
話したい事がある。
伝えたい事がある。
貴女はありますか?
貴女もそう思う事がありますか?
私の中では、答えが出ています。
貴女の中でも、答えが出ているのではないですか?
私は貴女と共に
貴女は彼と共に
それが私達の答えではないのですか?
毎日毎日、話したい事が増えていって
それはきっと、貴女に話す前に消えていって
それはきっと、貴女に話す事なく消えていく
そんな事を考えて
そんな予感がする
だけど、貴女が好きで
貴女と今でもいたい
答えなんていらないくらい
形なんてどうでもいいくらい
貴女と話したい
貴女の笑顔を眺めたい
着飾る貴女も好きだけど
私は何もしてない貴女が好き
昨日は執筆を休んだ。
生活に支障が出てるのは今に始まった事ではないが、身体的な損傷というものがここまで疲労を増加させるものだとは思わなかった。
予想以上の疲労に昨日は帰宅するだけで、精一杯だった。
それにしても、彼女が答えを出さないという事は、今も迷っているという事なのであろうか。
それとも、その事を考えてもいないのだろうか。
残り23日
つまり、約束から一週間が経過した事になるわけだが、自分は少しだけ彼女を求める虚無状態からは解放されつつある。
虚無状態は極度の空腹状態に似ている気がする。
だからこそ、やり切れない気持ちを抱いたとき、「やけ食い」という行為が成立する気がする。
少し前の自分は、確かに満足に食事もしなかったせいもあって、一層、その感覚が強かった。
しかし、今はケガによる食欲がある。
人は手術や怪我などをすると、痩せるらしい。
それは、身体が自己回復に多量のエネルギーを消耗するからだと聞く。
それに伴い、体は痩せる前が正常な状態であるのだから、消耗後に痩せる状態は正常ではないため、消費分は摂取しなくてはならない。
故に食欲が発生するわけだ。
その食欲により、空腹を満たす事で、やけ食い同様に虚無感が緩和される。
それが、自分の中で精神を落ち着けているという事なのだと思ったりする。
もしかしたら、単純にこの状況に慣れてきたのかも知れないし、何をしたところで冷め様のない想いに考える事を諦めたのかも知れない。
自分がどんなに彼女を想って、どんなに食べたくなくても、体は正常に機能しているというだ。
人の本能である繁殖。
その可能性のある人を想うよりも、生命維持の本能の方が勝るという事なんだろう。
何とも自然に思える事だが、何とも複雑な気持ちでもある。
こうして自己分析を続けるのは、色々と面白い。
しかしながら、こんな事を残りの日々も続けていくのだろうか。
色々な自己分析結果が出るのは面白いが、これもまた、複雑な気持ちになる。
彼女とこうなる前に、彼女が好きなツインピークスのDVDを借りた。
今はDVDの7枚目が終わったところ。
この物語の中で、FBI捜査官のクーパーは、毎日の様にテープレコーダーで自身の状況を録音している。
そして、その際には必ず「ダイアン」というテープを聞くのであろう相手の名前を言う。
この記録は、当然ダイアンに向けたものでもないし、自分に向けたものでも、誰に向けたものでもない。
だからこそ、これを読む物がいなければ、何の意味も無い文字の羅列でしかない。
誰かが読んでいるのかも分からない。
誰が読むのかも分からないが、そんな事はどうでもいい。
どちらにしても、今の自分は彼女に想いを伝えられず、伝える以前に話す事もできない。
かといって、こんな話をする相手もいないのだから、ここでこうしているかしかない。
もうすぐ、ツインピークスが見終わってしまう。
そしたら、彼女に繋がるものは、これだけになってしまう。
何かが片付くのは良い事だが、今はそれが切なくて仕方ない。