2009.08/03 2102
杖を購入した。
長さ90cm程度の杖で、比較的洒落たデザインのもの。
別にそういうお洒落に目覚めたわけではなくて、尾骶骨にひびが入ってしまい、まともに歩くことができないからだ。
怪我をした切っ掛けは、4日前くらいの事でその辺りを軽く打ち付けたせいだが、どうにも痛みがひかず、今日になって突然、まともに歩く事も立ち上がる事もできない様な痛みを感じる状態になった。
この3日間がどうして平気だったのかは不明だが、とにかく色々な部分で危機を感じたので、整形外科に行きレントゲンを撮ったところ、見事にひびが入っていた。
正確には折れている様にも見えたのだが、医者も自分も写真を見る感じでは断言できない状態で、診断書的には「骨折の疑い有り」となっている。
それほど、強打したわけではないので、余程打ち所が悪かったのか、極端な栄養不足で折れやすくなっていたのかも知れない。
痛みを感じる姿勢や、そのメカニズムを論理的に解明しようと試みるものの、その原理が分からない。
前屈みになると痛いのかと思いきや、そうでなかったり、そうであったり。
後ろに状態を反らすと痛いのかと思いきや、そうでなかったり、そうであったり。
何となく普通に歩いてみると、歩けたり、思わず倒れそうな激痛が走ったりと様々だ。
とりあえず、傘を杖代わりにしてみたが、かなり楽である事が分かったが、傘が曲がってしまうほどに痛みを感じる時には体重を掛けてしまうため、杖の購入に至ったわけだ。
それはともかく、現在も進行形で彼女は病気とは別に怪我をしている。
社内でも一部の人しか知らない程度だが、かなり日常の生活に支障が出ている。
彼女の怪我も一定の動作の際に激痛が走る状態で、その動作を必死にしない様にしている。
今日は上司の判断で病気休暇という扱いで休暇をもらったのだが、明日の朝のラッシュが恐ろしい。
それにしても、こういった怪我は初めてであるため、非常に疲れる。
彼女の怪我はここ数週間で起きた事で、それこそ自分が一緒にいた期間でもある。
彼女は今の自分の様な疲れの中で、自分と一緒にいたのかと思うと、本当に申し訳ない。
しかも彼女の場合、持病のせいで痛み止めの薬をたくさん飲む事ができない。
そのため、自分は一日二回飲める薬でも、彼女は朝だけで、夜には痛みが戻ってきてしまう。
それにも関わらず、一緒にいられる時間は夜だったわけで、痛み我慢する疲れと、その動作を補う行動、更に薬の切れた痛みの中で一緒にいてくれた事になる。
本当に優しくて、人情味に溢れる人なんだと思う反面。
今は話せないが、話せる様になる28日にはそれが別れの宣告でも、心底お礼を言いたい。
話は変わって、昨日、携帯のメールアドレスを変更した。
彼女には事前にその事を伝えていたが、肝心な確認手段の話をしていなかったので、変更の通達と、空メールの返信要請をした。
彼女に嘘を付きたくないが、どうして空メールがほしいのかの真意を伝えてしまうのは、この状況において卑怯だと思った。
理由は単純で、意味こそ書かないが、メールアドレスには四各語で意味のある単語が続けられている。
彼女がメールアドレスの意味を解読するかは不明だが、その意味と空メールを求める真意を知ったら、今の状況も28日に答えを出すにも影響が及ぶ可能性を考えた。
それに伴い、空メールの要請文は「ちゃんと届いているか確認などの意味もあって」と書いた。
実際に、文章の通りの意味の不安もあるのだが、最も重要なのは「など」の部分である。
本当は「貴女との事を考えたメールアドレスなので、変更後に一番最初にメールをもらいたいので、空メールでいいので返信して下さい。」と書きたかったわけだが、それを言うわけにもいかないし、かといって、互いの正確柄、おそらく返信の要請をしないとメールを返信する事はない。
だが、「ちゃんと届いているか確認のために返信して下さい」は、本来の目的を伝えてない点で嘘をついてる事になる。
割合的に「確認」の方が主となるためのメールなら、自分の中でもそこまで気にしたりはしないが、今回は意味が違うので、「など」をつける事でどうにかしておいた。
アドレス変更に伴い、自分との関わりのある女性二人には通達しなかった。
きっと、二人はある日メールが届かなくなり、怒るかがっかりすると思う。
もしかしたら、これを読む可能性もある人だ。
だから最後に、もしも、これを読んでいたら、謝っておく。
今の自分にはどうしても一緒にいたい人がいて、その為に何からも逃げたくないし、何一つも後ろめたいものを持っていたくない気持ちから、二人には通達をしなかった。
申し訳ない。
彼女に友達がたくさんいる様に、彼女に二人の事を話す事ができたら、その後に連絡しようと思う。
自分にお願いしてくれた事も、電話をくれた意味も分かっているし、その内容も覚えているからこそ、連絡しない事をわかってもらえたら助かる。