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2009.08/02 0038

残り26日か。


過呼吸とは、本来の呼吸よりも酸素の摂取量が過剰に多い状態を言うらしい。

呼吸において、人は本来であれば、酸素を吸い込み、それを血中に取り込んで、体内の二酸化炭素を排出する。

詳しい原理は分からないが、息を吐く事よりも、息を吸う事が多い場合に、酸素の摂取ばかりで二酸化炭素を排出しないために、過呼吸という状態になるそうだ。

過呼吸になった場合の対処方法としては、紙袋などで口と鼻を覆う様にし、呼吸をするといいらしい。

紙袋の中を自身の二酸化炭素で埋め尽くし、それを吸い込む事で酸素を吸収しないで二酸化炭素との割合を整える事で、この状態を改善できるそうだ。


この状態をこうして公の場に書くにあたり、少し調べてみたところ、この場合においては過呼吸とは言わないらしい。

正確には「過換気症候群かかんきしょうこうぐん」というそうだ。

内容は、精神的な不安によって過呼吸になり、その結果、手足や唇の痺れや動悸、目眩等の症状が引き起こされる心身症の一つで、呼吸により血液がアルカリ性に傾くことから呼吸性アルカローシスとも呼ばれらしい。

一般に過呼吸と称されるものとの違いは原因が「精神的な不安」にあることであり、過呼吸は呼吸を多く必要とする運動の後に起こるという点が異なるが、発症後の症状はほぼ同じとのこと。


呼吸を必要以上に行うと、呼気からの二酸化炭素の排出が必要量を超え動脈血の二酸化炭素濃度が減少して血液がアルカリ性に傾く。

この状態は息苦しさを覚えることがあり、神経系や意識が酸欠状態として誤認した結果、さらに激しい呼吸を行ってしまい、より症状が強くなるという悪循環から引き起こされる。


こんな事を調べて理解したところで、この部屋に紙袋などあるわけがない。

ビニール袋で試した事があるが、頭から被らない限りは死ぬ事もないだろうし、一応それなりに効果が得られる。

今はそれをする気もない。


要するに、今この「過換気症候群」という状態にある。

いい具合に額がしびれている。

そんな事はどうでもいい。


今日は死の恐怖を感じない。どちらかというと、酸欠状態でラリっている様な状態に近い。


先ほどから、継続中の状態でこれはこれで色々な事を考える。

現にこうして執筆ができる状態である事から、今の余裕が窺える。


我思うに、何かを作り出す人間というのは、非常に自己中心的で自分で自分の首を絞めている様に思う。

他の誰かと違って、「何かを作り出す」という才能や技術を持っていて、それだけでなく、それによって人の心を掴む事ができるが故に「クリエイターという職業が成立する」という事に本人は気付いていないのではないか?という事。


一般的なものに、歌手などがあるが、彼等は誰もが持ち得ないセンスと歌声、音感とそれを正確に発する技術、容姿、その立場を勝ち取る運を持ってその場所にいる。

それにも関わらず、精神的なストレスから、解散してみたり、死んでみたりするわけだ。


どうして、こんな事を考えたのかというと、自分がこれに該当するからだ。

今までもそうだが、今もそんな事をしようとしている自分がいる。

死ぬ方向ではなくて、辞める方向の考えだ。


自分が何かを作り出す事ができる時は、二つの時しか基本は無いと思う。

不幸のどん底を感じている様な甘ったれた時か、何も考える必要が無い様な平凡な時。

幸せを微塵でも感じている場合において、自分は何かを作る事をした事がない気がする。


楽しいものや、明るいものに対して、自身が魅力を感じていないのか、不幸であるが故に自身を見つめる事ができるからなのか、単純に暇だからなのかは分からない。


しかしながら、何かを作らなければいけない時、その時が楽しいと感じている時や、嬉しさを感じている時には、やはりそういった物を作る事ができる。

ただし、この場合には自分が意図的に作りたいわけではなく、作らなければいけない義務感が必要だ。


正直なところ、「楽しい」は難しい。

自分の精神が良い状態の時には楽しいものを作る事ができるわけだが、その逆の状態で楽しいものを作ると、もっと楽しいものになる。

不安定な反動で、きっと脳が有頂天になるのだと思う。

一般的な言い方をすれば、「壊れてる」という状態なのだと思う。


それはさておき





何かを書こうと思ったが、ここでやめておく。

たまには完結させないのも良いかもしれない。


何でもかんでも完結させればいいというものではない。

完結などしたから、今の自分は今の状態になってしまったのだから。

ずっと未完のままで、なあなあのまま続ける事ができたなら、こんな事を書く事にはならなかった。


しかし、未完のものはいつかは完成させなくてはいけない場合もある。

今の自分の場合も、それは例外でなく「これを何年も書き続けられる様な状態」など、遠慮したい。


ただ完結させて良いエンディングになるなら完結させたいのか、そのエンディングがどんなものであってもいいから完結させたいのかは分からない。

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