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2020年とワンダーランド  作者: 牧田祐樹
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一話意識とはなんだろう

僕はアパートの一室で目を覚ました。いや、ここは、僕のアパートだ。ベットから上半身を起こして、窓の外の景色を見ていた。外は激し雨の雷が外を支配していた。まるで、雨と雷の世界に閉じ込められているみたいだ。

本来なら、窓から道路やビルや、家などの景色が見えるはずだが霧に隠されている。雨と雷が続いている。僕にたいして、怒っているみたいだ。

この世界の仕組み、この世界の構成、この世界の感情。すべてを僕は分かったきがした。人の感情、憎悪、政治家の汚職にたいして感情的になる人、上級国民とあらたな仕切りをつくり、感情的になる人、なぜこうなるか僕にはわからない、ぼくからしたら、政治家が汚職をしたりしたら、人間の本性が見れて面白いと思う。上級国民が羨ましいと思う。何故か上級国民はお金を持っていて、自由に時間を使えて、好きなことができるからだ。こんな羨ましことはない。

僕は、考えを中断して、ベットから立ち、玄関へ向かった。そして、玄関でサンダルを履いて外へ出た。いつも聞こえるはずの車の音。外の喧騒が聞こえない。何かがおかしい、僕は左側にある階段に向かうため歩いた。階段に向かうための廊下の上には屋根がある。雨と雷は止まったようだ。まるで、僕の心の変化で動いているみたいだ。階段について階段を降りた。そして、右側のほうにあるコンビニに向かって歩いた。窓から見たよりも霧が濃くなったきがした。曲がり角を右に曲がりコンビニが見えた。そのコンビニ向かって歩いた。コンビニの自動ドアに近づいた。自動ドアが開きコンビニの中に入った。コンビニの中は、いつもの光景だった。店員がいるところに少女が立っていた。コンビニの指定の制服を着ているようだ。

僕は、店員をチラリと見て、飲み物のコーナーにいって、天然水のペットボトルを四本抱えてレジに持って行った。

「お願いします」

僕は店員に言った。その声は洞窟で声が反響しているみたいだった。

「いまこえがはんきょうしているとおもっている」

と店員の少女が言った。

「そうですね。しかし、あなたは、特殊なしゃべり方をしますね。あと僕の心の中を読んでいる」

僕は言った。少し笑おうと努めたが笑えなかった。変わらず声は反響している。

「ここはあなたのゆめのせかい。だから、あなたのこころはよめる」

少女が言った。

「僕は閉じ込められたのですか?この夢の世界に?」

僕は言った。反響している声で。

「いや。とじこめられてはいない。げんじつのあなたとわかれただけ」

少女は言った。

「現実の自分?僕にとって今見ている光景が現実だとおもうけど」

僕は言った。

「げんじつと、わかれたといったけど、げんじつのあなたの感情でこのせかいのふうけいがかわる」

彼女が言った。

「よくわからないな。僕はどんなそんざ――」

僕の前が歪んだ。そして、意識が遠のき、目の前が暗くなった。



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