芹澤 咲と言う女
ここからが一応この小説の始まりとも言えます。
是非最後まで読んでいただきたいと思います。
最後まで読みたいと思わせる作品にしていきたいと思っています。
俺が通う事になった中学校は近所の主な2つの小学校の生徒が通う、全校700人前後の中学校、もちろん徒歩15分圏内の中学校だ。
中学1年になりクラスメイトとの顔ぶれを見渡すと小学校から仲の良かった倉田 涼と一緒だった、他にも知っている顔はいたが、仲の良い奴は涼だけだった。
「よかった。はると一緒だ!1年間楽しくなりそうだな!」
「俺も安心したは、まずは可愛い子探さなきゃな」
俺の後ろの席に着いていたのはクラスで1番に可愛い子だった、普段先生からプリントを配られる際後ろの席に回すという作業があり、普段は右手のみで後ろに回していたが彼女の顔、手、匂いなどを見たい嗅ぎたいと言う淫らな気持ちで上半身を捻り丁寧に回すと言う方法を使用していた。
彼女の紹介をしていこう。
彼女の名前は芹澤 咲 彼女は元々、埼玉県の小学校に通っていたらしく、まだこの地域には慣れていなく、友達も全然いないらしい。可愛いからきっと友達もすぐできるだろう。そんなこんなで
そのうち他のクラスメイトと仲良くもなった。
きっかけは当時ものすごく流行っていたモンスターハンターと言うPSPのゲームだった。一緒にローカル通信で遊ぶ事ができたゲームで授業中教室内は狩人だらけになっていた。
まさに俺たちの教室は集会所と化していた…
ある数学の授業中、4人でゲームをしていると、その仲の1人 西島 徹が先生が横を通るにもかかわらずゲームに夢中で先生にバレてしまった。
数学の先生も20代後半でモンスターハンターを知っていて画面上にある他の3人の名前も読まれてしまった。
「トマトボーイ春日部、RYO、はる。涼と春は倉田と杉浦だな!」
「トマトボーイ春日部は誰だ…」結局トマトボーイ春日部事、東出 孝はバレずにやり過ごした。
俺たちはPSPを没収された、しかしこの話は今となっても笑いながら語られ続けられる鉄板ネタになっている。そしてこれがきっかけ咲とのはじめの1ページだった
『ずーぅと下向いてると思ったらゲームなんかやってたの、なんでちゃんと勉強しないの。本当男子って子供だよね』
「はぁっ、こんな勉強が将来なんの役に立つんだよ、女子ってすぐそーやって、男子って子供だよね〜とか自分が大人ですよぉーて感じで言ってくるけどそっちの方が子供ぽいって思うわー」
『この勉強で直接的には将来使わないかもしれないけど、何かを達成するために何かを努力する事ができるように練習してるんです!』
「それだったらゲームをクリアする為にクリアする過程を頑張ってる俺もやっている事だけど!」
『はあ、なにその屁理屈ほんと子供だわ。』
給食を食べている時隣の友達とケイドロの話をしていると、芹澤がどろけいじゃないのと言ってきた。
俺たちは3人共ケイドロで覚えているのに対し芹澤だけどろけいって可笑しくて芹澤を小馬鹿にするといつもあまり表情に出さない芹澤も頬を赤くして必死に説明してきて、余計に可笑しく思った。
掃除の時間も芹澤は気が立っていて、掃除中ふざけている俺に対してきつく怒ってきた。女子はこう言う時に変な団結力を作ってくるもんだ。
そんなこんなで随分芹澤ともよく喋る様になっていった…
この2人の出会いがこの物語りの始まり。
中学生ならでわの青々しい青春の話になっていると思います。是非ピュアな気持ちでこの先も書き続けていきたいと思います。
最後まで読んでいただきたいて感謝します。