ラスボスを倒しました
ラスボスを倒しました
「まだ1回層も降りてないけどすごくラスボス感がある扉だな」
あれから俺らは歩き続けて、扉の前に来ていた。
「じゃあ、開けるぞ」
俺は扉を開けた。
「クックックッ、良くぞ我がいる最下層の100回層まで参ったな。さぁ、来るがいい我が黒炎の灰にして殺るわ」
中にはツッコミどころ満載の女性がいた。
俺と同じような黒いコートに、眼帯をつけて、右手に黒くはない炎を纏わせている。
「...とりあえず、何箇所かツッコミたいのだが」
「フム、許可しよう」
「じゃあ、なんでまだ1回もボスと戦ってないのにいきなりラスボスなんだよ、しかもラスボス中二病感半端ないし、黒炎とか言ってるのに普通に赤い炎出してんじゃねぇ」
「最初の問は我には分からん、最後の問はカッコイイからだ。...あとさらっとディスったよね?私そんなメンタル強くないから辞めてよ」
「あ?最後の方よく聞こえなかったんだが?しっかり言えよ、あと、さっさと殺るなら殺ろうぜ」
「フン、良かろう我の強さを思い知らしてやろう。...えっ?今やるのニュアンス違くなかった?私死んじゃうの?まだ死にたくないよ」
「さぁ、殲滅の始まりだ」
そう言って俺は魔力を7、8割程度解放する。
するとラスボスさん華麗なジャンピング土下座をした。
「調子に乗ってすいませんでした、まだ死にたくないので許してください」
「...」
こうして俺はなんとも釈然としない形でラスボスを倒した?のだった。




