表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

灯りのあるこの街で (短編集)

素晴らしいマシン

作者: 新垣 電燈

ついに完成した。

この装置は無限に食料と酸素をつくり出す装置。これがあれば飢餓問題が解決するし、これにより、一揆や戦争も起きなくなるだろう。この機械をできるだけ低価格で、可能なら無料で各家庭に支給すれば…世界は平和に大きく近づく。

さあ、この装置を世に受け入れてもらうためにキャッチーな名前を付けないと……そうだな……飢餓…「飢餓脱出装置」…

何か違うな…全部英語にしてみよう。辞書…あった。飢餓は…と、えっと、すた、すたーばしょん?それで、脱出は…エスケープ。機械はマシンだから…「The machine to escape from starvation」か…何か違うな…

もっと親しみやすく…「たべものでるでる」「せかいすくい丸」「まもるくん」駄目だ。こんな名前、学会で発表できない。

もっとかっこよく…「saver」「God machine」「saverZ」「V3」うーん……








というわけで、博士の発明したこのマシンが、世に出るのはもう少し先のようだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] すごいマシンを発明したのに、博士のちょっとぬけている感じがとても可愛らしかったです(^^) この博士に会ってみたいなと思っちゃいました(笑)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ