ご飯を貰う
私はお腹の底から声をだし泣きました。お腹が減っていてなり振り考えず…
だから気づかなかった…部屋が凄い事になっている事に
でも私は泣きまくった一人の男性に抱っこされるまで…この男性、凄いストライクだし、美青年だ 少し垂れた紫の目に茶色の長髪…
泣くのを忘れ その美青年に魅入ってしまった。15年の人生で男性に抱っこされたのはお父さん位だし…こんなイケメンは画面越ししか見たこと無いし…
その美青年が私に話しかける
「リリア泣くな。泣けば暴走する」
えっ‼暴走って何が⁇凄い言葉が分かる これって転生チート⁇ それより暴走って何?
私は美青年に抱っこされながら周りを見た……何だろう?嵐ても来たのだろうか?高そうなガラスのテーブルが割れているし…ソファはひっくり返ってるし…
これが暴走?私がやったの?なんで私 泣いただけなのに… 泣いただけで部屋が台風のあとみたいになるの?
そこに心配そうに蒼い目に金髪の女性が入って来た。
「旦那様、リリアンヌ様は大丈夫ですか? まだ、魔臓器も不安定なのに そんなに魔力をお使いになれば… お身体に悪いです。」
「大丈夫だ」
美青年が答えた…なんだろう?凄いストライクなのに無愛想だ…せっかく垂れ目でワンコみたいなのに残念だ。それよりお腹が減りました……
「腹か減ってるみたいだ」
凄い! ただの無愛想垂れ目ワンコじゃあないのか!私がお腹が減ってるのに気付いた。女性が旦那様と言っていたし、この家の主だろうか?まさか私の父では無いだろう…でも私の事 抱っこしたし女性の人には様付けだし…部屋は豪華だし やっぱりこの美青年が父だろうか?でもそれよりご飯を
「リリアンヌ様、今おっぱいをあげますね。少しお待ち下さい。旦那様、リリアンヌ様を」
そう女性は言い美青年は私を女性に預けた…
ちょっと待っておっぱいって言った?おっぱいってそのおっぱい?哺乳瓶は?無いの?えっ‼私哺乳瓶は覚悟出来てもおっぱいは覚悟出来てません……ちょっと美青年さん哺乳瓶を…
「頼む」と言い美青年は部屋を出て行った。
嫌がる私を女性が蒼い服の間から胸を覗かせていた… 本当におっぱいなの‼ご立派な胸をみせないでーー 私は必死に抵抗する。でも赤ちゃんの私の抵抗では意味が無いのか…目の前にご立派な胸がある…なんだか泣きたくなる…でも暴走はしたくない‼ここは腹を括って飲もう‼
はい、美味しかったです!凄く よく考えれば私、赤ちゃんだし プライドとか無いし~良かった良かった……
それより部屋が元どうりなんですが‼これってゲームである魔法ですか?是非習いたいです。ところで母らしい人に会っていないのですが…
これまた進まない……