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致命的なタイミング
「ヨシオさーん!着替え持ってきましたよ~」
明るい声と共に浴室の扉が開いた。
ヨシオの動きが止まる。
右手にはピンクの下着。
左手は中途半端にシャツを脱いだまま。
「あ……」
真実の目が大きく見開かれた。
彼女は着替えを抱えたまま凍りつく。
その一瞬の沈黙が永遠に感じられた。
ヨシオの頭は
「あ……」
ヨシオの思考が停止する。
右手には真実のショーツ。左手は脱ぎかけのシャツ。
まさに「最悪の瞬間」が訪れたのだ。
「おっと……」
真実は顔を真っ赤にして固まっている。
目を見開いたまま、ヨシオの手の中の下着を凝視している。
「あの、これ……」
ヨシオは必死に言葉を探す。
何としても誤解を解かねばならない。
だが頭の中は真っ白だ。
何を言えばいい?
「落ちてたから拾っただけ」?
いやそれでは余計怪しい。
「触ってみたかった」?論外だ!
「ご……ごめん!」




