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## 零細生活者の生態### 第二十二章 青幕の夜明け
星空の下。
川面に映る灯り。
四人分の呼吸だけが夜を彩る。
「俺は何をしているんだ?」
ヨシオは自問した。
「どうしてこんなことに……」
だが答えは明白だった。
彼女たちのぬくもりが教えてくれた—
誰もが孤独に戦っているということを。
そして時々、
誰かに寄り添うことでしか癒されない痛みもあるのだと。
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夜が明けはじめた頃。
花音が最初に目覚めた。
「叔父さん……寝てます?」
返事はない。
満月も続いて目を開けた。
「本当に寝てる?」
柚希はすでに起きていた。
「寝てないわ……多分考え事してる」
三人は互いの顔を見合わせた。昨日まで敵対していた三人が今は共犯者となっている。
「次はどうする?」
満月が小声で尋ねた。
「もっと近づく」
花音が答えた。
「でも急がない」
「叔父さんを困らせないように」
柚希が付け加えた。
「でも離れない」
三人の決意が固まる中、
ヨシオは深い眠りについていた。
肩の力が抜け、普段より穏やかな表情で。
朝陽が昇り始める時刻。
新しい一日と共に—新しい関係性が芽生えようとしていた。




