第13話『アンデッド系魔物について』
はいどうも川中 春夏です。
今回は少し少ないですが、お許しを
パーラと同じ階列になったてことは…つまり、『幻獣魔種』になったってことか…
パーラは確か、下位中の下位って言ってたから、大体パーラと同じ強さになったわけだ。
この世界に来てから、まだ3日目だぞ…
色々なことが短い期間で起きてるから、さすがに頭がついていけなくなりそうだ…
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敵が『種族進化』をした事により、今まで一方的に倒し、徐々に数が減ってきた所で、どんでん返しが起きてしまったが、こちらの攻撃はより一層強くなり魔法を撃ち続けて大体30分、さすがに魔力切れの者が多くなってきてしまったため、徐々に押されてきた。
たったの一匹の魔物であるが、アンデッド系統の魔物は大体が『超回復』のスキルがあるため高等魔物であり、金ランクの7人パーティーが3つで、ひたすら炎魔法を撃ち続けてなんとか勝てる強さの魔物である。
いくら弱点の炎や氷で攻撃したとしても、攻撃を受けてすぐに『超回復』のスキルが発動するため、そのスキル上回る攻撃をし続けなければ勝てない。
もし、敵の『超回復』がこちらの攻撃より上回っていた場合、魔力切れが起こり、倒されてしまう。
逃げるという手段もあるが、アンデッド系の魔物は集団行動をダンジョン内でしているため、もし外に出てしまった場合でも集団行動を行うため、一匹見かけたら数匹は必ずいると思った方がいい。
完全にゴキ〇リである。
それだけでもかなりの強さなのに更に厄介なことに、倒されてしまった人間や魔物はアンデッド化してしまい、数が増えることである。
「魔物が魔物を攻撃する?」と思ったかもしれないが、アンデッド系の魔物だけが他の魔物を襲うのである。
理由は定かでは無いが、概ね仲間を増やす目的で行っているのだろう…
しかし、疑問なのは人間や魔物にはそれぞれにそれぞれの種族があり、死んだとしても種族が変わることはないはずなのだが、アンデッド系統の魔物に倒されると、必ず種族が『アンデッド』になってしまうことだ。
本来、種族が変わるためには『種族進化』又は『突然変異(種族変異)』しかない。
アンデッド系の魔物はそれらを完璧に無視した『死体』である。
その逆も然り、どうやっても『種族進化』や『突然変異』はできない。
そのためエラムが驚いたのは、アンデッド系の魔物は『種族進化』をしないはずなのに、『種族進化』をしたためだ。
これは、摂理に反していない。だが、摂理に反していないアンデッド系の魔物は『死体』なのだから動かなくなるのが道理だが、動いている。
つまり、『摂理に反さずに摂理に反している』ーーーーーこう言うことになるわけだ。
これは完璧に矛盾である。
では、こんな完璧に化け物になった奴をどうやって倒すかだが…その点は全く心配ない。
なぜなら、もうパーラとエラムが倒しているからだ…
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ここまで読んでいただきありがとうございました。
また次の話で…