番外編1
こんにちは川中春夏です。
毎日毎日多忙でなかなか書けませんでした。すみません。
今回は本編をお休みして番外編を書いてみました。
今からずいぶん前の話…今では、本にも書かれておらず本人のみが知っている過去。
ある家にいる少女の話…名前はレーシア。
その家には、産まれてまもない赤ちゃんがいた。
『おかーさん、赤ちゃん抱っこしていい?』
レーシアは母に笑顔で問いかける。
『いいわよ。落とさないように気をつけてね。』
『はーい』と、返事をして赤ちゃんがいる部屋に向かうレーシア。
この国は最近まで戦争をしていたが、一時休戦状態になっている。この平和な時間んがずっと続けばいい、と、戦争地域にいる住民は思っていた。
しかし、いつまた戦争が始まるのか毎日毎日怯えながら過ごしていた。
その地域の中にある一家に、新しい命が誕生した。
名前はまだ決められていないが、その姉にあたるレーシアは飛び跳ねて喜んでいた。
レーシアの父は農夫、母は家の仕事をしたり、父の手伝いをしていた。
母が、父の手伝いをしに行っている間の家の事は、レーシアが請け負っていた。
弟が産まれてから、母は弟に付きっきりで世話をしていたため、父の農業の手伝いをレーシアがしていた。
この時代に魔法使いや、異能力持ちは数える程しかいなかったため、戦争に派遣され、駒として扱われていた。
レーシアは、生まれつき飛び抜けた魔力の持ち主で、産まれたばかりの頃は、力が暴走することが何回かあったが、あいにく貧困な村だったため、王族の人に見つかる事がなかった。村の皆も『女神様』と讃えられるほど慕われていた。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
また次回で…




