第26話『ついに判明』
こんにちは川中春夏です。
かなり日にちが空いてしまい申し訳なく思ってます。
まぁ!!これからもこんな調子で行かせていただきますので今後とも宜しくお願いしやす!!
「なるほど...これは何が起きたかわからんな...ならば...」
ガルントさんはそう言い、俺の周りに魔方陣を書きはじめた。
しかも、六個も。
両方の手の平、両足、そしてお腹、そこに何があるのかはわからないがガルントさんがすることだ、何か意味はあるだろう...
「それじゃあ、もう一回やってもらえるかな?」
『はい、わかりました。』
もう一度破片を受け取り、握る...
しばらくして手を開けてみると、破片はなくなっていた。
すると、体中の魔方陣が反応して、白く発光した。
「これは凄いな...
君の魔力とかも調査してみてもいいかな?」
『別に構いませんけど...
異能力に関係しているんですか?』
「それは、調査してみないとわからないが、さっき書いた魔方陣は、魔力や邪力、聖力に反応して発光する色が変わるのだが、魔力は赤、邪力は青に光るはずなんだが...」
『それならたぶん、神力なんじゃないですかね?』
「神力か~............え?君、今、神力って言った?」
『はい、従魔のスライムがそう言ってました。』
「従魔のスライム......君は従魔使いなのか?」
『従魔使いと言えるのかはわかりませんけど、従魔はいます。』
従魔はいるけど、従魔使いって確か役職だったはずなんだよな...
それも、ゴールドランクから従魔使いとしての役職認定?されるらしいから、まだ、従魔使いではないのかな?
それにしても、なんでゴールドランクからなんだろうか...
色々と不便なんだよな~
特に、店に入いると必ず『従魔使いの方ですか?』って聞かれるから、『違います。』って言うと、顔が青ざめていって、『店には入れないで下さい。』と言われるから、大体エラムが不機嫌になるんだよな...
この間も追い出されてたし...
まぁ、そんなことは置いておいて、神力と従魔のワードを聞いてから、ガルントさんが慌ただしく本を広げてるんだけど、多分、何かの情報を調べているんだろう...
「......あった。...柊真、もう一度魔方陣を書いてから、同じことをしてもらう。」
『あ、はい。わかりました。』
と、返事をすると、先程よりもかなり複雑な魔方陣を書きはじめた。もちろんさっきと同じ場所に。
「...よし、書けた、さぁやってみてくれ。」
また、さっきと同じように破片を持って、少し力を入れて握る...
破片はもちろん消えた。
すると、魔方陣が黄色に光だす。
「まさか...本当なのか...信じられんな...」
今どうなっているのかわからない俺は、ただただボケ~としていた。
「柊真、今度はこれを握ってくれ。」
『これは?』
「どうせ、冒険者ギルドとかで、魔力や邪力の検査をしたと思うが、魔石や聖石は割れて、ただの石、石どっちかはわからないが、消えただろう。」
『はい、魔石や聖石は割れて、ただの石は消えました。』
「そうでしょうね。だから、この上位の魔石や聖石で検査するのよ、今から。
ちなみに、平均的な人を100で表せば、この上位の魔石や聖石で計ることができるのはから101~250までで、それ以上の場合は測定不能、現段階ではな...まだそこまで強力な能力値に耐える魔石や聖石は見つかってないからな...」
『そうなんですね...』
「あと、私の前ではできるだけ敬語はやめてくれ。
なぜかイライラするから。」
『あ、はい...』
「...それじゃ測定しよう。」
そう言って石を渡された。
見た目はギルドで計ったときの石と変わりはないが、中のもやもやとか光がより強いものになっている。
まず、魔石から握ってみる。
少しは期待していた。能力値が250以上あることを...
だが、ギルドで石が割れる音と同じ音が聞こえると思ったら、いくら待っても聞こえない...
つまり、101~250の能力値だと言うことか...
と、思っていたが、手の中に魔石はなかった...
『...どういうことだ?』
「まさか、上位の魔石を吸収するとはな...恐ろしい者だな。」
え...?
魔石を吸収した?俺が?
まっさか~~
いや、本当なんだろうな...
と言うことはだ、俺の異能力は『吸収』なのかな?
ここまで読んでいただきありがとうございました。
また次回で...




