第22話『ガルントの塔に向かって…』
こんにちは川中春夏です。
今回はビミョーな場所でくぎったため、よくわからなくなりそうです。
☆★☆★☆★☆
今、『ガルントの塔』に向かって歩いている最中なのだが、なかなかたどり着かない…
ガルントの塔にいる、ガルント·カルントと言う賢者は、かなり名の知れた賢者だそうだ。
なんでも、このエンシェントドラゴンを眷族にしたらしい…
正直信じれないが、エンシェントドラゴン自身がそう言っているのだから間違いはないだろう…
こんなことで嘘をつく理由もわからないし、ついたとしても何の得があるかわからないため、俺はそう考えた。
しかし、俺達がこの龍にあった場所からかれこれ1時間は歩いている。
ずっと遠くまで続いている森、うるさく聞こえ始めた鳥の声、あまり日が差し込んできていないため、じめっとした空気。
何もかも1時間前と全く変わらなく、そろそろ疲れが出てきた頃だった。
『なぁ……これ、どこまで行くんだ?』
少し息を弾ませながら問う。
「我についてくればじきにつくであろう。」
何度このやり取りをしたことやら…
最初に聞いた時は、「すぐに着く」って言ってたのに、いざ歩き始めるとすぐに着くとはなんだったのか…と思わずにはいられない。
ずっと変わらない景色に飽き飽きしていた頃だったが、ふと遠くの方を見てみると、木漏れ日が石の上に生えた1輪の花を輝かせていた。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
また次回で…




