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異世界で僕は美少女に出会えない!? ~《ウェステニラ・サーガ》――そして見つける、ヒロインを破滅から救うために出来ること~  作者: 東郷しのぶ
第九章 誘拐事件と黒い宝石の謎

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誰かを選ぶということは、誰かを選ばないということ

 真夜中の時間帯。

 ナルドット侯爵家の館は、大騒ぎになっていた。


 出会った使用人の男性に、クラウディが『何があったのか?』と尋ねる。

 彼の返答を、クラウディの隣で僕も聞いた。


 ――え! オリネロッテ様が行方不明になった?


 どういう事だ?

 宝石商のカルートンをヤツの家の倉庫で捕縛した後、僕やクラウディ、ドリス達はトレカピ河へと向かい、アズキとモナムさんはその場所に留まった。


 オリネロッテ様は、メイドのヨツヤさんと護衛のための騎士2人を連れて、一足先に侯爵邸へ帰っていたはずだ。


 今、僕らの眼前に居る使用人は、侯爵家の屋敷内で起こった出来事について早口で喋っている。クラウディを、よほど信用しているのだろう。彼の側に当然のように立っている僕のことを全く警戒せずに、知っている限りの内容を打ち明けてくれる。


 それによると、オリネロッテ様が今日の午後、侯爵家の屋敷に戻ってきたのは間違いないらしい。館の者たちが、オリネロッテ様や、彼女に従うヨツヤさん達の姿を目撃している。

 ところがその後、急にオリネロッテ様の消息がつかめなくなった。


 クラウディが、カルートンを逮捕する作戦に参加した騎士2人とヨツヤさんの名前をあげ、彼らが現在どうしているのかを問う。

 確かに、あの3人が行動を共にして、にもかかわらずオリネロッテ様の姿が屋敷内から突然に消えてしまう事はあり得ないように思える。


 使用人が言うには、ヨツヤさんはオリネロッテ様と同様に失踪(しっそう)状態になり、騎士2人のほうは屋敷の中の一室で黒焦げの死体となって発見されたそうだ。


 黒焦げの死体――2人は、殺されたのか!?


 ついさっきまで顔を合わせていて、一緒にカルートンの配下と戦ってくれた人たちが死んだ。今日は既にイヤというほど人間の亡骸(なきがら)を目にしてきたが、それは全て敵側の死体だった。味方であった人間が死んだ――殺されたという情報は、その人数の多さ少なさを超えて、より大きな衝撃を僕に与えてくる。


 動揺している僕とは対照的に、クラウディが冷静な声で話を続ける。

「魔法使いのムロフト殿は、どうされていますか?」


 ――そうだ!

 あの騎士の2人はオリネロッテ様の護衛隊に属していて、それに相応しい充分な力量を持っていた。その2人が焼死体となって……つまり焼き殺されている以上、犯人は火炎を扱える強力な魔法使いである可能性が高い。


 そしてムロフトは火系統の魔法使いだ。アイツは前に、僕とシエナさんへ魔法の《火球(ファイヤボール)》を撃ち込んできたことがある。

 だけど、ムロフトはナルドット侯爵家に仕えている。その彼が、同僚の騎士に危害を加えるだろうか?


 クラウディは騎士2人の死に方を知って、即座にムロフトの名を口にした。騎士2人もムロフトも、クラウディにとっては共に侯爵家に尽くしている仲間であるには違いないのに。

 クラウディは感情をいっさい排除して、合理的な思考のみで結論を得ようとしているように見える。


 そんなクラウディに対して、使用人は「ムロフト様がどこに居られるのかは現在、分かっておりません」と返事した。


 それって、要するに……。


 今、侯爵邸では、領主のナルドット侯爵自身と騎士団長の指揮のもと、全力でオリネロッテ様の捜索が行われているらしい。騎士2人の殺害も、ムロフトが居なくなったことも、オリネロッテ様の失踪と大きな関係があるのではないかと疑われている。


『ムロフトがオリネロッテ様を誘拐し、その過程で、それを阻止しようとした騎士の2人を魔法で殺した』――これが、最も蓋然(がいぜん)性の高い推論だ。


 ……その場合、ヨツヤさんはどうなったんだろう? オリネロッテ様と一緒に(さら)われたのか? 正直、(はがね)の糸を巧みに操る、凄腕(すごうで)の戦闘員であるヨツヤさんが、相手が魔法使いのムロフトであったとはいえ、やすやすと遅れを取るとは思えないのだが。


 いや。それを言うなら、そもそも『(けた)外れの魅了の力を持つオリネロッテ様が誘拐されている』という状況そのものが、不可解だ。

 オリネロッテ様の、あの魔性の緑の瞳……仮に拉致(らち)されかけたとして、犯人を意のままにコントロールすることだって、彼女なら出来たであろうに。


 しかし実際、オリネロッテ様は行方不明になっているわけで――


「サブロー殿。自分はこれから、騎士団長のところへ赴き、その指示を仰ぎます」

〝貴方は、どうされますか?〟との言葉を省略して、クラウディが僕へ声をかけてきた。


 自然な立ち姿と、相変わらずの丁寧な彼の口調。


 だが。


 厳しい表情。

 かたく握りしめられた拳。

 全身から漏れてくる、殺気と誤認(ごにん)してしまうほどの極度の緊張感。


 クラウディの態度は一見、平常と変わらないもののようではあるけれど、よく確かめると、それは彼が激情を必死になって抑え込んでいるからなのが分かる。


 オリネロッテ様の最強の護衛騎士である、クラウディ。それ以上に、彼は彼女へ大きな忠誠心を捧げている。主の危機に、騎士が焦燥感に駆られるのは当たり前だ。

 クラウディは己の気持ちの乱れを自覚し、それが失敗へと繋がらないように、懸命に理性を保とうとしているに違いない。


 彼の自制力を、僕も見倣(みなら)わなくては。


 僕がクラウディへ返す言葉は決まっている。

「クラウディ様。僕はフィコマシー様のもとへ行きます」


 クラウディが頷いた。ここで僕とクラウディは別行動をとり、それぞれが目指す場所へと向かった。


 フィコマシー様の私室は、館の2階の端のほうにある。フィコマシー様もシエナさんも、そこに居るに違いない。

 今は真夜中であるが、このような緊急事態になって、屋敷中の者が右往左往している。フィコマシー様たちも起きているはず。


 なかば走るように急ぎ、フィコマシー様の部屋へ到着する。ドアをノックすると、すぐに開いた。

 目線の先、間近にフィコマシー様の顔がある。


 え? フィコマシー様? 訪問者に対して扉を開くのは、シエナさんの役目なのに。侯爵令嬢であるフィコマシー様が、自ら迎えに出てくるなんて。


「サブローさん……」

 フィコマシー様が泣きそうな、(おび)えているような、安堵したみたいな、複雑な響きの声で呟く。


「戻ってきてくださったのですね。ありがとうございます」

「いえ。お礼を言われるようなことでは……フィコマシー様は、お1人なのですか? シエナさんは?」


 室内には、フィコマシー様しか居ない。シエナさんは、どうしたんだろう? この非常時にシエナさんがフィコマシー様の側を離れるなど、そんな事は考えがたい。


 取りあえず、部屋の中へ入った。

 僕が疲労しきっていることを察したのだろう。フィコマシー様は自分専用の椅子に座る前に、僕に来客用の椅子を勧めてくれた。無礼かとも思ったのだが、ここはフィコマシー様の心遣いに感謝しつつ、彼女と向かい合う形で着席した。


 フィコマシー様の顔色は、真っ青になっている。透明になったと錯覚してしまうほど、彼女の白い肌は血の気を失っていた。

 悪い予感がする……。お願いだ。僕の勘違いであってくれ。


「オリネロッテが行方知れずになっていること、サブローさんはご存じですか?」

「はい。お屋敷に着いたときに、知りました」

「シエナの行方も、不明なのです」


 フィコマシー様の言葉が耳に届いた瞬間、心臓が跳ねる。グワンと頭を殴られたような衝撃。とっさに、目眩(めまい)を覚える。椅子に腰かけていて、良かった。立ったままだったら、膝を折って床に崩れ落ちていたに違いない。


 ミーアを助け出せず、せめてフィコマシー様とシエナさんに会いたくて戻ってきたら、シエナさんまでが――

 くそ! ふざけるな! この世界は、どうなっているんだ!?


 全力で抗議したい。しかし訴えるべき手段も、誰を責めるべきかも、分からない。


 思わず(うつむ)くと、息をするのが苦しくなった。更に、痛みを……激痛を感じる。

 身体の痛みか、精神の痛みか。たまらなく、痛い。


 …………痛い。だけど。

 心身の内側からの大きな痛みで、むしろ頭の中がクリアになった。落ち着け。ただでさえ、フィコマシー様は心細がっているんだ。ここで僕まで取り乱したらダメだ。


 さっきのクラウディの態度を思い出すんだ。現状が危機的な局面に入っているからこそ、なおさら冷静にならなくては。いたずらに焦っても、状況は好転しないぞ。


 何故、シエナさんが行方不明になっているのか、その経緯をフィコマシー様から聞くことにする。


「フィコマシー様。お辛いでしょうが、何が起こったのかを話してください」

「はい」


 フィコマシー様はコクリと頷き、語りだした。出来るだけ正確な情報を僕へ伝えようと、一生懸命になって話してくれる。


 彼女が語った内容は――


〝サリー〟という名のメイドが、この部屋までやって来て『メイド長様がお呼びです』とシエナさんに声をかけた。

 シエナさんはサリーに案内されてメイド長に会いに行き、そのまま、どれほど経っても戻ってこない。さすがに不審に思ったフィコマシー様がメイド長のところへ自ら足を運んで尋ねてみたが、メイド長は『わたしは、シエナを呼び出してはいない。特に用事も無いのに、そのような伝言をサリーに頼むはずが無い』と答えたという。


 フィコマシー様は胸騒ぎを覚える。シエナさんを(さが)してみたが、見つからない。メイドのサリーも捜してみたが、彼女の姿も屋敷の中から消えている。そうこうしているうちに騎士2人の死亡、加えてオリネロッテ様の所在不明と、大きな事件が相次いで起こり、侯爵家は混乱状態に陥ってしまう。

 とてもではないが、シエナさんの捜索を続けることは出来なくなった。


 そもそも、館の誰もがフィコマシー様の質問に、まともに返事しようとはしない。父親であるナルドット侯爵との面会を求めたが、その希望も叶わなかった。

 侯爵家の中において、フィコマシー様の立場は、それほどまでに軽んじられているのだ。


 比較的フィコマシー様に好意的なアズキやリアノンが居れば、話は違ってきただろうが、彼女たちは獣人の少年少女誘拐事件を解決するために外出している。頼るどころか、きちんと会話できる相手もいない……途方に暮れたフィコマシー様が自室で座り込んでいたところに、僕が訪ねてきたわけだ。

 僕を迎えた時のフィコマシー様の表情の意味が、やっと理解できた。


 フィコマシー様が(すが)るような瞳で、僕を見つめてくる。


 僕にとって大事な人が、次々と消息を絶っていく。……精神がギリギリ締め上げられていくのを自覚しながら、それでもなんとか頭を働かせた。


 屋敷内における出来事の経過、その要点や順序を改めて検討すると、シエナさんが呼び出しを受けて消えた後に、オリネロッテ様は館に戻ってきて行方不明になっている。

 シエナさんとオリネロッテ様――2人の身分には大きな差があるが、それぞれの失踪事件が無関係とは思えない。


 誘拐の対象として、まず考えられるのはメイドのシエナさんでは無く、やはり侯爵令嬢であるオリネロッテ様だ。オリネロッテ様の誘拐事件に、シエナさんは巻き込まれたのか?

 それにしては、シエナさんが連れ出された経緯が、やけに手が込んでいて不自然ではあるが……。


 ともかく、現在のナルドット侯爵家はオリネロッテ様の捜索に全力を挙げている。シエナさんのことを気にかけているのは、侯爵家の関係者の中ではフィコマシー様のみだ。


 アズキやリアノンだって、オリネロッテ様とシエナさんが同時に行方不明になったと知れば、どちらを優先するのかは分かりきっている。

 アズキはオリネロッテ様の側近で、リアノンはオリネロッテ様の護衛騎士であるのだから。


 大勢の人に心配され、救出のための大動員がかけられているオリネロッテ様と比べて、シエナさんは……。


 その違い。

 その落差。

 その明暗。


 だけど、僕にとっては。


 シエナさん――

 彼女のことを想うと、胸の中で込み上げてくるものがある。


 僕はシエナさんに剣を捧げた。僕は、彼女の騎士だ。


 クラウディがオリネロッテ様の騎士であるように、僕はシエナさんの騎士だ。

 騎士ならば、主の危機には何を置いても駆けつけねばならない。それが義務であり、権利だ。


 しかし、僕とフィコマシー様のみでシエナさんを捜そうとしても、人手が足りない。サリーというメイドも居なくなっており、追跡の端緒(たんしょ )となる手掛かりも無い。


 考える。


 だったら、いっそのことオリネロッテ様の捜索に僕も協力することで、シエナさんの行方もつかめるかもしれない。

 でも、その場合、ミーアはどうする? ミーアもいまだ、連れ去られたままだ。誘拐犯であるカルートンやハギウズの手から北方セルロド教団へと引き渡され、彼女の身は今、トレカピ河の北、タンジェロの大地にある。絶対に、助け出さなくてはならない。


 それに、侯爵家の中でフィコマシー様を1人には出来ない。フィコマシー様は周りから迫害を受けている。けれど、これまでは彼女の側に必ずシエナさんが居た。だから、安心していた。しかし現在、そのシエナさんの姿が無い。

 僕まで去ってしまったら、フィコマシー様の味方が皆無になってしまう。完全に彼女は孤立してしまう。 


 フィコマシー様が気遣うように、僕に小さな声で尋ねてくる。

「サブローさん。ミーアちゃんは……? それから、サブローさんのお怪我も……服が破れて、血が……」


 フィコマシー様……。

 シエナさんのことは勿論、妹のオリネロッテ様についてだって、彼女らの身が案じられてならないだろうに。心の中は、悲嘆(ひたん)と不安の感情で満ちているはずなのに。こんな時に、僕やミーアの心配までしてくれるのか。


「僕の怪我は、大丈夫ですよ。身体を動かすのに、支障はありません。ミーアの保護は残念ながら、まだ……」

「……そうですか。あの、せめて傷の手当てだけでも……この部屋には、いざという時に備えて、回復薬や塗り薬、治療のための清潔な布などを、シエナが用意してくれていますから」


 フィコマシー様が傷の手当てをしてくれるので、その好意をありがたく受ける。

 その最中も、思いを巡らす。


 これから僕は、どうする?

 正しい道は、あるのか?

 何が、最善の選択だ?


 ミーア、シエナさん、フィコマシー様……誰を守り、誰を救いにいけば良い?


 教えてくれる者など、居ない。

 ただ立ち止まっていても、答えは与えられない。

 自分で決めなくてはならない。


 アルドリュー……ベスナーク王国の王太子の命令を受けて動いていた、伯爵家の子息であるアルドリュー……僕やシエナさんを何度も罠にかけたアイツが、言っていた。

『守る対象は極力、少ないほうが良い。多くなればなるほど、手の隙間よりこぼれ落ちていく』――と。


 このアルドリューのセリフは、以前にシエナさんが侯爵邸で処刑されかけた時も脳裏に浮かんだが……改めて思い出す。敵からの痛烈すぎる忠告、いや、警告が、今さらながら臓腑(ぞうふ)をえぐる。


 助けたい人が複数あって。

 でも、僕は1人しか居ない。


 地球に存在している〝分霊(わけみたま)〟された、もう1人の間中三郎を、こちらの世界へ呼び寄せたくなる。無論、そのような事は不可能と分かってはいるけれど。

 そんな愚かな妄想にさえ、(とら)われて………迷い、悩み、時間が経つ。次の行動への正しい答えを見つけられず、動き出せない。こうしている間にも、ミーアやシエナさんが置かれている状況は確実に悪化していっているに違いない。わずかな刻さえ、今は無駄には出来ないのに。


 フィコマシー様も黙ったままだ。僕の思考を邪魔しないように静かにしてくれている……それとも、僕の言葉を待っているのか? 彼女に、何と言えばいい?

 屋敷は大騒動になっているにもかかわらず、この部屋の中だけは別の時間が流れているかのように、静寂(せいじゃく)な空間となっている。


 これまでだって、選ぶ未来に迷った時はあった。しかしながら結局それは〝前に進むか、後ろに退くか〟という選択だった。重要なのは決断のタイミングで、僕の意志さえ定まれば、とにかく事態の打開は出来た。


 今回は、違う。

 本当の意味で、選ばなければならない。〝選択〟とは〝取捨(しゅしゃ)〟でもあって――


 ようやく、悟った。


『何かを選ぶ』ということは、同時に『何かを選ばない』ということなんだ。

 誰かを選ぶとき、人は誰かを選んではいない。


 ミーアを救いに行くのか。

 シエナさんの行方を捜すのか。

 フィコマシー様の側に居て、彼女を守るのか。


 僕は…………僕は――


 不意に、音がする。ドアが外からノックされた。

 僕もフィコマシー様も、ビクッとなる。誰だ? 騎士や使用人――屋敷の者が、何かを告げに来たのか?


「フィコマシー様、僕が」

 そう彼女へ言って、僕は立ち上がった。歩いていき、ドアを開ける。


 そこには、金髪ツインテールの少女――ドリスが立っていた。

 彼女はトレカピ河に浮かぶハギウズの船に、コマピさんやリアノンたちと共に残っていたはず。こんな時間に何故、ここに? 深夜のナルドットの街を突っ切り、僕を追ってきた?


 ドリスは汗をかき、荒い息をしていた。大急ぎで、長い距離を走ってきたようだ。


「サ、サブロー……」と呼吸を整えるよりも早く、少しの間も惜しむようにドリスは何かを喋ろうとしている。


「ドリス、落ち着いて。どうしたの? ハギウズの船で、あれから異変でも起こった?」

「ううん、違うわ。あっちは、大丈夫。それより、シエナのことが――」


 シエナさんの名前がドリスの口から出たことに、ドキッとする。


「シエナは今、フィコマシー様の側に居るかしら? もしかしてシエナの居場所が分からなくなっている……なんて事はない? だったら、あたしは力になれると思う」

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― 新着の感想 ―
神様仏様ドリス様ぁぁぁ >地球に存在している〝分霊わけみたま〟された、もう1人の間中三郎を それは無理だよなぁ やはり細胞分裂するしか(錯乱)
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