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異世界で僕は美少女に出会えない!? ~《ウェステニラ・サーガ》――そして見つける、ヒロインを破滅から救うために出来ること~  作者: 東郷しのぶ
第八章 双子の女神と2人の聖女

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冒険者である、その理由(イラストあり)

★ページ途中に、キアラ(ドワーフっ娘)のイメージイラストがあります。

 考えるより先に、アレクへ向かって走り出す。

 崖の上からの、ゴブリン3匹による襲撃――頭上が死角になっているアレクはともかく、ドリスやキアラは即座に気付いたはずだ。魔法使いの少女もドワーフの少女も、2人ともプロの冒険者なんだから。実際、背後からハッと反応する少女たちの気配を感じる。


 要するに――

 僕が彼女たちより、一瞬だけ早く、事態を把握しただけ。しかし、その一瞬が己の、そして他者の生死を分ける。


 急接近してくる僕に驚く、アレク。それに構わず彼の隣をすり抜け、そのまま全速力で崖を駆け上がる。重力に引かれて勢いが落ちる前に壁面を蹴り、その反動で更に高く跳ぶ。


 上から落ちてくるゴブリン3匹と、空中で交差する。右側にゴブリンが1匹。左側にゴブリンが2匹。どいつ等も短剣を持っているが、そんなのは無視だ。

 腰に()げているククリを抜き放ち、右のゴブリンの首を()ね飛ばす。同時に左脚で、()き蹴りを放つ。左側の、より近くに居たゴブリンは、僕の足裏の一撃をマトモに受けて横方向へ吹っ飛んだ。もう1匹の左のゴブリンにぶつかり、2匹まとめて、アレクから離れた地点へ落下していく。


 崖の上を瞬時、見る。取りあえず、気になる影は無い。


 空中で一回転して体勢を立て直し、着地する。首と胴体を切断されたゴブリンは、無害な2つの肉塊(にくかい)になった。問題は、残りの2匹。もつれ合った状態で落ちたため、2匹とも、まだ立ち上がっていない。良し――反撃など、させない!

 標的に近づき、容赦なくククリの斬撃を加える。血しぶきが、続けざまに飛び散る。2匹のゴブリンは、どちらも頭を断ち割られ、死んだ。悲鳴を漏らす暇さえ、与えられず。


 チラリと後ろへ目を遣って確認すると、ゴブリンの首の無い胴体と、転がった頭部が見える。あのゴブリンも間違いなく、死んでいるな。当たり前ではあるが。


 …………。

 殺した。3匹のゴブリンを。人型モンスター――人間とは異なるにせよ、知性のある生き物の命を、僕は奪った。なのに、心が全く動揺していない。後悔する気持ちなど、欠片(かけら)もない。少し前、冒険者ギルドの地下の階にある(おり)の中で、初めてゴブリンを殺した時には、あれほど精神にダメージを受けたにもかかわらず。

 そうだ。あの〝殺しの体験〟は、とても(つら)かった。僕はショックを受けて、別室で待っていてくれたミーアに助けを求め……彼女へ、(すが)り付いてしまった。ミーアの優しさ、温かさ、彼女の慰めにより、僕はようやく立ち直ることが出来たんだ。


 けれど現在、僕の心は静かだ。無論、戦闘による高揚(こうよう)はあるものの、殺戮への罪の意識は微塵も無く、感情は落ち着いている。何故だ? あの時と、何が違う?


 …………ああ、なるほど。そういう(・・・・)こと(・・)か。


 ギルドの地下では、僕は自分が慣れるために、冒険者としてやっていくために――そう。あくまで、自分の経験値の(・・・・)ため(・・)に、2匹のゴブリンを殺した。

 しかし、今回は違う。僕はアレクを守るために、3匹のゴブリンを討ち果たした。〝アレクを助けなくては!〟との強い思いの前には、ゴブリンの命に対する憐憫の情など、浮かぶはずも無かった。殺すことに躊躇(ちゅうちょ)は一切、無かった。


 冒険者になる、理由。

 冒険者である、理由。

 パーティーを組む、理由。

 敵に立ち向かう、理由。

 戦う、理由。

 殺す、理由。

 ――命を奪う、理由。


 ようやく、悟る。

 僕が《暁の一天》に加入した翌日に、どうしてソフィーさんがナルドットの観光に僕を連れ出したのか? パーティーメンバーと僕、それぞれの心の距離を近づけることが目的だったんだ。

 彼女は言った。「パーティー内での親交をキチンと深めることも、冒険者にとっては大事な仕事なの」―――と。


 ソフィーさんにとっては、あの(・・)観光も仕事だったんだ。僕に『《暁の一天》のメンバーは仲間である』と明確に認識させるために、わざわざ丸一日を費やして街を巡り、最初から最後までリラックスした雰囲気を演出しつつ、交流を行った。

 そして、その効果はあった。僕は今、自分が《暁の一天》の一員である事実をシッカリと受けとめている。アレクも、ソフィーさんも、ドリスも、キアラも、レトキンも、僕の大切な仲間だ。彼らの生命を守るためなら、人型モンスターを殺す行為に気後(きおく)れすることなど無い。愚かな葛藤(かっとう)で、仲間を危険に晒したりは出来ない。退治する対象に、知性があろうが無かろうが、そんなのは関係ないのだ。


 命に関する優先順位が、僕の中で確定してしまっている。戦闘する以上、必要なら殺せる―――人型モンスターどころか、おそらくエルフやドワーフ、獣人、更には人間でさえも。


 これが『冒険者になる』ということなのか…………ひとまず、納得する。しかしながら、物事を単純に敵・味方のロジックで割り切る思考については、後で改めて整理し直す必要があるかもしれない。早急に結論を出してしまって、心の中に《殺しの免罪符》を得て安堵(あんど)するのは、それはそれで、どこか間違っているようにも思えるから。


 頭から胸へかけて真っ二つになっているゴブリン2匹の死体に今一度、目を向けて、振り返った。アレクの側に、ドリスとキアラがやって来ている。

 刃に付着している血を布で軽く拭い、ククリを鞘へ収める。そして3人のもとへ、歩み寄った。


「サブロー……」


 アレクが言葉を発しかけるのを手で制し、促す。


「まずは、崖から離れよう」


 今はそんな様子は見られないが、もしもまた崖の上からゴブリンが襲ってきたら、(たま)ったものじゃない。


 崖より少し距離を取った場所まで来ると、真っ先にドリスが口を開いた。


「いろいろと言いたいことはあるんだけど……最初にアレク()、じゃ無くて、アレクを救ってくれて、ありがとう。悔しいけれど、あたしとキアラだったら、おそらく間に合わなかった」

「サブロー、助かったよ。洞穴(ほらあな)の中の状況にばかり気を取られていて、崖の上への注意を怠るなんて……馬鹿だった」


 アレクとドリスが頭を下げようとする姿勢になったため、僕は慌ててしまった。

 

「アレク、ドリス。僕たちは、同じパーティーのメンバーじゃないか。礼など、不要だよ」

「だが」

「そうね」


 迷いを見せるアレクに対し、ドリスはアッサリと僕の発言を聞き入れて背筋を伸ばし、話を続ける。


「さっきのサブローの芸当は、本当に見事だったわ。ゴブリン3匹をあっという間に討ち取るなんて、まさか、アンタにそんな真似が出来るとは考えてもみなかった。正直、アンタのことは、もっとヘッポコだと思っていた」


 おい!


「サブロー、凄い」

 キアラが緑の瞳をキラキラさせながら見上げてくるので、僕はチョット恥ずかしくなった。


 一方、ドリスはやや責める口調になる。


「けれど……サブロー。アンタ、最初にあたし達に出会った日にやったソフィーとの模擬戦で、手を抜いていたわね」

「いや。それは違うよ」


 ドリスが〝コイツ。隠し事が、他にもあるんじゃない?〟という眼差しを向けてくるので、僕は首を横へ振った。アレクは黙ったままだが同様の疑問を抱いているらしく見えるし、ここはキッチリ否定しておかないと。

 実際、僕はソフィーさんとの模擬戦は真面目にやった。決して、いい加減な気持ちで武器を交えたわけじゃない。まぁ『全力だったか?』と訊かれると、ちょっと返答に迷ってしまうけど。


 あれから、数日。自身へ回復魔法を地道に、かけ続けていることもあり、クラウディとの決闘で負った傷はだんだんと癒えてきている。体力が戻ってくるにしたがって、手足の動きが、少しずつスムーズになってきた。以前よりは戦えるようになったのは事実だが、そのために誤解されるのも困る。


 身体の状態は未だ、万全では無いのだ。激しい運動をすると、やっぱり左肩などアチラコチラにある傷跡が、キリキリと痛む。今も体調は、それほど良くなくて……追加で、これから、別の敵と対戦するのは御免(ごめん)こうむりたいところではあるが…………くそ! そう上手くも、いかないようだ。


「でも――」

「ドリス。僕に関する話は、後にしようよ。今は、そんなことを言っている場合じゃないみたいだぞ」


「そうだな」

 僕の言葉に、アレクが同意する。キアラも、こっくりと頷いた。少し遅れて、ドリスも気付いたらしい。緊張した表情になって述べる。


「え? あ、これは……あたし達、モンスターに囲まれている?」


 僕らの周りに、多数のモンスターが集まってきていた。やや距離を取りつつ、グルリと逃げ場がないように取り囲んでいる。モンスターの数は……およそ40匹。見える範囲で、ゴブリンが20数匹。その他は――


「トロールが5匹、オークは10匹以上、居る。厄介(やっかい)。特にトロール」

 冷静に状況を話す、キアラ。


 さっき、キアラは僕のことを「凄い」と言ってくれたが、キアラも充分に凄い。

 

〝モンスターの大群による包囲〟という脅威に直面しているのに、恐怖の表情を全く浮かべない。が、肩がこわばり、武器のメイスを握る力が強まったのは分かった。さすがにプレッシャーを感じているのか、いつものノンビリした雰囲気は消えている。


挿絵(By みてみん)


 ゆっくりと戦闘の構えを取る、キアラ。

 アレクも己の得物である片刃の剣(サーベル)を抜き、それから疑問を口にする。


「……いったい、どうなっている? ゴブリンとオークとトロールが混合して群れを形成するなど、あり得ない事態だぞ?」


 人型モンスターの特質や習性については、僕も冒険者ギルドの研修で習った範囲で知っている。


 ゴブリンは背が低く、外見は醜悪。肌は茶褐色。

 オークはブタ顔が特徴で、肥満体型。肌の色は濁った緑。

 トロールは怪力を誇り、その外皮はとてつもなく硬い。肌は青みがかった灰――(なまり)の色。


 どの種属(・・)も、代表的な人型モンスターだ。

 ウェステニラの人型モンスターは通常、別の種類のモンスターと協力しあうことはない。敵対して争っているケースは良くあるが……。モンスターは自分の種属(しゅぞく)以外を、極度に嫌うためだ。ただし、オークとゴブリン、あるいはオークとトロールが手を組んでいる事例は、ごく(まれ)にではあるが、見受けられる。


 ゴブリン・オーク・トロールのモンスターに関する情報を述べると――

 頭の良さの順番は、オーク・ゴブリン・トロールとなる。トロールは体の大きさに反して、知能はあまり高くないのだ。

 体格の良さ、戦闘における強さの順番は、トロール・オーク・ゴブリンとなる。3種属の中でも、ゴブリンは特に体が小さく、力も弱い。比べて、トロールは圧倒的に強い。平均的な背の高さは、オークは大柄(おおがら)な人間と同じくらいだが、ゴブリンは2ナンマラ(1メートル)、トロールは6ナンマラ(3メートル)となる。


 つまりオークは、トロールやゴブリンと比較すると、知力・体力のバランスが優れているわけで……。


 そのため、オークがゴブリンを力()くで一時的に従えたり、トロールを巧みに戦いへ誘導したりするケースがあるのだ。やるな、オーク。さすが、女騎士リアノンの宿敵なだけのことはある。

 ちなみにゴブリンはトロールより知能はあるが、力の差があまりにも大きくて、操ることなどとても出来ない。


 しかしオークがトロールを上手く操縦することはあるにせよ、その場合でも、集団のオークが1匹のトロールを伴っているだけだ。それほどにトロールは凶暴だし、あと、そもそもトロールは群れを作らず、単独で行動するのを好むモンスターなのである。


 故に……現在、僕らの眼前に展開している状況は、異常すぎる。ゴブリン・オーク・トロール……総計で40匹を超える数のモンスターが、互いに争わずに、僕らへだけ攻撃を仕掛けようとしてきている。いくら人を襲うのがモンスターの本能とはいえ、これは、あまりにも……それこそ、各モンスターを支配・統率することが出来る上位種(・・・)が、この事態の裏に存在しているのではないか? ――そう疑ってしまう。


 加えて、モンスターどもの武器が雑多では無く、種属ごとに統一されているのも不自然だ。ゴブリンは短剣、オークはギザギザ(やいば)のノコギリ剣、トロールは巨大な棍棒を持っている。何者かが、用意した?


 ドリスの声に、かすかに焦りの色が(にじ)む。

「ゴブリンなら何匹を相手にしたとしても平気だけど、トロールはマズいわね。しかも、5匹――これだけの数のトロールをいっぺんに目にするのは、初めてだわ」

「今までに、《暁の一天》がトロールと戦ったことは?」


 僕の問いかけに、アレクが答えた。


「勿論、何度かある。だが、どの場合でも、単一のトロールを狩っただけだ。モンスターの中で、トロールは強敵だ。ソフィーやレトキンだったら、1対1で戦える。けれど、悔しいが僕とキアラなら、1匹のトロールを相手に、2人掛かりでないと勝てない」

「こうなってくると、ソフィーとレトキンをボンザック村に残してきたのは……」

 そこまで言って、ドリスが口を(つぐ)む。


 ソフィーさんとレトキンは武力の面において、《暁の一天》のツートップだからな。頼もしさが、段違いだ。


 アレクは、モンスターの群れを見渡した。自嘲するかのように、彼の口の端がわずかに歪む。

「いや。この状況、たとえソフィーやレトキンが居ても、どうにもならないよ。こんなモンスターの大群が突然、出てくるなんて、想像を超えている」


 ドリスが呟く。

「うちのパーティー……ゴブリン20匹の群れとか、オーク10匹の群れとかなら、戦った経験はあるんだけどね。そして、クエストを達成してきた。でも、それらを合わせて、最悪なおまけとしてのトロールが5匹となると……ただでさえ、ソフィーとレトキンを欠いている状態で、こんな大群に勝てる見込みは――」


『絶望的』とまでは、彼女は口にしなかった。代わりに、何故か明るい調子で僕へ語りかけてきた。


「サブローも、とんだ初陣(ういじん)になっちゃったわね」

「いやいや。《サブロー・偉大なる冒険者伝説》の幕開けに相応しい展開だよ」

「アンタってヤツは……あたしは、こんな舞台には立ちたくなかったんだけど」

「じゃ、全てを諦めて放り出す?」

「まさか!」


 ドリスは黄金(たて)ロールをブンブン揺らしながら、首を左右に動かした。


「でも、敵を全滅させるのは不可能である以上、なんとか脱出する方法を考えなくちゃ」


 ドリスの言葉はもっともであるが、残念ながら、その考える時間は無いみたいだ。

 モンスターによる包囲網が、縮まってきている。もう数呼吸の後には、一斉に襲いかかってくるに違いない。


 集団戦において、敵側に先手を取られるのは避けるべきだ。

 そしてモンスターの大群を相手にする場合、初めに叩くべきは雑魚(ざこ)では無くて司令塔、もしくは最も強い敵――


「ねぇ、アレク?」

「なんだ? サブロー」


 大ピンチの局面であるのに、アレクの声のトーンは普段通りだ。いや、わずかにだが震えている? 顔色は真っ青になっていて、額には汗が滲んでいるものの、アレクは必死になって平静さを保とうとしている。リーダーとしての責任感が、そうさせているのだろう…………それが、妙に健気に思える。


「一昨日、トレカピ河を見ながら、僕がアレクへ言ったことを覚えている?」

「ああ。『モンスターに出会ったら、瞬殺されてしまう』ってセリフだろ。情けなさ過ぎて、忘れられない」

「違うよ! 『モンスターに出会ったら、瞬殺してみせる』だよ!」

「そうだったかな? 確かに、さっきサブローはゴブリン3匹を瞬殺したし、その言葉に嘘はなかったが――」


 アレクの中の僕の信頼度は、多少は上がっているみたい。


「あの時、僕が口にした『モンスター』は、別にゴブリン限定じゃ無いんだよ」

「ん? え~と……『オークが10匹、出てきても』なんてことも、口にしていたか? まるで、現在の状況を予見していたかのようだな」


 岸辺での僕とのやり取りを思い出したのか、ちょっとだけ、アレクの頬が緩む。


「だが当然、あんなサブローの()ボラ、本気にはしていないよ。『有言実行!』と迫ったりなどしないから、心配するな」


 駄ボラ……。


「本気にしてくれ」

「は? どういう意味だ?」


 怪訝(けげん)な顔つきになる、パーティーリーダーの少年。


「と言っても、狙うのはゴブリンでもオークでも無い」

「おい、サブロー」

「あの大群の(かなめ)になっているのは、トロールだ。なので今から、トロール5匹を瞬殺してくるよ」

「誰が?」

「僕が」


 固まるアレクへ、僕は笑ってみせた。

 キアラのイラストは、ファル様よりいただきました。ありがとうございます!


※人型モンスターの種類や集団については、「種属」「大群」といった表現を用いています。

※サブローが《暁の一天》に加入して以降に、やったこと。

 初日――メンバーと会う。ソフィーと模擬戦。

 2日目――ナルドットの観光。アレクとトレカピ河を眺める。

 3日目――ボンザック村へ移動。

 4日目――明け方、強毛ネズミと戦う。そして現在――となります。

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― 新着の感想 ―
サブローはメンタル強くなりましたね〜。 (*´ω`*) 体の不調はまだ告げないの? 仲間と認めたのなら戦力不安は事前に共有していないと、大事になってからでは遅いのよ? (´・ω・`) ん? 何かサ…
[良い点] だいぶ力と感覚を取り戻したと見えるサブロー、お見事でした。戦闘の緊迫感もあって、とても読み応えがある場面でした。潜っている修羅場の数がサブローも少なくはないので頼りになる場面でした。 [一…
[良い点] おお、ゴブリンを相手にして、もしや直前で躊躇して苦戦するかと思ったけどそんなこと無かった! [気になる点] 「心の中に《殺しの免罪符》を得て安堵するのは、それはそれで、どこか間違っているよ…
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