登場人物の紹介(7章まで) ※ネタバレあり + 小話(その1・その2)
7章に登場する人物の紹介をします。8章以降、閲覧の際の参考にしてください。
〝ネタバレあり〟ですので、7章以前を未読の方は、なるべく読まないようにお願いいたします。
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その前に簡単に、ウェステニラの世界観の説明を……(本文内で、既に触れているか、おおよそ推測できる内容です)。備忘録的なものであるため、読み流してくださって構いません。
・ウェステニラは惑星。空に太陽は1つ、月は2つある。大きいほうの月を『親月』、小さいほうの月を『子月』と呼ぶ。あと太陽は西から昇って、東へ沈む。
・ウェステニラにある大陸は1つだけで、その名前は『ビトルテペウ大陸』という。大陸の周辺には無数の島々がある。
・人間の国は幾つか存在しているが、その中で突出して大国なのが、ベスナーク王国と聖セルロドス皇国。
・ベスナーク王国の国教は、女神ベスナレシアを崇めるベスナレ教。
・聖セルロドス皇国の国教は、女神セルロドシアを崇めるセルロド教。
・獣人の森の東側にベスナーク王国、西側に聖セルロドス皇国が位置しており、森・王国・皇国の北辺をトレカピ河が流れている。
・トレカピ河はウェステニラ随一の大河であり、南側はヒューマンの文明圏であるが、その北側は未開のタンジェロ大地である。
・タンジェロは数百年前に滅んだ大帝国の跡地と伝えられており、廃墟や迷宮が至るところにある。開拓者による集落なども点在しているが、極めて危険な地であり、冒険に赴くのなら命をかけなくてはならない。
・ウェステニラの暦は、1ヶ月が30日で1年は12ヶ月、つまり「360日=1年」という計算になる。ちなみに物語の時間軸において、現在(~7章まで)は4月。
・ウェステニラの1日は25時間あり(1時間は60分)、時間の単位は『ヒモク』、分の単位は『ソク』である(「1日=25ヒモク、1ヒモク=60ソク」となる)。
・ウェステニラの長さの単位は『ナンマラ』と『サンモラ』で、「1ナンマラ=50センチ」「1サンモラ=50メートル」である。「1メートル=2ナンマラ」「100メートル=2サンモラ」と考えると、分かりやすい。
・ウェステニラの通貨は金貨・銀貨・銅貨・鉄貨で、「1枚の金貨=10枚の銀貨」「1枚の銀貨=100枚の銅貨」「1枚の銅貨=100枚の鉄貨」となる。日本円に換算すると「1枚の金貨=10万円」「1枚の銀貨=1万円」「1枚の銅貨=100円」「1枚の鉄貨=1円」の価値となる。
・ウェステニラの冒険者ギルドの冒険者ランクシステムは、だいたいにおいて各国・各地域、共通であり「仮登録→見習い→3級→2級→1級→上級→特級」となっている。
・ウェステニラの人型種族(「ヒューマン」とも呼ぶ)には、主に「人間」「獣人」「エルフ」「ドワーフ」が居る。「ゴブリン」「オーク」「オーガ」「トロール」などの人型モンスターは、人型種族とは生物としての実態が決定的に異なり、両者は相容れない。
・人型種族の獣人は「部族ごとに異なる、ケモノな容姿」、エルフは「高身長な、森と風の民」、ドワーフは「低身長な、大地の民」、人型モンスターのゴブリンは「小鬼」、オークは「豚頭」、オーガは「大鬼」、トロールは「巨人」といったイメージ。
・「魔族」はやや特殊な立ち位置で、人型であり、かつ知性は人間やエルフと同等だが、内面の残忍さから「ヒューマン」にカテゴライズされていない。
・魔族の組織形態は、不明な点が多い。トップは『魔王』と呼ばれ、魔神レハザーシアから特別な力を与えられているらしい。
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7章でサブローが加入した、冒険者パーティー《暁の一天》のメンバーを紹介します。
◯アレク……パーティーのリーダー。16歳の少年。2級冒険者。青い瞳に蘇芳色(黒みを帯びた赤)の髪、スリムな身体つき。中性的な雰囲気のイケメン。武器は弓矢と片刃の剣。1人称は「僕」。
※サブローからの一言「イケメン? なにそれ。ソーメンの親戚ですか?」
◯ソフィー……パーティーのサブリーダー。22歳。青みがかった髪の、落ち着いた雰囲気の女性。2級冒険者。武芸の腕前は確かで、人の取り扱いや実務、緊急事態への対処能力も高い。パーティーを実質的に仕切っているのは、彼女。武器は長剣。1人称は「私」。
※サブローからの一言「頼れるお姉さんって、素敵です」
◯ドリス……16歳の少々エキセントリックな少女。3級冒険者。金色の髪で、ツインテールは見事なまでにクルクル――ドリル巻きになっている。瞳は紫と灰の中間色。ゴスロリ風の服装の上に革鎧を着用。マジック・ロッドみたいな杖も持ち歩いているが、別に魔法使用のための必需品というわけでは無い。土系統の魔法使いで、ゴーレムの『ゴーちゃん』(大きさは掌サイズ)を、常に携帯ポーチの中に入れている。1人称は「あたし」。アレクに片思いしているっぽい。
※サブローからの一言「いつか、きっと、ドリルは回転すると僕は信じている」
◯レトキン……大柄で筋肉質な男性。3級冒険者。18歳。五分刈りの頭髪で、肌は浅黒く、歯が白い。筋トレが趣味。フレンドリーな性格で、自分の筋肉も他者の筋肉も平等に愛している。武器は、戦闘用の斧。1人称は「俺」。
※サブローからの一言「筋肉体操を早朝からするのは、ヤメテ欲しい」
◯キアラ……ドワーフの少女(実はドワーフとエルフのハーフ)。もじゃもじゃの髪は緑色で、おさげにしている。瞳の色も緑。身長はとても低く、コロコロとした体型。外見は10歳くらいだが、本当は15歳。基本的に無口。でも、たまに熱弁しだすと止まらなくなる。武器はメイス(柄の先が丸く膨らんでいる棍棒)。1人称は「私」。
※サブローからの一言「メイスって重そうなのに……力持ちなのかな?」
◯サブロー……本作の主人公。黒い髪に黒い瞳の少年。容姿については神様から「中の下」と言われ、本人的には「中の上」だと思っているが、実際は「中の中」である(笑)。16歳で、冒険者の見習いをやっている。現代日本からウェステニラへ、転移してきた。その際に神様によって〝分霊の術〟を施された可能性がある。武術の腕前に優れ、魔法も使えるが、現在は決闘の後遺症により体調が万全では無い。愛用の武器は、刃が肉厚な名刀(名称は『ククリ』)。1人称は「僕」。
※サブローからの一言「早く《見習い》ランクから脱したいです」
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本作のヒロインを紹介します(彼女たちの詳細については、これまでの人物紹介のページを参照してください)。
◯ミーア……2章から登場。猫族の少女。14歳。現在、冒険者ギルドの新人研修を受けている。研修仲間のウサギ族の少女ララッピ(15歳)がサブローへちょっかいをかけてくるのが、気に入らない。
◯フィコマシー=バイドグルド……3章から登場。ナルドット侯爵家の長女。16歳。すごくふっくらした身体つきをしていたが、理由は不明ながら、7章では少しスリムになった。
◯シエナ……3章から登場。フィコマシー付きのメイド。17歳。7章では街中で出会ったドリスとサブローをめぐって、バチバチと(笑)やりあった。サブローには自分のことを『シエシエ』という愛称で呼んで欲しい模様。
◯オリネロッテ=バイドグルド……4章から登場。ナルドット侯爵家の次女。15歳。絶世の美少女。
◯アズキ……4章から登場。オリネロッテの側近の魔法使い。24歳。6章の決闘で負傷したサブローの身体を、光の回復魔法で治療する。なお、サブローのパンツの下の部分は男性の医官が手当てをしたため、彼女は関与できなかった。
◯リアノン……4章から登場。バイドグルド家の騎士。19歳。右目に黒い眼帯をしている。7章で念願だった、オリネロッテの護衛隊への加入を果たした。
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その他の主な女性キャラを、紹介します。男性キャラは省略(←酷い)。
◯ヨツヤ……オリネロッテ付きのメイド。年齢不詳。17~18歳くらい? ワカメのようなウネウネとした長髪をしている。
◯チャチャコ……宿屋《虎の穴亭》の看板娘。10歳。
◯ケイト……真正セルロド教会の孤児院で暮らしている、獣人の少女。オコジョ族。年齢は7~8歳くらい。
◯アンジェリーナ……真正セルロド教会のシスター。80歳。お年寄りだが、足腰はシッカリとしている。
◯スケネービット……ナルドット冒険者ギルドの職員。お色気過剰な、お姉さんエルフ。サブローの推定による年齢は、90歳(エルフの平均寿命は300歳前後)。
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♢小話・その1――《ヒロイン枠の門の広さは?》
※登場人物が、かなりメタ発言をします。本編とは一切、関係ありません。
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僕の目の前に、ヨツヤさん、チャチャコちゃん、ケイトちゃん、シスター・アンジェリーナ、スケネービットさんが居る。
「私はオリネロッテ様のところへ、行かなくては」
と、ヨツヤさんはサッサと歩み去ってしまった。
で、残るは4人。
不意に、チャチャコちゃんが僕へ意見を唱えてきた。このページの人物紹介欄を見て、不満を抱いたらしい。
「サブローお兄ちゃん。どうしてワタシは『ヒロイン』では無くて、『その他の女性キャラ』なのでしょうか?」
チャチャコちゃんに続いて、オコジョ族のケイトちゃんもプンプンと腹を立てる《怒女》になって抗議してくる。
「アタチも納得できない!」
「い、いや。年齢的に、2人が『ヒロイン枠』に入るのは無理があって――」
僕は状況を丁寧に説明しようとする。けれどチャチャコちゃんはそれを遮り、強く主張してきた。
「『ヒロイン』って、〝物語において、男性主人公と恋愛関係になる可能性がある女性〟のことですよね? だったら、私は大丈夫です。《交際相手との歳の差》案件により、サブローお兄ちゃんが犯罪者になって牢屋へ入れられても、差し入れを持っていきます」
全然、大丈夫じゃ無い。
「僕が犯罪者になるのは、決定事項なんだ」
「差し入れには〝棒つきの飴〟なんて、どうでしょう?」
「〝ロリ〟ポップは、マズいよ!」
『ロリポップ』というお菓子、その別名は『ペロペロキャンディー』だ。どっちにしろ、響きがアウトすぎる。
頬を膨らませる、チャチャコちゃん。
「む! ロリポップは不味くはありませんよ。舐めると、とっても美味しいです」
「そっちの〝マズい〟の意味じゃ無い~!」
ケイトちゃんも言い募ってくる。
「お兄ちゃんは、アタチのペット犬になるの! もう、首輪も用意したの!」
「そんな! 勘弁して!」
チャチャコちゃんもケイトちゃんも、無茶なことは言わないで!
タジタジになっている僕を見かねたのか、シスター・アンジェリーナが2人の少女へ言い聞かせる。
「チャチャコちゃん。ケイトも。サブローくんへ不当な要求をしては、いけませんよ。〝ヒロイン枠〟に入れるか否かに関して、年齢の問題は大変に重要なのですから」
「アンジェリーナ様……そうですね」
「分かりまちた。シスター」
シスターの説得を受け、チャチャコちゃんとケイトちゃんは引き下がってくれた。
僕はアンジェリーナさんへ、感謝の眼差しを向ける。
「シスター、ありがとうございます。助かりました」
「いえいえ。チャチャコちゃんもケイトも話せば分かってくれる、素直な子ですから……たいした事では、ありませんよ。ところで、サブローくん」
「ハイ」
「当然、私も〝ヒロイン枠〟に入っているのですよね?」
「え゛?」
シスター。貴方様は、いったい何を仰っているのでしょうか?
咄嗟に返事の言葉が出ないで居ると、更にスケネービットさんが――
「何を驚いているの? サブローくん。シスターが言われたのは、もっともな内容よ。〝ヒロイン枠〟には年齢の下限はあっても、上限は無いのだから」
「そうですよね。エルフ様」とアンジェリーナさん。
「ふふっ。私も〝ヒロイン枠〟に入れてもらおうかしら?」
「どうぞどうぞ」
ウンウンと頷きあう、エルフとシスター。
あの、お2人で勝手に納得し合わないでください。
変な決定を押し付けられる前に、ここは勇気を振り絞って反論しなくては!
「でも! スケネービットさん!」
「どうしたの? サブローくん」
「推定年齢90歳のビットさんが、実年齢80歳のシスターに加勢するお気持ちは、僕にも痛いほどに理解できますが――」
「…………」
「…………」
僕が必死に申し立てをすると、スケネービットさんとアンジェリーナさんは何故か無言になる。
「『無理が通って、道理が引っ込む』など、世界はそれほどまでに理不尽なものなのでしょうか?」
「…………」
「…………」
「『石は沈んで、木の葉が流れること』こそ、世の道理!」
「…………」
「…………」
「《物語のヒロイン》というのは、そのう……アレなんですよ。その選択において、一般社会に生きる人々の感性や願望や良識も重要視されるわけでして」
「…………」
「…………」
え~と。なんか、ビットさんとアンジェリーナさんからの〝無言の圧力〟が高まってきたぞ。
僕の言ってることって、そんなに非常識?
脳内の情報を整理する。
本作のストーリーは、コメディーを基調としている。だったら、コメディーの範囲内なら〝80歳と90歳のヒロイン〟が居ても良いのかな?
むむむ。
コメディー。コメ。コメ。コメコメコメコメ米米米。こ~めこめ。〝米の年齢〟と言えば、すなわち『米寿』。おめでたい米寿こそ、コメディー的な最終防衛ラインという見方も――
「う~ん。米寿を越えていない方であれば…………おお! 米寿は『八十八歳』のことだから、そうなるとシスターの〝ヒロイン枠への加入〟はOKなのか? 90歳のビットさんは米寿を越えているし、絶対に無理だけど」
僕の発言に対して。
「…………」とスケネービットさん。
「……ふむ」とアンジェリーナさん。
「スミマセン。結論としては、シスターは〝ヒロイン枠〟に入りましたが、ビットさんは外れました」
僕は2人の年輩女性へ、頭を下げた。
すると、まずアンジェリーナさんが――
「サブローくん。そのように仰ってもらってありがたいのですが、よくよく考えてみたら私は信仰の道に生きる聖職者なので、〝ヒロイン枠〟へ参加するのは最初から不可能でした。そもそも、あまり興味もありませんでしたし」
「そうなんですか。残念です、シスター…………って、ビットさん。何の書類に僕の名前を記入しているんですか!」
「冒険者ギルドの特訓場への紹介状よ。サブローくん、冒険者パーティー《暁の一天》から離脱して、そこへ行ってきなさい」
ビットさんは、怪しげな文章が綴られている1枚の紙を僕へ突きつけてきた。
「『パーティーから離れろ』なんて、そんな無茶な……それに、その特訓場って、山奥にある精神改造施設じゃないですか!」
「あそこで3ヶ月ほど修行すれば、サブローくんの汚れた魂も清浄になるわ。そして『ヒロインの年齢枠に上限や下限を設ける』といった俗な思い込みは、貴方の中からキレイさっぱり、無くなるはずよ」
「いやいや。上限はともかく、下限を無くしたらマズいですよ。推定年齢90歳のビットさんにとっては、幼少時代は遥か彼方に過ぎ去ってしまい、もはや記憶に残ってはいないのでしょうが――」
懸命に訴える、僕。
ビットさんの声の音程が、より低くなる。
「……特訓場では、サブローくんには《3ヶ月間・断食コース――これで君も素敵なミイラの冒険者》を受けてもらいましょう」
「やめてください~」
「やめない」
「優しい貴方に戻ってください。ナインティ・ダイナマイト・ビッチさん!」
「どこの誰が、ナインティ・ダイナマイト・ビッチ!? 優しい私は、もう居ないの」
「お願いします! 至高の青春ヒロインにして永遠の乙女・容姿も器量も抜群な、チャーミング親切エルフのスケネービットさん!」
「どうやら特訓場へ行く必要性は、サブローくんには無さそうね。このまま《暁の一天》で頑張りなさい」
「了解です!」
良かった。僕は、またひとつ賢くなったぞ。
〝ヒロイン枠〟の幅は、なるだけ広く、とらなくっちゃね。
『広く、大きく、余裕を持って』が安全運転の秘訣なのだ!
改めて、ヒロインの年齢について一句――「下限あり けれど上限 無用なり」
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♢小話・その2――《アナタがビキニに着替えたら》
※メタ発言はありません。番外編みたいな感じです。
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ここは、宿屋《虎の穴亭》の1階。
僕とミーアとチャチャコちゃんが、テーブルを囲んで座っている。
世間話に興じている最中に、僕は前から気になっていたことをチャチャコちゃんに尋ねてみた。
「ねぇ、チャチャコちゃん」
「なんですか? サブローお兄ちゃん」
「ナルドットって、まさしく〝運河の街〟だよね。景色は見事で美しいし、物資の運搬についても便利だと思うんだけど、水の事故も多いんじゃないかな? 足を滑らせて、運河の中へ落ちちゃったりとか……」
「確かに、そうですね」
頷く、チャチャコちゃん。
ミーアが不安そうな表情になる。
「アタシは森育ちだから、泳げないニャン」
「でしたら、ミーアお姉さま。水泳場で、泳ぎのトレーニングをなさっては如何でしょう?」
「にゅ? 水泳場?」
聞き慣れない言葉にミーアは首をかしげるが、僕は驚くとともに感心してしまった。
「ナルドットには、水泳場なんてものまであるんだ。凄いね!」
「ハイ。その通りです。運河の水を引き入れて造られた、公的な施設です。御領主様が管理・運営をなさっているんですよ」
おお!
ナルドット候は、偉いな。さすが、フィコマシー様やオリネロッテ様の父君なだけのことはある。
チャチャコちゃんが説明を続ける。
「水泳場は公設以外にも、街の商人が出資して営業しているところもあるんですよ。飲食サービスも受けられる、高級水泳場です。入場するためには、割高な料金を支払わなくてはなりませんけど」
「なるほど。それで、公設の水泳場の場合は?」
「子供のお小遣い程度の料金で入れます。トレカピ河や運河での水遊びは危険な事故につながりやすいので……その防止のためにも、公設の水泳場の利用は、街の皆へ推奨されているんです」
素晴らしい!
僕の中での侯爵様への評価は急上昇した。
でも……。
「泳ぐときの服装はどうするの?」
まさか、服を着たまま、泳ぐわけないよね?
僕の疑問に、チャチャコちゃんはアッサリと答えた。
「あ。それは水着に着替えるんです」
な、なんだって――――!!!
※スミマセン。小話・その2は、ちょっと長くなってしまいました。次回に続きます。
『ビキニの回(爆)』は次話で終わって、それから8章です。よろしくお願いいたします!