わけみたま
『社・会・的・に・死・ん・だ』
……そのフレーズについて、意味は分かる。けれど、呑み込めない。納得は出来ない。要するに、パンテニュイ爺さんは僕を――
「僕を、騙したんですね!?」
「コレコレ。誤解するで無い」
ふざんけんな!
な~にが、『誤解するで無い』だ! 僕の目の前に居る、白いヒゲの爺さんは、詐欺師……いや、詐欺神だったのだ!
「〝騙した〟などと、人聞き……いや、神聞きが悪い。むしろ、ワシはお主を救ってやったのじゃぞ」
「え!?」
詐欺神が、なんか詐欺ゼリフを、ほざきやがった。
「お主はの~。絶体絶命のピンチに陥いり、それなのに往生際も悪く、なおも主張したのじゃ。『僕の! 僕の座右の銘は【転じた先の俺Tueee】なんです!』――と」
「…………」
多分だけど……僕は【転ばぬ先の杖】と言いたかったに違いない。ホント、リアルな生活で必要なのは〝杖〟だよね。〝Tueee〟じゃ無くて。
「たまたま天上より事態を眺めておったワシは、その刹那、理解したのじゃ。『コヤツこそ、ワシが求めていた人間! 〝異世界で俺Tueeeしたがっている、お調子者〟じゃ』――とな』
誰が、お調子者だ!
憤慨する僕を無視して、サギ爺さんは、いけしゃあしゃあと話を進める。
「そこでワシは直々に、お主のもとへ出向いてやった」
「な! 神様が現世に出現するなんてトンデモ展開、まさに驚天動地ですよ! 現場は大パニックになったのでは?」
その様子が、カメラを通じてTVで全国放送されちゃうわけだし。僕が住んでいた街どころか、日本全体が大変な騒ぎに……。
僕の危惧に対し、ペテン師ならぬペテン神の爺さんは呆れたように溜息をつき、更にヤレヤレと首を横に振った。ムカつく態度だ。
「迂闊千万なお主と違い、ワシは正真正銘、用心堅固なのじゃぞ。時間の進行を停止させた上、ワシの姿を認識しているのはお主だけ――そのような、完璧に秘密を厳守できる状態にしておいた」
「凄い……」
時間も、空間も、人々の五感・知覚も、全てを自在に操ってみせるとは……この爺さん、ただの詐欺師では無い!
……ま、よく考えれば神様、しかもウェステニラの主神なんですけどね。
いかさま師……いや、いかさま神であるとは言え、眼前の爺さんが絶大な能力を有しているのも、また事実。僕の運命を預けるに足る、偉い存在ではあるのかなぁ……。
――と、無理に自分に言い聞かせている僕へ、いかさま爺さんが得意顔で語りかけてきた。
「下界での命運が尽きかけているお主へ、ワシはある提案をした」
下界……命運が尽きかけ……。
もう少し、言葉を選んで欲しい。
しかしながら。
「神様。それは、まさか――」
「ワシは、お主へ述べた。『少年よ、困っているようじゃな。どうじゃ? 偉大なる神であるワシが、時間を今日の朝まで巻き戻してやろう。物は相談なんじゃが、その返礼として、別の世界……〝異世界〟へ行ってはくれぬか?』――とな」
なるほど。
〝偶然に見ていた〟との告白や〝偉大なる神〟との自称にはチョット引っ掛かるけど……神様からの申し入れに、危機的状況の僕は飛びついた。そして、このウェステニラへやってきた――あの異世界転移には、そういう事情と経緯があったんだね。
……ん?
でも、なんだかオカしくない?
「パンテニュイ様。貴方様の発言は、内容が変……矛盾していませんか?」
「どこかじゃ?」
「だって、僕が異世界を目指すのなら、その瞬間から旅立てば良いじゃないですか? わざわざ、朝まで刻を逆行させる意味合いなんて……」
まぁ、僕の〝ロリ◯ン疑惑〟が無かったことになるのは、ありがたいが。
それに、いくら窮地で勧められたとは言っても、僕が簡単に異世界への移動を了承するなど、あり得ないようにも思える。
何故なら――決断がそのまま、家族や友人たちとの永遠の別れになっちゃうんだよ?
僕はラノベの異世界モノが大好きで、読み漁っていた。自分が異世界へ行くシチュエーションを妄想することも、たびたびあった。
『異世界って、どんなところなのかな?』と興味津々だった僕――でも、実際に異世界行きの切符を入手したとして、それを安易に使用するだろうか? 日本での親しい人たちを悲しませる選択を、軽々しく、やってしまう……自分がそんな薄情な人間だったなんて、信じたくない。
胸の中が、モヤモヤする。
そんな僕を眺めつつ、爺さんはニンマリと笑った。
「お主、未だに分かっておらぬらしいな。ワシは、偉大な神なのじゃぞ?」
「それは、先ほども伺いました」
「偉大なるワシは、〝分霊の術〟を用いることが出来るのじゃ」
「わけみたま……」
ナニそれ?
首を傾げる僕へ、爺さんが〝わけみたま〟の説明をする。
「1つの魂を、同等の2つの魂へと分離させてしまう神術じゃ」
え~と……。
「単細胞生物が分裂して増殖するのと、似たようなものですか?」
「この、たわけ者! 全然、違う。もっと崇高なる現象じゃ!」
爺さんがヒートアップする。お年寄りなのに、血圧は大丈夫かな?
神様に〝血圧の心配〟があるかどうかは、知らないけれど。
「落ち着いてください、パンテニュイ様。とにかく貴方様は、僕へ〝わけみたまの術〟とやらを施したんですね」
「そうじゃ。その結果、お主は分霊し、《異世界へ行くサブロー》と《日本で、それまでの暮らしを続ける間中三郎》が同時に存在することとなった。もちろん、どちらの〝三郎〟も、その日の朝までの記憶しかない状態でな」
な!
「それは、つまり――」
「うむ。現在、日本においては、間中三郎が普段通りの高校生活をしておるぞ。時の流れの強制力によるものか、あの日の街頭インタビューは、やっぱり帰宅途中に受けることになった。じゃが、巻き戻り前の記憶が微かに残っておったんじゃろう――お主は極めて慎重な口調で『僕の座右の銘は【用心堅固】です!』と誇らしげに言い切り、インタビューを申し込んできた女性からも『そうなんですね! 君は見るからに用心堅固ですものね!』と褒められていた」
「…………」
「あちらの世界の間中三郎は、平和な日常を満喫しておる。〝彼女持ち〟には相変わらず、なれておらんが」
「……話をまとめると、僕は神様から『分霊して、片方はこの世界に留まるから、もう一方は異世界へ行って欲しい』と要請され、それを承知したんですね」
「そうじゃ」
「本当かな……?」
確かに神様の提案を受け入れるのは、僕からしてみるとメリットが大きい。〝現世での平穏の確保〟と〝異世界への憧れ〟を両立できるなんて、素晴らしいチャンスだ。しかも、何と言っても〝『幼女健康』という、爆弾発言の取り消し〟付きだ。アレをあのままにしておいては、家族にも大迷惑を掛けてしまう。
けれど、〝自分自身が2人になり、片一方は別の世界へ赴く〟という意志決定は、そんな簡単に出来るものでは無いはずで――
分霊する前だから、問題の深刻さをキチンと受けとめられなかったのかな?
「言っておくが、ワシは人の自主性を尊重する神じゃ。故に『分霊と、その後の異世界行き』を決めたのは、あくまでも、お主じゃぞ。お主はワシの頼みを断っても、それはそれで、別に構わなかったのじゃからな」
「…………」
「あの時、お主とワシは――」
♢
あの時。
社会的に死にかけている、八方塞がりの状況。
凍りついた時間の中で。
神と少年が問答する。
「う~ん」
「何を迷っておる? 間中三郎」
「とても良いお話だと思うんですが、片っ方であっても、現世から離脱しちゃうのは……いったん神様からの依頼を承諾してしまったら、そっちの僕は、もう日本へ戻っては来られないんですよね?」
「その通りじゃ」
「だったら、でも……そうですね~」
「やれやれ。なんという、優柔不断な少年なのじゃ。まったく……思案中のところ悪いが、時間を止めておくのも、もう限界じゃ。ワシが5つ、数える間に決心せよ。数え終わったら、刻が動き出すぞ。そしたらお主は再び、〝幼女の健康を願うロ◯コン少年〟として全国の人々へ、その身を晒すハメになる。社会的な死亡は確実じゃ。破滅と救済、どちらを選ぶか、早く決めよ。それ、5、4、3、2、1――」
「わ、分かりました! 神様の仰った〝わけみたま〟に同意します!」
♢
「……という次第だったのじゃ」
「酷い! 悪辣すぎる。ほとんど脅迫じゃないですか!」
「何を言っておる? 全ては、お主の自発的な判断によるものじゃろ?」
この詐欺神! 物事の選択において時間制限を押し付けるのは〝詐欺師の商法〟の定番だぞ。『本日限りの大特価!』とか『半額なのは、あと3時間!』とかいうやつだ。ついつい焦って不要な商品を購入し、冷静になってから後悔するんだよね。
僕は、不満の意思を表情に示してみせる。
すると腹立たしいことに、爺さんは更に煽るような調子で話しかけてきた。
「ふ~む。詰まるところ、お主は分霊して、〝今のお主〟がウェステニラへやって来たことを悔やんでおるんじゃな? 可能なら、選択を撤回したい――そう考えているのか?」
「く――っ!」
卑怯な言いようだ。
日本に別の僕が居るとしても、〝この僕〟自身は、もはや家族や、かつての友人たちに再会できない。その事実を思うと、胸の奥が抉られるような気持ちになる。
けれど、もしもパンテニュイ爺さんの勧めに応じなかったとしたら、僕はウェステニラを訪れることも無く――ミーアやシエナさん、フィコマシー様と出会えなかった。
ミーア。
シエナさん。
フィコマシー様。
彼女たちとの邂逅、交流、その笑顔。それらは、あまりにも貴重で、大切で、尊くて…………僕の心の中の、掛け替えのない宝玉だ。
失えない。
いや、宝玉だけじゃ無い。ひとたびは手にした異世界を彩る刻の曼荼羅を放棄して〝起こらなかった過去・存在しない今・あり得ない未来〟にしてしまうなど、愚か者の所業だ。模造であろうと、瓦礫であろうと、毒物であろうと――僕はウェステニラでの経験、その全てを抱え込んでいく。
ウェステニラへ来たことを、絶対に後悔したりはしない。
……しかし、このまま詐欺ジジイに言い負かされるのは、しゃくに障る。
「だいたい、パンテニュイ様は初対面の際、僕へ〝天国・地獄・異世界〟の3つを、選択肢として提示しましたよね? 僕が天国行きか、あるいは地獄行きを選んでいたら、どうするつもりだったのですか?」
「そこは、ワシにとっても、大いなる賭けじゃった。異世界行きを、お主に無理強いすることは、出来ん。ワシは神として『人の主体的な行動は、決して妨げない』のを信条にしておるのじゃから――」
それなら。
「僕が『天国へ行きます!』と言っていたら……」
「お主は今頃〝社会的天国〟に居るじゃろうな」
「社会的天国?」
「ソーシャル・パラダイスじゃ」
〝そ~しゃる・ぱらだいす〟――なんて安っぽい、胡散くさい響きのネーミングだ。経営失敗を確約されたリゾート総合施設とか、あやしげなセミナーを不定期に開催しているコンサルティング会社の名称とかでありそうだ。
「僕が『地獄へ行きます!』と言っていたら……」
「お主は今頃〝社会的地獄〟に居るじゃろうな」
「社会的地獄?」
「受験地獄や通勤地獄、ローン地獄などじゃ」
ナニ、そのリアルすぎる地獄。イヤすぎる。行き先に異世界を選んで、本当に良かった。
けど、このペテン爺さん。明らかに、あの時……〝異世界行き〟に心が惹かれるように、巧みな話術によって、僕の思考を、ある程度コントロールしていたのは間違いないよね。だって『天国は退屈』や『地獄では変態がハァハァしている』などと言って、さりげなく天国や地獄をディスっていたし。
それにしても……随分と回りくどいマネをしたんだな。
異世界へ行くほうの僕への対応については、敢えて朝まで時間を戻さず、記憶を残した状態で『日本での社会的死亡から救ってやった際の、交換条件を守ってくれ』と告げれば、それで済んだのに。僕は、従っただろう。
もしかして。
パンテニュイ爺さんは、僕へ思わせたかったのか? 〝異世界で生きていく〟――その決定は、どこまでも僕の自発的な願いに基づくものだと。僕は〝自ら望んで異世界へ行く〟のだと。
ムムム。
「あの」
「なんじゃ?」
「僕は確かに〝異世界行き〟を選択しました。しかし、もしも僕が《剣と魔法の世界》以外の異世界を希望していたら、パンテニュイ様はどうしていたんですか?」
ウェステニラに、行けないじゃん。
今更〝別の異世界へ転移した自分〟など、想像することも出来ないけれど……。
爺さんが、白い顎髭を片手で扱く。
「《剣と魔法の世界》以外とな? どんな世界じゃ?」
「たとえば……《銃と蒸気機関の世界》を希望していたら?」
「『お探しの条件にあてはる世界は、既に定員オーバーです。現在のところ、転生も転移も受け付けておりません。ご利用は、別の世界をお勧めいたします』と答えたじゃろうな」
「……《こん棒と石器の世界》を希望していたら?」
「『お探しの条件にあてはる世界は、既に定員オーバーです。現在のところ、転生も転移も受け付けておりません。ご利用は、別の世界をお勧めいたします』と答えたじゃろうな」
「…………《レーザービームと超科学》の世界を希望していたら?」
「『お探しの条件にあてはる世界は、既に定員オーバーです。現在のところ、転生も転移も受け付けておりません。ご利用は、別の世界をお勧めいたします』と答えたじゃろうな」
――コイツ!
「結局、パンテニュイ様は最初から、僕をウェステニラへ行かせるつもりだったんですね! 『他の異世界を選ばせることは、なにがなんでも、絶対に、させない』と決めていたんだ!」
「しょうが無かろ。ワシが影響を及ぼせる世界は、地球とウェステニラ――この2つだけなのじゃから」
「わー。使えない神様だー」
「未熟者め! お主は、まだ悟ることが出来んのか! 聞け、サブローよ。〝選択肢がある〟ということと〝実際に選べるか否か〟は、全く別の問題なのじゃぞ」
屁理屈だ!
詐欺行為への自己正当化が、酷すぎる!
「この詐欺神! ペテン神! 誤魔化しに誤魔化しを重ねる、ゴマカ神!」
「なんという、言いぐさじゃ! 不敬者め! 神の威光を畏れよ!」
「〝威光〟って言っても、パンテニュイ様の威光の輝きレベルは、豆電球の明るさくらいだよね?」
豆電球の消費電力は、5W――5つのWで、〝wwwww〟レベルのご威光だ。そんなの、ありがたくも何ともないぞ。
――と、僕がかなり失礼なことを考えている一方で。
パンテニュイ爺さんは、しきりに顔を俯けたり、上げたりしつつ、何回もチラリと僕を見遣り、そのたびに何事かを呟いている。
「ワシは頑張っておる。にもかかわらず、サブローはワシを労ろうともせんで……全ては必然じゃというのに、文句の多いヤツじゃ。そもそも、お主の輪廻は、ウェステニラと深く関わりすぎじゃ。ウェステニラで危機が進行している真っ最中、地球でノホホンと生きておるのが、悪い。お主が地球で天寿を全うするのを待っておったら、ウェステニラのことごとくが手遅れになる。地球とウェステニラの時間は、平行して流れておるからの。お主を地球からウェステニラへ強引にでも行かせるには、あのタイミングで介入するしか、方法が無かったのじゃ。まぁ、しかし、分霊できるほど、お主の魂のエネルギーが大きくて幸いじゃった。並の人間なら、もとより、魂を分けるなど不可能じゃからの。さすが、・・・・の器じゃ」
「え? 何をブツブツと仰っているんですか?」
「たいしたことでは無い。気にするな」
良く聞き取れなかったが、爺さんの独白など、どうせ、ろくでもない内容だろう。
「まったくもってパンテニュイ様は、身勝手な神様ですね。僕の運命を一方的に決めてしまって」
「言い掛かりじゃな。ワシはキチンと、お主の自主性を尊重したぞ」
『ジシュセイのソンチョー、ジシュセイのソンチョー』と、うるさい。詐欺師が責任回避のために、しばしば口にする『スベテはアナタのジコセキニン』にそっくりなセリフだ。
「サブローよ。どうして、ワシに疑いの眼差しを向けるのじゃ。思い出してみよ! ワシはお主の望みどおり、ウェステニラへ『転生』では無く、『転移』をさせてやったじゃろ」
……そう言えば、パンテニュイ爺さんは、やけに〝ウェステニラへの転生〟を推奨していたな。
もっとも、前世の記憶をリセットされるのがイヤで、僕は断ったんだけど。
「せっかくのワシの厚意を無下にしおって……。転生ならば、もっと話は簡単じゃった。お主も、地獄の特訓を受けずに済んだのじゃぞ」
「つまり、あの場から、すぐにウェステニラへ行けたのですね」
そして転生を…………あれ? そしたら僕は、この世界で、時間軸的に現在は生まれたばかりの〝0歳〟になっている――そういう事なのか?
転移した僕は地球のままの16歳だけど、転生したら当然ながら赤ん坊になるわけで……。
仮に、僕が〝転生〟を選択していたら。
ウェステニラのどこかで生まれて。
順調に育って、今と同じ16歳になった時。
やっぱり、彼女たちと出会う――そんな巡り合わせを信じたくて。
でも、その時には。
……………………。
え~。あー。うん。
ミーアは30歳、フィコマシー様は32歳、シエナさんは33歳になっている……みんな、30歳に達している。
30代。
~♪
ラララ~♪
アナタは~、僕を1人、置いて~♪ 三十路を越えていったのね~♪
アナタと越えたかった、三十路越え~♪
と、唐突に唱いたくなったり…………いや、万事OKだ! まだまだ、いけるぞ! できるぞ! 乗り越えられるぞ! この際、真美探知機能を有しているかどうかなんて、関係ない。
僕は、不可能を可能にする男。しかもこれは、不可能な案件などでは無い。
16歳の僕と――
30歳のミーア。
32歳のフィコマシー様。
33歳のシエナさん。
……………………うん。
紛うことなき、ドンと来い案件だ。
山も年齢も、高いほど、登り甲斐があるのだ。〝鯉のぼり〟ならぬ〝恋のぼり〟なのだ。
ドンと来い。ドンと来い。ド~ンと恋!
「サブローよ。大丈夫か? お主、頭が悪そうな顔になっておるぞ」
ちょっと黙っててください。ちり紙交換に出したい、ちり神様。
サブローが〝異世界転生〟した場合……(汗)。
※ウェステニラにおける獣人の歳の取り方や平均寿命は、人間と同じ……という設定になっています。なのでミーアが30歳になったら、人の女性の30歳と同じ感じになります(笑)。