生卵、ヒヨコになれず、ゆで卵
スケネービットさんに引率されて、僕ら新人5人はギルドの建物の外へ出た。
途中、1階の受付前、ロビーのようなところを横切る。数人の成人した男女がお喋りしていた。皆、ちょっとした武装をしている。用件があって、ギルドへ立ち寄った冒険者たちに違いない。
温かいエールを僕たちに贈ってくれる彼ら。優しい先輩たちだね!
「ああ、見習い前の登録志願者たちか」
「新人研修を受けているのね。ふふ、初々しいわ」
「今日が研修の初日らしいな」
「それなら、これより、あの過酷な訓練を受けさせられることになるのね」
「可哀そうにな。あの時は、辛かったぜ」
「さすがの俺も、精神が崩壊しそうになった」
「お前なんか、泣き喚いていたっけ」
「よせやい。恥ずかしい過去を思い出させるな」
「逃げ出して、そのまま消息不明になった人もいたわね」
「アイツ等も、今からあの試練に身を晒すのか」
「頑張れよ」
「負けないでね」
「挫けるなよ」
「潰れないように」
「力尽きるなよ」
「壊れないでね」
「生きてさえいれば、希望はあるさ」
「絶望のどん底に落ち込んでも、ご飯はちゃんと食べるのよ」
「寝る前には、歯を磨けよ」
「虫歯になって、後悔しても遅いのよ」
イヤイヤイヤイヤイヤ! あんた等、なに言ってんの!? 先輩冒険者なんでしょう? 可愛い後輩たちへ掛ける言葉なら、もっと適切なものがあるんじゃないですか? 不安を殊更に煽ってど~すんの!?
歯磨きの重要性には、僕も同意しますが。
街中を歩いている最中、背後よりパピプくんとプペポちゃんの会話が聞こえてきた。
「いったい、何をやらされるのかしら? 私、怖いわ! パピプくん」
「心配しないで、プペポちゃん。どんな事があろうと、僕が側に居るから!」
「そうね! 2人一緒なら、何があっても大丈夫よね!」
「手を繋ぎ合えば、悲しみは半減!」
「喜びは倍増!」
「2人揃えば」
「無敵!」
…………あ~、心底イラつくな、このパーチクリンとプーポンタン。20ナンマラ(10メートル)くらいの深さの落とし穴を掘って、2人まとめて蹴り込みたい。
3日後に引き上げてやるから、それまで穴の底で思う存分いちゃついてくれ。
スケネービットさんは僕らを先導しつつ、街の中心部のほうへ進んでいく。〝研修の一環として、小型のモンスターをハントしたり薬草を採取するために街の外へ出るかも?〟――と考えていたが違うようだ。
また、後ろから声が。ナンモくんが、パピプペポへ話しかけているらしい。
「ひょ……ひょっとして、あれじゃないかとボクは思うのですが」
「あれか!」
「そ……そんな! スケネービットさんは、あんな怖ろしいマネを私達にさせようというの? 酷い!」
「ビットさんを責めちゃいけないよ、プペポちゃん。彼女も、やりたくてやっている訳じゃないんだ。お仕事なんだよ。お給料をもらっている身の上なんだ……」
「お金のために、私達を売るのね……」
「きっと世の中はそういうものなのです……わん」
「でも、これはまだ最初の関門に過ぎないんだよ、プペポちゃん」
「パピプくん、私の手を離さないでね」
「当然さ!」
「わん……冒険者になるというのは、大変なことなんですね」
スゲ~な、ナンモくん。パー&プー、略してパプーの胸やけするような言葉のやり取りに普通に入っていけるなんて。これが、ワンちゃんの逞しさか。
それはそうと、パーとプーとナンモくんは、これよりビットさんが僕らに課すであろう訓練の内容に心当たりがあるみたいだな。ナルドットに住んでいる3人は、冒険者志願の屋外新人研修を街中で見掛けたことがあったのかもしれないね。
話し合いの中身が、不穏極まりないけど……。
動揺しちゃったのか、ミーアが僕の右腕にギュッとしがみついてくる。
「ミーア、大丈夫かい?」
「サブロー、アアアアタシはへへへへへ平気なのニャ。何でも、ドンと来いなのにゃ。心は、真っ平らなのニャ」
ミーア、めっちゃ、心が波打ってるよ! ミーアが真っ平らなのは、心じゃなくて胸……ゲフンゲフン。
「スナザ叔母さんも通った道なのにゃ。アタシにも、きっと出来るはずニャン」
「そうだね」
ミーアを励ましていると、先頭を行くスケネービットさんの足が止まる。
「さ、皆さん。ここに平行に並んでください」
へ? この場所は……2つの大通りが十字に交わっている地点の角ですね。お昼前ということもあって、通行量がとても多いんですが……。
僕らは教育係の指示に従い、馬車や通行人の邪魔にならないように建物を背にして横一列に並んだ。
僕・ミーア・ナンモくん・パー・プーの順。
ビットさんが、僕の隣に立つ。
目の前には交差点。足早に歩む人々。
スケネービットさんが、大きく息を吸い込む。
「さあ、私の後に続いて斉唱よ! 『冒険者ギルドは、良いギルド!』」
突如、ビットさんが叫ぶ。
え? ビットさんに何が!? 弟さん同様、脳の病に罹られたんですか?
「ほら! 皆さん、覚悟を決めて! 斉唱!」
「「「冒険者ギルドは、良いギルド!」」」
ナンモくん・パー・プーが一瞬だけ躊躇したのち、ビットさんの発したセリフを大声で繰り返す。
いきなりの騒音発生に、歩行していた大勢の人がギョッとした表情で振り向いた。
「は!?」「ニャ!?」
「どうしたの? サブローくんとミーアちゃんも!」
戸惑っている僕とミーアは、ビットさんに叱責されてしまう。有無を言わせぬ、強い口調だ。
これは、逆らったらマズい事態に陥りそうだ。
僕の懸念をミーアも共有したらしい。尻尾が小刻みに動いている。
「冒険者ギルドは、良いギルド!」
「冒険者ギルドは、良いギルドにゃん!」
「宜しい、次! 『私達の宝は、お客様の笑顔!』」
「「「「「私達の宝は、お客様の笑顔!」」」」ニャン!」
「クエストは、家に帰るまでが、クエストです!」
「「「「「クエストは、家に帰るまでが、クエストです!」」」」ニャン!」
フレーズ斉唱を反復する僕ら。
交差点を通り過ぎる人々が、僕らへチラチラと眼を遣る。
『あらあら、頑張ってるわね~』と言いたげな、柔和なオバさん。
『ふっ、若者たちよ。強く生きるのじゃよ』と無言で語りかけてくる爺さん。
『なんか、馬鹿みたい』と一瞥して歩き去る、若い女性。
「ママ~。あの人たち、何をヤってるの?」「しっ! 目を合わせちゃ、いけません。人には、それぞれ事情があるのよ。見て見ぬふりをするのが、親切というものなの。メーちゃんも大人になったら、きっと分かるわ。生きるって、生きるって、やるせなく、切ないことなのよ」「ママ、泣かないで~」などといった、幼子と母親の会話も聞こえてくる。
く! これは……想像以上に苦しいぞ! 自分の中に屹立している精神の柱が、ガリガリ削れていくのが分かる。大黒柱が、マッチ棒のようになっていく。
壮年夫婦が僕らを遠目に見ながら、お喋りしている。
「おや? 冒険者ギルドの新人研修がまた行われているようだね」
「冒険者の卵さんたちね」
「毎度ながら《生き晒しレッスン》は、見るに堪えないものがあるな」
「指導係の方が、教育熱心なのよ。卵さんたちは、無事にヒヨコになれると良いわね」
「熱意のあまり、卵を加熱しすぎないことを祈るよ。生卵がヒヨコでは無く、ゆで卵に変化してしまうかもしれん」
生き晒し? 加熱オーバー!? ゆで卵!!!
ハードボイルド小説は好きだけど、自分自身が〝ゆで卵〟になるのは遠慮したい。
こっそり、ミーアたちの様子を横目で確かめる。
みんな切羽詰まった顔をしていた。今にも、血涙を流さんばかりの卵たち。
血まみれのゆで卵。悲壮感、マシマシ。
ビットさんが檄を飛ばす。
「こら! 皆さん、声が小さくなってるわよ! もっと、ハツラツと! 歯を食いしばり、奮励努力して、自らの殻を破るのです! 孵化するのです! 脱皮するのです! 羽化するのです! 限界突破するのです! 新しい自分へと生まれ変わるのです! 冒険者の先輩方も、この試練を乗り越えてきたのよ!」
そうか! ナルドットの冒険者たちは、ことごとくこの妙ちくりんな通過儀礼を経験させられてきたのか!
先輩方は偉大ですね。心より尊敬しますよ。
「困ったら、頼れる先は、冒険者!」
「「「「「困ったら、頼れる先は、冒険者!」」」」ニャン!」
「今日も安心、アナタの街に、冒険者!」
「「「「「今日も安心、アナタの街に、冒険者!」」」」ニャン!」
「悪いヤツ、ゴミと一緒に、処分します!」
「「「「「悪いヤツ、ゴミと一緒に、処分します」」」」ニャン!」
「モンスター、余さず残さず、リサイクル!」
「「「「「モンスター、余さず残さず、リサイクル!」」」」ニャン!」
「エコ活動、世界に優しい、冒険者!」
「「「「「エコ活動、世界に優しい、冒険者!」」」」ニャン!」
リサイクル? エコ活動? 倒したモンスターの部位は全てギルドで有効活用するってことか? 悪いヤツの処分とは……あんまり深く考えないようにしよう。
なんだか、冒険者ギルドのコマーシャルみたいになってるね。
「初心は大切、忘れずに!」
「「「「「初心は大切、忘れずに!」」」」ニャン!」
「仲間との、連携サボって、さぁ大変!」
「「「「「仲間との、連携サボって、さぁ大変!」」」」ニャン!」
「ギルドへの、隠し事は、無しですよ」
「「「「「ギルドへの、隠し事は、無しですよ!」」」」ニャン!」
「何があっても、最優先は、お客様!」
「「「「「何があっても、最優先は、お客様!」」」」ニャン!」
このあたりは、〝冒険者の心構え〟って感じだな。
街中で絶叫する異常状況にも無感覚になってきたし、どうにか最初の課題は乗り切れそうだ。……慣れって、怖い。
「冒険者、低賃金でも、仕事はキッチリ!」
「「「「「冒険者、低賃金でも、仕事はキッチリ!」」」」ニャン!」
…………え?
「恥多き、人生送って、来ましたよ!」
「「「「「恥多き、人生送って、来ましたよ!」」」」ニャン!」
…………ちょっと、なに言わせてんだ!
「最底辺の、ダメダメ自分に、叱咤激励!」
「「「「「最底辺の、ダメダメ自分に、叱咤激励!」」」」ニャン!」
もう、訳が分かんねぇ!
「ゴミ虫、ウジ虫、お邪魔虫!」
「「「「「ゴミ虫、ウジ虫、お邪魔虫!」」」」ニャン!」
それ、ただの悪口!
くそ! メンタルポイントが消失していく。僕のハートは、既に傷まみれだ。そろそろ、ポッキリ心が折れそう。《虎の穴亭》へ直帰して、ベッドで寝たい。
だが、挫ける訳にはいかない! 落伍者に待っているのは、〝廃棄処分〟なのだから……。負けるな! 逃げるな! 投げ出すな!
しかし、新人研修の初っぱなに、これほどまでにハードな修練を用意しているとは……。冒険者ギルド……なんという残酷な組織だ。
看板名を、《闇ギルド》に変更すべきだと思います。
「オークの奥さん、奥に置く!」
「「「「「オークの奥さん、奥に置く!」」」」ニャン!」
…………は?
「赤ゴブリン、青ゴブリン、黄ゴブリン」
「「「「「赤ゴブリン、青ゴブリン、黄ゴブリン」」」」ニャン!」
意味が、理解できない。それにゴブリンの肌の色って、茶色じゃなかったっけ?
「ブタをぶったら、ブーたれたブー」
「「「「「ブタをぶったら、ブーたれたブー」」」」ニャン!」
単なる早口言葉じゃね~か! あと、無意味にブタをぶつなんて行為、ブタ好きの僕には許容できません!
「武術室、技術室、魔術室、手術室、馬術室、美術室」
「武術室、技術室、魔術……痛ぇ! 舌を噛んじまった!」
パピプくんが、早口言葉に失敗する。
「しっかりして、パピプくん!」
「うう……僕はもうダメだ、プペポちゃん。僕を置いて、君は先に行くんだ」
「イヤ! パピプくんを残してなんか行けない。パピプくんが死ぬなら、私もここで死ぬ!」
「プペポちゃん……君に会えて、僕は本当に幸せだったよ」
「私も、私もよ!」
「プペポちゃん!」
「パピプくん!」
ダキッと抱擁しあうパピプペポ。
あの~。舌を噛んだぐらいじゃ、人間は死にませんよ。
それにしてもパーとプーが発している言葉は、冒険バトル物語のクライマックスとかで主人公とヒロインがする会話の内容そのものだよね。本来なら胸熱のセリフなんだろうけど、しょ~もないシチュエーションのせいか、全然感動できないな。
一方、スケネービットさんとミーア及びナンモくんはと言うと……。
「第一発見者、第二発見者、第三発見者!」
「にゃんニャンにゃん、にゃにゃニャ~!!!」
「わんワンわん、ばうバウわん~!!!」
…………パニクっていた。カオスだった。事態は取り返しがつかない様相を呈していた。
ミーアは目を回し、ナンモくんは悲痛な遠吠えを繰り返す。
ナルドットの交差点で討ち死にする冒険者の卵、数多。無念なり、生卵。
ヒートアップの末、ヒヨコになれず、ゆで卵になってしまった。
死屍累々。エグすぎる卵。ここは地獄か、戦場か。
そう言えば、中学校の修学旅行で大分県へ行った折、別府温泉の地獄めぐりで食べた温泉たまごは美味しかったなぁ……。
追憶に浸る僕の隣で、スケネービットさんが妙に満足げな息を漏らす。
「ふぅ……これくらいで良いかしら」
おい! エロフ。なに、清々しい表情になってんだよ! その〝やりきった〟感はなんだ!
「では、次に」
冒険者ギルドの教育係は、屍となっている新人たちへ容赦なく鞭を振るう。
「皆さん。『今後、自分は何を目標にして、冒険者ギルドでの活動に励むのか』を、大きな声で発表してください」
「え。今ここで、ですか?」
「そうです」
僕が問いかけると、ビットさんは即座に肯定した。
僕らの乱痴気騒ぎ……いつの間にやら、多くの人たちが遠巻きにしながら見守っている状況になっているのですが。
こんなに大勢の観衆を前にして、更なる醜態を晒せと?
だけど、僕以外の4人は深刻なダメージより未だ回復していないみたいだ。ゆで卵となって、地面に転がっている。
ここは、僕が先陣を切るべきだろう。
深呼吸し、意識を覚醒させる。
よし、いくぞ!
「僕は一刻も早く、1級冒険者になるつもりです!!!」
僕の決意表明に、聴衆がざわめく。「若気の至りか」「坊やだからさ……」「無謀と夢を、はき違えるなよ~」「無理だと思うが、取りあえず応援してるぞ~」といった呟きが耳に届く。パチパチと拍手してくれる人も居た。
思ったより、好意的な反応だ。
ナンモくん・パピプくん・プペポちゃんの3人は、驚いたように僕を見つめる。そんなに意外な発言だったかな?
僕に続いて、ミーアが目標を発表する。
「アタシは、1級とかよく分かんにゃいけど、とにかく立派な冒険者になるにゃ!」
観衆から、大きな拍手がミーアへと送られる。僕の時より、数倍は音が大きいな。「頑張って~」「可愛い~」「猫ちゃん~」「お耳ピコピコ~」などの声援に混じり、「ち! 獣人ふぜいが生意気な」との舌打ちも聞こえた。
僕がハッとして、その声のほうへ目を向けると、痩せ気味な体格の男性が群衆の端に立ち、ミーアを睨みつけている。陰気な目つきだ。
どうしてやろうか? コイツ。でも、迂闊に手出しは出来ないしなぁ……と思い煩っていると、ミーアへ暴言を吐いたヤツの両脇に、2人の巨漢が音も無く現れた。彼らは陰険男の両腕を左右よりガシッと掴むや、瞬時に建物と建物の狭間へと引きずり込んでしまった……。おおお!?
風魔法を秘かに発動して、物陰の音を拾う。
「お、お前等、何者だ! 俺を、どうするつもりだ!?」
「貴様、よくも《ケモノっ娘美少女ランキング》3年連続第1位、我らが至高の黄金真珠たるミーア王女殿下を誹謗中傷したな!」「許せん、ミーア様に不敬を働くとは! その誤った考えを矯正してやる」
「よ、よもや、お前等は噂に聞く秘密結社《世界の中心で獣人への愛を叫ぶ会》のメンバーか!?」
「ふ、我らをあのような生温い連中と一緒にするな」「我らの正体を、いま見せてやろう」「刮目せよ! 装・着!!!」「セットアップ!!!」
スチャ! シャキーン! パンパカパ~ン!!!
「な! その手作りのケモ耳と尻尾……お、お前等は!?」
「その通り! 我らは栄えある《飾りじゃ無いのよケモミミは~、あっは~会》のメンバー!」「ナルドットに蔓延る、獣人の皆様がたへの偏見を一掃するため、昼夜を問わず活動しているのだ!」
「お、俺に暴力を振るう気か!」
「まさか! 我らはそのような野蛮な行いはせぬ。ただ獣人の良さを分かってもらうまで、ひたすらに語り続けるのみだ」「貴様が、心を入れ替えるまで永遠にな……」
「あ・あ・あ……」
……聞かなかったことにすべきだよね。僕は、お利口さんなのだ。
しかしながら、ミーア〝王女殿下〟って……。ダガルさんはキングで、ミーアはプリンセスだったのか? 驚愕の事実! 初めて知ったよ! ……そんなはずないよね。
あと、黄金真珠……それは、納得。
ちなみに数刻後、建物の陰から3人の男が仲良く肩を組みつつ出てきた……とかなんとか。2人の巨漢に挟まれた痩身の男は晴れ晴れとした笑顔を浮かべながら「愚かだった自分にサヨナラ」「獣人万歳!」「ミーア様は天使」「黄金の瞳に、真珠の心」などと呟いていたそうだ。
いや、これはあくまで後日にバンヤルくん経由で耳にした世間話なんだけどね。
ナルドットにおけるケモナーたちのネットワークって、どうなってんのかな?
ケモナー三国志。
魏……《世界の中心で獣人への愛を叫ぶ会》
呉……《世界の片隅から獣人を愛でる会》
蜀……《飾りじゃ無いのよケモミミは~、あっは~会》
決戦は「赤壁の戦い」ならぬ「性癖の戦い」……。




