登場人物の紹介(5章まで) ※ネタバレあり + 小話
5章の情報を中心に、人物紹介をします。今回は簡単な説明です。6章以降閲覧の際の参考にしてください。
〝ネタバレあり〟ですので、5章以前を未読の方はなるべく読まないようにお願いいたします。
内容的には『登場人物の紹介(4章まで) ※ネタバレあり』の続きになります。
※注 S印は、真美探知機能を用いてサブローが見た、ヒロインたちの姿です。
◯サブロー……主人公。本名は、間中三郎。16歳。黒い髪に黒い瞳。地球(日本)より地獄を経て異世界(ウェステニラ)へ転移してきた。真美探知機能保持者。5章でドーテーを卒業した。
◯ミーア……猫族の少女。14歳。黒い毛並みに黄金の瞳。容姿はリアル猫。猫族基準では美少女だが、猫族以外から見てもやっぱり美少女。《ケモノっ娘美少女ランキング》3年連続第1位。
5章では、ドーテーを頑張って卒業したサブローを慰めた。優しい。
故郷の獣人の森を出て以降、なんかモテまくっている。他のキャラからは主に「ミーアちゃん」呼びされている(サブローは「ミーア」と呼ぶ)が、5章では「ミーア様」とか「女神」などと称えるキャラまで現れた。そのうち「ミーア大明神」「ミーア大権現」「ミーア大天使」とかになりそう。本人は、あくまで無邪気なケモノっ娘です。
S――猫耳・尻尾つきの女子中学生。髪はショートボブ。
※バイドグルド家の家関係者
◯フィコマシー=バイドグルド……ナルドット侯爵家の長女。16歳。軽くウェーブの掛かった金髪に、青い瞳。体型は、ふっくら・ふっくら・ふっくら・ふっくら・ふっくら。5章では出番は少なかったが、相変わらず賢明だった。
S――いまいち正体不明。中身が厳重に封印されている小箱が見える。
◯シエナ……フィコマシー付きのメイド。17歳。グレーの髪(肩に掛かる程度の長さ)に、ブラウンの瞳。容姿はモブ。5章では出番は少なかったが、相変わらずポンコツだった。フィコマシーとの百合疑惑が浮上。
S――外見はあまり変わらない。しかし、美しさはバージョンアップ。「グッドルッキング・モブ・メイド」とか「ビューティフル・アベレージ・モブ・ガール」などどサブローは言っている。失敬千万である。
◯オリネロッテ=バイドグルド……ナルドット侯爵家の次女。15歳。銀色の髪に、エメラルドの瞳。絶世の美少女。内面を窺い知るのは難しいタイプ。5章で、その苦悩の一端を垣間見せた。
S――黒い薔薇を握りしめている、7~8歳の少女。
◯クラウディ……オリネロッテの専属護衛騎士の1人。18歳。オレンジの髪に紫の瞳。長身のイケメン。ベスナーク王国屈指の剣の使い手。
◯アズキ……オリネロッテの側近の女魔法使い。5章で、ついに本名が判明。身長は低く、ちんまりした体型。黒い瞳に、黒いおかっぱ頭。黒いローブを常時着用している。見掛けは10代前半。実年齢は、驚きの24歳。
本人は「自分には年相応の色気がある」と信じているが、錯覚に過ぎない。
サブローは心の中で「アンコ」「あんころ餅」「石炭女」「豆タンク」などと呼んでいる。
◯ヨツヤ……オリネロッテ付きのメイド。濃紺の長髪は、ワカメみたいにヨレヨレである。前髪で目元が完全に隠れている。とても痩せている。
ホラーな雰囲気を漂わせており、足音を立てずに歩く。
◯ドラナド……オリネロッテの専属護衛騎士の1人。黄色い髪。サブローと同程度の身長。他人を嘲るような顔つきをしている。
5章でフィコマシーに狼藉を働こうとして、サブローに蹴り飛ばされた。
◯リアノン……バイドグルド家の女騎士。19歳。サブローよりも背が高い。ポニーテイルの赤茶けた髪で、目つきが悪い。右目に眼帯をしているが、単にものもらいを隠しているだけである。友達がいない。
将来の夢は「立派な騎士」と「可愛いお嫁さん」の両立。無理すぎる。
◯キーガン……バイドグルド家騎士団の重鎮。中年男性。5章では出番無し。
◯ワールコラム=バイドグルド……フィコマシーとオリネロッテの父親。ナルドットの街を治める侯爵。40代前半。アッシュグレーの髪に口髭と顎鬚を整えたハンサム中年。
5章では出番が無かった。7年前に妻を亡くしている。
※ナルドット冒険者ギルドの関係者
◯ゴンタム……熊族の中年男性。クロクマ獣人。元はベテランの冒険者で、現在は冒険者ギルドの受付業務をしている。
◯スケネービット……エルフの女性。お色気ムンムン。小麦色のストレートヘア。切れ長の目に、先の尖った耳。肌は青白い。年齢不詳(サブローの推測では90歳。女性なので、10歳分おまけで引いている)。冒険者ギルドの面接担当。
サブローは何度も「スケベーなビッチ」と言い間違える。
◯スケネーコマピ……エルフの男性。スケネービットの双子の弟。容姿は姉に似ているが、髪は鉄さび色。男であるにもかかわらず、姉同様に色気過多。サブローは何度も「スケベーなこまし」と言い間違える。年齢不詳(サブローの推測では100歳)。
マコル直筆の『福音書』を読んだ影響で、ミーア信者になってしまった。でも、本人は幸福そう。愛用の武器は、エストック。
※ケモナー関連
◯マコル……行商人一団のリーダー。40代。サブローとミーアを獣人の森よりナルドットの街へ案内してくれた。親切で頼りになる大人。但し、ケモナー。
冒険者ギルドへ提出するミーアのための推薦状を書いてくれたが、中身はミーアを神と崇める『マコルによる福音書』だった。ミーア教の教祖になりそうな勢い。
◯バンヤル……行商人一団の見習い。サブローと同世代。ケモナー。ミーアが大好き。サブローとミーアは、彼の実家《虎の穴亭》をナルドットにおける常宿にすることした。
◯チャチャコ……バンヤルの妹。10歳。ピンクの髪をツインテールにしている。宿屋の業務を一生懸命に手伝う、良い子。兄の趣味(ケモノ愛)を苦々しく思っている。けれど、ミーアに接するや、本人も「ハァハァ」言い出した。将来が心配。
◯ツァイゼモ……ナルドットの大店であるネポカゴ商会の会長。50代。頭はハゲており、でっぷりと太っている。マコルとは親しい間柄。ケモナーでは無い。
※回想のみに登場
◯レッド・ブルー・イエロー・ブラック・グリーン……特訓地獄の鬼たち。様々な分野(体力・勉学・魔法・武器・恋愛)におけるサブローの師匠。
◯女剣士……20代。シエナの武術の師匠。1級冒険者としての資格も所有。あと、フードファイター。50回連続で男性とのお付き合いに失敗している(数年前、シエナの先生をしていた頃の話。現在は不明)。
◯スナザ……20代の猫族獣人。女剣士の相棒。ミーアの叔母。1級冒険者。男性と付き合ったことが1度も無い(数年前、シエナの先生をしていた頃の話。現在は不明)。
♢
※小話
「ミーアは……その……猫族の村に住んでたとき、気になる男の子は居たの?」(居たはず無いよね~)
「居たにゃ」
「ええ! ど、どんな男性?」(……なんか、ショック)
「ヤスチヨって名前にゃ。アタシより2つ年上にゃ」(ヤスチヨ、女にょ子に声を掛けまくってたにゃ。あにょ意味不明にゃ行動が、気になったにゃ)
「ふ、ふ~ん。格好いい猫だったのかな?」
「どうかニャ? 村では『フタマタのヤス』と呼ばれてたにゃ」
「二又!?」
「そう、二股にゃん」
(『二又』って、〝シッポの先が2つに分かれていること〟だよね。二又のシッポは、神通力を得た猫又の特徴。ヤスチヨは、凄い猫なんだ。それで、ミーアも〝気になっちゃった〟のか……)
(ヤスチヨは、2人にょ女子と同時に付き合ってたにょよね。それがバレて、村の皆に『二股のヤス』と言われるようになってしまったのにゃ)
「二又ともなれば、ヤスチヨくんは『スーパー猫族獣人』とでも呼ぶべき存在だったんだろうね……」
「確かに、手を出すにょは早かったにゃ」(女にょ子に)
「手が早い! 目にもとまらぬ、猫パンチ! 空手の達人!」
「ヤスチヨには、星猫という名称もあったのにゃ」
「スター!? 村のアイドルってこと?」(モテモテのオス猫か……羨ま……ハ! いかんいかん)
「しょっちゅう、女子に殴られてたのにゃ。アッパーカットをもらって、宙を舞い、夜空のお星様になってたニャン。それで、星猫」
「宙を舞う? 星になる? 空を飛べるってこと? 飛行魔術とか……ヤスチヨくんは、ひょっとして魔法が使えたのかな? 魔法使い……魔術師だったりして……」(イエロー様の教えでは、ウェステニラの獣人は魔法に通じていなかったはず……。しかし、猫又なら、もしかして……)
「良く知らないにゃ。でも、ヤスチヨは〝魔術師〟とは言われて無かったにゃ……。〝色事師〟とか〝結婚詐欺師〟とは呼ばれてたけど……」
「は? え? ヤスチヨくんは、二又の猫なんだよね?」
「最初は、そうだったのニャ。けど、付き合う女にょ子の数が増えて、二股じゃ済まなくなったのにゃ。三股、四股……ついには八股になって、『タコ股のヤス』ってあだ名が付いたのにゃ」
「タコ股のヤス……」
「結局、8人の女にょ子にタコ殴りにされて、お顔がタコみたいになっちゃったのニャ」
「…………」
「女にょ子たちに『スミません、スミません』って泣きにゃがら土下座してまわり」
「…………」
「村にょスミに追いやられ」
「…………」
「最終的な通り名は、『スミを吐くタコ股八郎』」
「……………」
「『タコにょような軟弱者!』と、村の女にょ子たち全員から後ろ指をさされるようになってしまったのにゃ」
「タコは軟体動物ではあるね……」
「…………それで、ミーアはタコ股八郎くん……もとい、ヤスチヨくんのどこが気になったの?」
「遠くより見てたら、面白かったのにゃ。時々、タコ踊りしてたし。近付こうとは思わにゃかったけど」
「そ、そっか~」(良かった、良かった)
「サブロー、にゃんか嬉しそう」
「そ、そんなこと無いよ~。ヤスチヨくんは、今どうしているのかな?」
「反省して、1人の女にょ子と真面目に交際をしているのにゃ」
「ほほ~。相手は、どんな子?」
「タコ族の女にょ子。名前は、オクトパ子ちゃん」
「……お似合いだね」
「お似合いにゃ」
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サブローとミーアの心温まる語らいは終わった。
だが…………将来、自分がタコ股八郎と同じ運命をたどろうとは、そのときのサブローは知るよしも無かったのである(ナレーション風)。
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……嘘です。スミマセン。
次話から6章スタートです。




