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第62話 話

 ミゲロの提案により俺達はその場を移動することに。

 ただ、この金属の立方体は、もったいないが近くに埋めておくことにした。

 人の影響を受けにくく、あまり森に火花が飛び散った時に燃え移らないような場所。


 魔法でそこそこ深く縦に掘り進めて、そこに立方体を落とした。

 後は土をかぶせて踏み固めて元通りである。

 そうしていた所で誰かが悲鳴を上げて出てくるのが聞こえた。


 現れたのは冒険者たちで、どうやらミゲロと途中で遭遇して別れてしまった人たちだったらしい。

 何とか地上にやってこれたと青い顔で話していた。

 また、彼らと一緒に森の中にを歩いていくと、暇そうに立っている二重情勢減の人がいたので事情を話すと、焦ったようにギルドに伝えてくれと言われてしまった。


 他の冒険者たちが伝えて、ギルドで幾らか報奨金をもらうといった話になる。

 また、早くギルドに伝えてきてくれといった事を入場制限をしていたおじさんが言っていた。

 一刻も早くこの場に一人でいるのを止めたいらしい。


 先ほどの話を聞くと当然ではあるが。

 そう俺が思いつつ、俺達は街の付近で先ほどの冒険者たちと別れてミゲロの家に向かうことに。

 小さな一室が彼の家らしいが、俺たち全員が入ると結構狭い。


「適当な場所に座っていてくれ。今から茶を出すから」


 そう言ってミゲロは俺達に適当に座ってくれと言ってお茶の用意をしている。

 ここ周辺には本がたくさん置かれていて、ここ周辺の地図などがある。

 印がつけられているのは、何かの目印なのだろうか?


 それにしてはずいぶんと多いように見えるが……そう俺が思っているとそこでミゲロが、


「それは、今アキラの持っているその剣といったものを作り上げた異世界人の残した遺産の場所を記した地図なんだ」

「……こんなに沢山?」

「ここを拠点にしていたらしいからな。一応他の場所にも、そういった隠した遺産はあるが、最近は、俺はもっぱらここを拠点に移動している。ほい、お茶が出来た」


 そう言って俺達にミゲロがお茶を出した。

 人数分の同じ食器がないのか、全員が違うカップだ。

 そのお茶は、俺達の想像する紅茶といった物ではなく、ミントのようなすがすがしい葉っぱだった。


 それを飲みながら俺達にミゲロが、


「それで、異世界人のマサトの話だったか? とはいうものの俺もたまたま遭遇して助けてもらってどこの方に行ったのかくらいしか知らないが」


 そうミゲロが言ったのだった。

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