表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/12

〝ガールズバー〟という職業


「こんばんは、ガールズバー興味ないですか?」


行きかう人の中で、少しでも興味を持ってくれそうな男性に焦点を当てて声をかける。


8割は素通り。当たり前だ、『ガールズバー』なんて足を踏み入れる人は少ない。


「(まだ早い時間だもんなぁ、仕方ない)」


ガールズバーの本領発揮は0時を超えたあたりで終電が過ぎた頃だ。


仕方ないと思いながらも一生無視されるのは流石に少しモチベが下がる。



「ガールズバー、興味ないですか?」


声をかけたときに「ごめんなさい」や会釈をしてくれる人がいる。


それは素通りの中で「反応してくれた...!」と少し嬉しくなる。


「めげずに頑張ろう」と思わしてくれる。



「こんばんは、一緒に飲みませんか?」


「可愛いね」「え本当に20超えてる?」そう反応して返事してくれる人がいる。


大半は〝冷やかし〟や適当に出た言葉かもしれない。


お客さんとして入ってくれなくても、本当にモチベ回復になる。


「可愛い」夜職では挨拶のような言葉だ。それでも自己肯定感の低い私からすれば、


少し自己肯定感が上がり、モチベ回復になる。



夜職特有の〝歩合制〟に私は大きな価値があると思う。


夢でもいい、昼の世界より、自分の努力が報われる可能性が高い。


それだけで私は頑張れる。


母親が、「絶対に関わるな」と言った夜の世界。


夜の世界のキラキラに惑わされているだけかもしれない。


〝母親の禁止している場所〟として美化しているだけかもしれない。


それでも初めて自分で選択し、足を踏み入れた夜の世界に希望を持っている。


いや、そこにしか希望を見いだせなかったというべきか。


どちらにしろ、私はこの夜の世界で頑張りたい。


味方がいなくても......孤独には慣れている。


最後までお読みいただきありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ