表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/8

〝母親の理想の娘〟という苦しみ


人は一か月もあれば嫌でも環境に適応してしまうらしい。


私は田舎の美しい景色をシャッターで切り取りスマホに保存していた。


何か嫌なことがあったりストレスがたまれば当たり前のように、その日寝る前にリスカをしていた。


「早く帰りたい」

と思っても意味ない事を実感し、諦め、従順な子として親と接するようになっていた。


心の自己防衛なのかもしれない。


自分の意見を持たず、無気力に流れるままに日々を送ることが正解だと無意識のうちに言い聞かせているだけなのかもしれない。


いつしか昔のように、何をするのも面倒でだらだらと一日を消費する〝無気力人間〟になっていた。


「それでも、リスカを辞めれないのは、心の最深部ではまだ反抗しているのかな。」

なんて孤独な夜に考えてしまったりもしている。


完全に〝母親の勝利〟だ。


『母親の考えに従順に従い、手間を掛けさせないいい子』それが〝私〟だ。


何年もかけて母親に反抗しても無駄だと体験させ、従順な子を作り上げた。


私は〝理想の娘〟の型に収まって成長してしまった。



でも、まだバレていない、〝理想の娘〟に収まっていない部分が私にはある。


それは、私の中で自由の希望であり、完全に無気力の従順な人形になれないことで起きる葛藤の苦しみの種でもあった。


「私はどうするのが正解なんだろ...」


真っ暗な静寂が包む部屋にぽつりと呟いた言葉は、すぐに部屋に吸い込まれ静寂に戻った。


答えなんて返って来ないで...


最後までお読みいただきありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ