保健室送り⭐︎
「はい!、今日は転入生も居るし、みんなの実力を図る為にも模擬戦をしまーす!」
校庭に出たから運動系の何かをするとは予想していたが、突然模擬戦を始めると言われた秋葉…いやこの場にいた全員が困惑の表情や驚きの声を上げていたがそんな事はガン無視する様に説明を続けた。
「ルールは単純、私のタッチするだけ、開始からタッチまでの時間でランキング付けるからねー、あと魔法は全て許可、剣も大体許可するから頑張ってね〜、それじぁスタート!!」
スタートと同時に剣術科の数人が先生に剣や槍を振り翳し、数人の魔法科の生徒が水の魔法を唱えて先制攻撃を加えようとすると、その攻撃は一般防御魔法で完全に防がれ、反撃と言わんばかりに防御魔法を使って剣術科の生徒は数メートル吹き飛ばし、魔法科には防御魔法を細くした物を高速で飛ばし、魔法科の生徒の杖を折るか後方に吹き飛ばしたのだった。
「おー君たち殺意高いねー、先生だって不死身じゃないんだよー?」
「なら奇襲を防ぎ切ってカウンターを叩き込む貴方は化け物ですね…」
そんな事を言い合っている間に残った生徒が立ち上がり戦闘体制に入っていた。
「お、そんな軽口を叩けるならライト君はまだまだ体力あるねぇ?今度は先生から仕掛けよっかなあ!」
「グァ!?」
そう言い放つと同時に軽口を吐きながらふらふらと立ち上がったライトと言う青年の無防備なお腹を殴り付け、数十メートルまで吹き飛ばしたのだった。
「アルカ先生!?」
「うん?どうしたの~?まさか手加減してくれるとでも思ってたあ?残念、こっちも全力出させてもらうからねぇ?じゃあ次はなんとなく強そうな君!」
そう吐き捨てると紫髪の少女の後ろに回り込み無理矢理意識を落とした。
「さて次は…アキハ君は昨日の事で疲れてそうだし休ませてあげるよ!」
そう言われると同時に嫌な予感がして右に飛んだ瞬間、さっきまでいた場所に先生が蹴りを放っており、その威力で土が軽く抉られていた。
「!?、人を殺す気ですか!」
「あっれ〜?、結構本気で狙ったんだけどなぁ…先生凹んじゃいそう…」
そうして先生の動向を見ていると先ほど紫髪の少女の意識を奪った時の様に先生が消えた。と同時に秋葉はしゃがみ、そのまま後ろに向かって飛んだ。
「な!?」
そんな驚きの声を先生が漏らしたと同時に足にタッチした。
「っはぁっはぁ…きっつぅ……」
「あーあ、一本取られちゃったぁ…それにしても、敵の前で倒れたままの悪い子には お し お き ⭐︎」
「うぅ!?」
そう言うと同時に体に蹴りを入れられ、数十メートル飛ばされた。
「全く、いつタッチしたら攻撃をしないって言ったの?油断大敵だよ?」
そう先生から聞こえるのを最後に意識が暗闇に落ちるのだった。
「う…ん…?」
「お!やっと1人目が起きたか」
そうして目を覚ますと30~40大のオバ…お姉さんがいた。
「今変な事を考えなかったか?まあいい、しばらく安静にしておるんじゃな」
「待って下さい、授業はどうなったんですか?」
「ああ?あの後は何人かの生徒が協力してアルカ先生をタッチしたが、全員保健室送りじゃよ、タッチに成功した者は君合わせて6人だ、よかったな」
(全く良くない気がする…)
そんな事を思いながら窓から夕日で染まりかけの空を眺めているのだった。
秋葉がそうやって黄昏ていた頃、職員室では
「アルカ先生?生徒全員保健室送りとはどう言う事なんでしょうかぁ??」
「ち、チャーチル校長、まあ一旦落ち着いて…」
「落ち着けるか!アルカ先生は1ヶ月減給!!」
「そ、そんなぁ…聖女になんで仕打ちを…」
「確かに聖女様は敬うべきだ、だがこれとそれとは話が違う!罰は受けてもらう!!」
「そ、そんな~ぁ…」




